昨年のクリスマスはまだ生後半年の希さん。それらしいことも何もなく済んだ。
今年は1才6カ月。本人はともかく、母親の方が、自分のおもちゃ代わりにあれこれやらせて楽しんでいる様子。
美味しそうなケーキを目の前にして、無理やりポーズをとらせてスマホでパチリ。ジジババに写メを送ろうとして、ケーキをなかなか食べさせてもらえない。
食欲旺盛な希サンタさん。フォークを固く握って「早く食べたいよ~~」「ちょっと待ってね、もう一枚・・・」こんな会話が交わされたのだろう、サンタさんの方がじれて、半べそかいて抵抗の姿勢。
やっとOKが出て、口の周りを白くしながら頬張っている写真も送ってきた。
よく考えてみると、サンタさんは子どもたちへの贈り物の大きな袋を肩に掛けているのが普通の姿。
贈り物を受け取る側がサンタさんでは、本物のサンタさんが迷ってしまいそう。ここに、若い母親の茶目っ気が出ていて笑ってしまう。
ジジババがサンタさんの役目もせずに済むのは、おそらく今年までだろう。
来年あたりは「あれがいい、これもいいね、どっちにしよう・・・」などと、老年サンタを迷わせるのだろう。
どっちにしても、初めて選ぶ女の子用の贈り物。これまでとは少し違って、念入りに選ぶのだろうか。
といってもこれまでだって、粗末に選んだことはないなー。先ずは相手の言い分をしっかり聞いた。
中学2年の兄ちゃんは「欲しいものはいっぱいある。だけど自分で選ぶからキャッシュがいい」とはっきりしている。
そこへいくと次男坊は「調べたい本があるんよ」と、ただそれだけ。1冊を手にしたら大満足。
三男坊はややこしい。一台5〇〇円のミニパトが欲しいという。「これは安くて有難い」と思うのはこちらの早計。
「ここがこうなっているヤツとね、このライトが横を向いたヤツとね・・・」6台も7台も欲しいのだそうな。
半べそかこうと、泣き顔だろうと、あまり高価なプレゼントを要求しない、ケーキを食べたがる可愛い姫サンタが有難い、かな。