畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

突然、山に登ることになった(その1)

2012-03-28 04:41:00 | 登山

 昨日の朝、妻が友人でも有る先輩の奥さんを訪ねようと電話を入れた。
電話を終えた妻が「出掛けるから、夕方にしてって言われた」と言う。
さらに「弥彦に登るんだけれど、良かったら一緒に行かないかだって」

 「うーん、ヨシッ、連れて行ってもらおう」逡巡したのもつかの間、
私たち夫婦も、降って湧いたような嬉しい話に乗ることに決定したのでした。

 それから、私は登山道具を整え、妻はお握りなどの食料を準備。
なんと、電話でお誘いを頂いてから20分ほどで準備は完了。
「備えあれば憂い無し」ってこんなことだったのでしょうか(笑)。

 高速を使って一時間ほど走り、海岸沿いの登山口に到着。
雪深い魚沼から来ると、雪が見えないだけで気分も、足取りも軽やかになります。


 目指す「弥彦山」は東側は越後平野、西側を日本海に挟まれた低山です。
634メートルの山頂付近は先日降った新雪らしきものに覆われ白く見える。


 足元をご覧ください。全員が履き古した「ゴム長」です。
私たちは自動車に軽登山靴、スノーシューと色々な道具を載せたけれども、
残雪期の足元はこれが一番と決定したのでした。


 交通止めのロープが張ってある手前の駐車場に車を止め、
10分ほど、砂利道の林道を登ると、日本海が眼下に広がり始める。
手前の海の色は信濃川の人工的支流「大河津分水」から流れ入る雪解け水の色です。


 先を歩いていた先輩の奥さんが突然右手の斜面に取り付き、ブッシュの中の道を登る。
先輩が「お前、良く覚えていたな」なんて冷やかして居られました。


 雪の残っていないところには「オウレン」などの可憐な花も見えましたが、
花々は次にまとめて紹介することにしましょう。

 高度を得るに従って、尾根の残雪も深くなってきます。
「このコースは我々が今年最初の登山者のようだなー」と先輩が呟く。

 ブッシュに行く手を遮られ、足元の残雪に足を取られ、
尾根道を登り始めるとすぐに、息遣いは荒く、汗も流れ始めます。

             (続く)
コメント (10)
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