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一昨日は、遠路はるばるブログで知り合った友人夫妻が駆けつけて下さいました。
酒好きのスベルべを知り(宣伝ってするものですね!)銘酒を土産にご持参。
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お、名代の銘酒とと思いきや、不思議なことに蓋に穴が。
銘酒は銘酒でもまだ発酵を続けている、私が勝手に名付けた「熊谷正宗」ですよ(笑)。
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長駆400キロ余りの道のりの末、午後三時過ぎに我が家に到着。
そして、挨拶もそこそこに、取り出して下さるお土産の数々。
「魚沼コシヒカリの本場にお米は、どうかと思いねもち米を持ってきました」とのお心遣い。
もち米は見ただけで分かる素晴らしさで、本当に真っ白で美味しそう。
ラベルを見て頂くとお分かりいただけますが、農薬使用を控えた丁寧な栽培なのです。
昨日はスベルべママが早速「桜赤飯」に仕上げ、我が家を訪ねて下さった、
「滝沢種苗」のオジーちゃん、オバーちゃんと頂きましたよ。うーん、素晴らしい味ー。
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農業ブログと言われる「霜後桃源記」にも時々紹介して居られ、
一度食べてみたくて仕方の無かった、有機野菜のくずなどで飼育されている鶏の卵です。
「わっ、早速卵焼き!」と私が言えばスベルべママは「生卵で!」と言う。
もう、生卵を食べたさに昨日の朝は、「桜赤飯」の前に新米のご飯まで炊きましたよ。
「美味い!」「美味しい!昔の卵の香り!」そう、私たち夫婦の家も昔は鶏を飼っていたのでした。
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これはなんだか分かりますか?
一関の名物「へそ大根」ですよ。あちらの気候風土をしのばせる逸品です。
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これも、もちろん無農薬で栽培された大根から作られています。
スベルべママは、奥様から食べ方を教えて頂いていたようですから、
間もなく、我が家の食卓に登場させてくれることでしょう。
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これも驚かされた自家栽培、自家製粉の「小麦粉」です。
もう、ここまで来たら驚き、未知の世界で、スベルべ夫妻は文字通り目を白黒(笑)。
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大豆の生産もここまで来たら農水省、経産省の表彰物。
いま世間で言われている、六次産業を、ご夫妻で見事に具現されていますよ。
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さて、二時間ほどの談笑のうちに「さて、大変おじゃまをしました」とお別れの言葉。
旧知の友人のごとくの出会いは時の経過を忘れさせる中身の濃い、充実した時間でした。
表にお送りし、記念撮影。「お客様がお見えになるので、昨日は頭を綺麗にしましたよ」
そんなスベルべの言葉に破顔一笑の御夫妻。もうスケールの違いからスベルべの顔が霞んでいます(笑)。
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遠路はるばると本当にありがとうございました。
最初に交わした握手の、ご主人の掌の逞しさ、優しい奥様の手の柔らかさが、今も私の手に甦ります。
農薬の使用制限、有機栽培にこだわり、多品目を栽培をする同志として扱って頂きましたが、
その経営規模は我が家の十倍近い、圧倒的な耕地面積の違いです。
いうなれば、プロとアマの違い、私の畑など遊びのようなものでしたね。
何時の日にか、ご夫妻の住んでおられる「一関」を訪ねましょう。
我が家の昨年の水害被害を慮って下さいましたが、あちらも昨年はあの東北大震災を経験されています。
大好きな東北を、慰問、弔問がてら訪れたいという気持ちが強くなる私でも有ります。
初対面での、しかも旧知の間柄のような会話の末の興奮の余韻で中々寝付かれず、
寝る前にご到着の無事を祈ってメールを差し上げ、ようやく眠りに着きました。
昨日の朝、メールを開くと、なんと、日が変わった時刻にようやく無事ご帰宅の由。
日帰りで往復約900キロの行程だったと申されますから驚きですね。
この距離を日帰りで平気でこなされるなんて、もうそれだけで並はずれた、
バイタリティーの持ち主だとお分かり頂けることでしょう。
この16日には「イチカラ畑」の若者たちが、畑の勉強会を名目に来宅します。
きっと「霜後桃源記」さんご夫妻の生き方は彼らの生き方のヒントにもなると思います。
うふふ、「へそ大根」でも食べさせて、驚かせてみようかな(大笑)。
ご夫妻の日常は農業ブログ「霜後桃源記」でご覧いただけます。
あ、ネットで販売もされていますから、興味をお持ちになられたらご注文下さい。
でも、スベルべのブログを見た全ての方が一斉に注文されたら品薄になるかも(大笑)。