春の彼岸の入りの日にマックスとお墓に仏様を迎えに行きました。
お墓は向こうの杉林を越えたところに有ります。
昔は、三か所に分かれていた墓場も、圃場整備や、山崩れを避けて移転しここ一か所になっています。
お墓を訪ねるには、線路を越えなくてはならない。
地下道になっている所を潜ったけれど、ほら、高さ制限の標識でも積雪が分かるでしょう。
2メートルを完全に越える積雪ですね。
結構高さのある墓石が並んでいるのだけれど、一つも姿が見えません。
さて、お墓の見えないときに、どうしてお参りをしたらよいのか。
五感を働かせ、ここぞと思って見当を付けたところに、こんな風に雪のお堂を作ります。
皆がこんな風に雪を掘りまくってお堂を作っていますよ。
五感の少々鈍い人は、見当外れの他人のお墓の上にお堂を作っているかも知れません(笑)。
ま、他人の事は笑えた義理でも有りません。
スベルべのお堂は、場所は確かで間違いないと思うけれど、なんだかお粗末。
しかもね、ご先祖様には内緒だけれどもね、線香蝋燭を持たずに行ってしまったのでした。
いや、親不孝、先祖不幸って事では無いですよ。
一度、お堂を作ってから再び支度を整えてお参りに来ようと思った訳。
丁寧にお参りをする人を見て、帰宅してスベルべママに言うと、
「アレッ、トーちゃん持っていかなかったの」なんて、驚いたような言葉。
ま、そうまで言われて二度も行く必要無いかと、心の中で仏様には謝っておきました。
余計な話になりましたが、雪国の春のお彼岸の風景をお見せしました。