畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

神社の除雪

2012-02-01 05:42:18 | 暮らし

 私の村の役員としての仕事の中に神社の管理も含まれている。
時々行っては、参道の除雪をしています。
こんな大雪の中でも、信心深く鎮守の神様をお参りに行かれる方もいるのです。


 石の鳥居の上もご覧の通り。
隣に雪を冠った丸屋根の車庫兼倉庫が見えます。


 この時点での積雪は二メートルは遥かに超えています。
ま、三メートルには届かないでしょうけれども。


 今までに何回もスノーダンプで雪を運び出しているのだけれど、
今回は、両側から雪庇となって雪がせり出していて苦労しました。

 家の前の雪掻きも同じなんだけれど、根気よくせっせと雪を運び出すさまは、
「アリゴのだいもち」なんて昔の人の言葉で自嘲気味に苦笑いするしかありません。
苦しいとか、こんな暮らしは嫌だとか、そんな事は思わずに、淡々と雪を運び出すしかありません。


 さー、参道の除雪が終わりましたよ。
安心して、神様にお参りをして下さい。ついでで良いから「雪が降りやみますように」、
なんてお願いしてもらう訳には行かないかな(笑)。


 これは昨年の十二月に、神社の雪囲いと、参道の雪対策をしているところ。
こんな写真を見て頂いても「何のため?」と訝しがられると思い、出さなかったはず。


 雪囲いが完成した場面です。
今はこの、1.8メートルの高さのコンパネを二枚重ねて張った雪囲いがほぼ埋まってしまった。
石灯籠なんて、その存在さえも分からないほどに埋まっていますよ。

 さて、連日「大雪警報」が出され、魚沼市も全国放送で名前が聞かれます。
それでは皆が大変で、凍死?いえいえ、大丈夫です。

 先日の新聞のコラム欄にも有ったけれども「すわ、陸の孤島化」と自衛隊に出動を依頼。
だけど、到着した自衛隊を待っていたのは歓迎では無く、「何しに来たの?」って怪訝な顔。
雪の中で暮らす人々は、それなりの覚悟で他人など頼りにせずに生きているのです。

 私の場合、四時過ぎから家の前の除雪をし、五時半に駅の除雪に出勤。
昨日は小型除雪機で二回ホームの雪を飛ばし、残った線路側の雪は、
「スノーラッセル」と言う、柄のついた道具で綺麗に片づけます。

 ホームの除雪中は、大切な仕事中ですから写真は撮れません。
でも、凄いですよー、山裾に位置する駅ですから我が家からわずか100メートルとは言え、
雪の量が全然違うように感じます。

 そのうちに仕事を終えた時にシャッターを切ることにしますよ。
でも、最近は「除雪のために列車の運行を見合わせます」なんて平気でやっているけれど、
いや、雪が小降りになったらまた雪の壁の中を電車は走り始めます。

 東京圏からも日帰りで簡単に、魚沼の豪雪「未知の世界」をご覧いただけます。
いや、最悪の場合こちらで足止めって事も有るかも知れないけれど、
なーに、そんな場合は我が家を宿にして、酒飲み亭主と雪見酒でもやって、
線路の開通待ちをしていたら良いのですから(笑)。 
コメント (18)
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