先日、中々手を着けられなかった屋根の雪下ろしをした。
今年は二軒の家の雪下ろしを、二人で引き受けているのです。
二人の都合が中々折り合いがつかず、二軒目の三回目、
通算今冬六回目の雪下ろしがようやく出来たのでした。
もう、限度いっぱいに積っています。一メートル以上かなー。
午後三時から始めましたが、下ろし終えたら夕方。
シャッター速度が遅くなって、やや、不鮮明です。
下ろした雪が、二階の窓まで迫り、玄関もふさいでしまった。
今年も今までに何人もの雪下ろし作業に伴う事故での死者が出ている。
明らかに、昔よりも死亡者が増えているが、原因は何でしょう。
大事故の、一つの原因は家周りが、散水消雪や、機械除雪で雪が片づけられ、
地面が剥き出しと言うことも有ります。
昔だったら、雪の中に落ちて、笑い話で済んだのに、舗装の上に落ちたのではたまりません。
もう一つの原因は、高齢者が作業する場合が多い事だとも言われ、
6~7割の割合で60歳以上の高齢者が亡くなられているケースが多い。
十分高齢者の仲間となったスベルべも心しなければならないところです。
嫌いな言葉だけれども、識者と呼ばれる方がテレビなどでしたり顔で事故防止について語る。
いわく、高齢者だけでは作業しない、一人では雪下ろしをしない。
そんなこと、誰でも分かっていても出来ないと言う現実が有るのですよ。
もう一つ腹だたしいのは、「必ず命綱を付けて」なんて言葉です。
この写真のように、最初から命綱を付ける設備が設置されている所は簡単です。
でも、命綱と言うのは一端を身体に着け、もう一端は「親綱」に着けなければ意味が無い。
一端を「親綱」に着けることによって、身体の自由が利き屋根や高所でも自由に動けるのです。
一般家庭で、「親綱」を設置してある家や、
「親綱」を取り付ける設備をしている家、出来る余裕のある家なんて有りませんよ。
今回の雪下ろしでも、相棒は強風のため、せり出した雪庇の上に乗ってしまい、
踏み抜いて転落する寸前でした。
屋根の端は雪庇になるケースが多く、危ないのです。
さて、未明から雪が降ると言う天気予報は今のところ外れ静かな朝です。
でも、今回も山沿いでは70センチと降雪が予報されているから、
もう一度は屋根の雪を下ろさなければならないのかな。
そうすると昨年と同じ、通算八回の屋根雪下ろしになるかもしれない。
でも、昨年と違うのは今年は二人でやると言うこと。
昨年は、一人で八回の雪下ろしをしてしまいました。
冷静に考えると、今、こうして無事にブログをやっているのが不思議(笑)。