春分の日は朝から日差しが降り注ぐ穏やかな日。
仕事場の窓から見ると、マックスは目覚めて散歩を待つ態勢。
「カーちゃんまだかなー、オーイ、ワンワン」
「みそ汁でも作っているのかなー?」
「オーイ、カーちゃん、まだかー、ワン」
マックスの声は懇願の声から、怒ってどなり声に。
「オーイってば、オーイ、ワンワン」
スベルべトーちゃんが近付いてもまだ気付かずに玄関を見上げる。
「マックス!カーちゃんもお彼岸で忙しいのよ!」
なんて叱られながらも嬉しい散歩に。
タップリ30分以上も散歩してご帰還。
朝ご飯を美味しく頂き、仕上げに牛乳の水割りを頂いて朝寝っと。
13歳のマックスはそれなりの知恵の積み重ねで状況を判断する。
トーちゃんが家の前の雪掻きをしていても、「こりゃ、仕事を終えるまで駄目だな」
なんて判断すると、雪を押すトーちゃんを脇目に玄関に向かって吠える。
「おーい、カーちゃん、散歩はまだかー」なんて、出てくるまで吠える。
こうして、のんびりと日を過ごすマックスにも暖かな春、忙しい春が近づいています。