1週間前のもみじ茶会に続いて、心を静めて人様の思いに接する機会に恵まれた。
お友だちの誘いを受けて、絵手紙展へ行ってきた。幸いに姫孫が帰省していたので、小三のお姉ちゃんを連れて行き、彼女の反応を確かめながら気持ちを込めて作品の数々を鑑賞して来た。
会場狭しと展示された作品は、絵手紙を中心に書道あり、俳句、短歌、気持ちホッコリの散文など、まさしく多士済々。遠くは埼玉県や大阪市などから、近くは私の住む小さな町からの出展者、その数120人を超える「腕に覚えあり」の達者が、誇らしげであったり、うつむき加減であったり、それぞれの思いを絵や絵に沿えた言葉に託して筆を運ばせているのが、ほんわかと伝わってくる。
絵心を持ち合わせない私など、本当に羨ましい世界である。なんでこれほどまでの差が付いたのだろうと落ち込むこともある。その逆に、この絵にはこの言葉がピタッとはまっているなと感じる場合と、この絵にこれは惜しいね、もうひとひねりあったら絵も引き立つし文も光るだろうに・・・などと生意気なことを考える自分がいたりする。
まあ、そんなことこんなことを考えながら、少しいい気分になったり、大きなお世話だよね~と自分で勝手にあきれたりしている。
今日の絵手紙展のおまけがもう一つ。それは、主催する「縁の糸(えにしのいと)」のグループの指導者として名前が載せられているお方は、遥か前からお付き合いのある大先輩であったということ。日舞は藤間流の師範であり、郷土のお師匠さんとして、岩国短期大学で「岩国寿司」や郷土料理づくりの臨時講師をされている、素敵なおば様であったことも、力を入れて鑑賞する絵手紙展であった、ということかもしれないね。2週続けて得した気分の土曜日が往った。
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