昨日の朝は、とうとう最低気温が10度を下回りました。
山の畑で急ぎの仕事も無く、マックスと魚野川の堤防方面に歩きます。
先ずは、刈り取りが終わり寂しくなった田圃の中の道を歩いて堤防に向かう。
六時を少し過ぎると、お日様が山の端から顔をのぞかせ始めます。
堤防に到着すると、お日様は完全に顔を出しました。
家々にも、越後三山にも朝日が当たります。
長く尾を引く、マックスとスベルべの影です。
耳が遠くなってしまい、急速に老化が進んだように思え、食欲も以前に比べ落ちたマックス。
でも、寒いほどの朝が続くようになると、食欲も出て来て、リードを引く力も全盛期のような力強さ。
お日様は完全に登り切り、当たりを明るい光で包む。
ここから見る風景は昨年の水害で一変しました。
右手は広い河原で、胡桃の大木が林をなしていて、秋には胡桃の実を拾う人が沢山いたものです。
川の中には、2~300メートル上流から流されたコンクリートブロックが点々と。
先に道路のように見えるところが、改良、嵩上げを待つ古い堤防です。
この古い堤防が出来たのはスベルべの小学生時代でした。
こんな低い堤防でも、左手の沼のような原野は仕切られ、埋め立てられ、
行き場を失った小魚、鮒などを拾いに遊びに行った記憶が夢のように甦ります。
先週も地権者と、国交省と思われる人々の立会風景が見られました。
早ければ、今冬にも堤防の嵩上げと延伸の改良工事が始まるようです。
新しい堤防は、向こうの山裾に見える、国道17号線にぶつかるまで延伸。
そして、山裾で合流する大沢川と魚野川の合流地点には大きな水門が設置されると聞いています。
来年の今ころは、風景が一変しているかも知れませんね。