土曜日曜の農天市場の営業明けで身体は疲労が蓄積。
さつま芋の入った思いコンテナを軽トラに積んだり下ろしたりの連続で筋肉痛もある。
でも、どうしても山芋掘りに行きたい気持ちも抑えられない。
時折り雨が降り、畑仕事には向かない天候を良い事に、山に入ることにした。
ほら、笹の藪の中に山芋の蔓が見えるでしょう。
三十年以上も山で遊んでいて、それなりの知恵の蓄積もある。
山芋に種類が有り、味にも断然とした違いが有るのですよ。
美味しい山芋は、葉の形と蔓の色などで分かります。
上は「河童の頭」とも言う、地表から養分を吸うための根が広がる。
山芋は地表からのわずかな養分と、太陽の光を浴びてその力で大きく育つ。
唐鍬で木や笹の細い根を断ち切り、特製の小型スコップで掘り進める。
山芋掘りに威力を発揮する小型スコップは十年以上も前に、雑誌「ビーパル」に掲載された、
「全国山芋掘り道具自慢」で見つけ、通販で購入したものです。
山芋掘りに慣れているスベルべは十数分で掘り上げてしまう。
山芋の先端は残念ながら折ってしまったけれども、それでも60センチ以上は有りますよ。
三本掘ったところで、マックスの吠える声も聞こえ、気になるので終了。
杉林の中を、散在する胡桃の木の下で胡桃を拾いながら下山。
途中でこんなキノコを発見。「狐の茶袋」だったかな。
湿度が下がった時に触ると天辺から、茶色の胞子が煙のように出ますよ。
こんな卵のような、いや、饅頭のようなキノコも有ります。
成長すると、その饅頭は割れて中からキノコが顔を出す。
株状に別れた胡桃の木の一本が枯れ、「ナラ茸」も見えたが少し採り時期を過ぎている。
これで、タイミングが良かったら、「山芋」「胡桃」「ナラ茸」を採って帰れましたね。
それでも、拾った胡桃は大きな肥料用のビニール袋に七分目。
重くて手では持ちこたえられなくて、肩に担ぎさながら大黒様のような姿で帰りました。
休むも無く、朝のうちに洗っていたさつま芋「玉乙女」と「安納芋」を袋詰めし、
Aコープと、百菜花んに出荷し、薄暗くなってマックスと山の畑を回って帰宅。
さて、「安納芋」は強気の高価格を設定・表示してきたけれども、売れ行きは如何に。