秋になると、畑の忙しさと反比例して日が短くなってしまう。
五時の「夕焼け小焼け」のチャイムを聞く頃は夕日はつるべ落としに山の彼方へと沈んでしまう。
収穫物を忘れ物が無いかと、夕闇の中で目を凝らし帰るころには軽トラのライトを点灯。
遊び疲れたマックスは、いつの間にか軽トラに自分で乗りこみ帰宅準備OK。
マックスに「タヌキが出ないかな?ウサギが出ないかな?」なんて話しかけながら家路を急ぐ。
五時半に家に着き、スベルべママはキッチンに直行。
収穫物を下ろして整理したスベルべの一番の仕事はマックスの夕ご飯。
次いで、作業着を着替え、手を洗ってキッチンに入り、夕食準備の手伝い。
一時間弱の共同作業でテーブルの上に夕食が並びます。
これは価格を200円に設定した「サラダセット」の売れ残り。
新鮮無農薬野菜が10種類も入っているんですよ。
でも、Aコープに5セット出したけれども二つ売れのこっちゃいました。
何も説明書きを着けないので分からないのでしょうね。次から着けるように説明文を昼休みに作りました。
でも、昨日はさつま芋を出品に行くと、パート仲間だった女性に会い、「美味しかったー!」と言って頂きましたよ。
さて、ディナーの主品はこれです。なんと、「猪肉」の煮込みですよ。
午後に山へ向かう際に冷凍室から取り出し、キッチンに入ったスベルべが圧力鍋も併用し、
三十分ほどで仕上げた一品です。ほぼ即席ながら手前みその美味しさは十分。
山の畑からの帰り際に「大根が食べたくなった」とスベルべママが採ってきた大根。
その大根を鰹節の出汁で煮ただけのシンプルな煮もの。なお、器はスベルべママママ手製の焼き物です。
秋鮭の煮つけは、大根の煮ものと並行したスベルべママの作品。
猪肉と秋鮭と、オカズの主品が二品になっちゃったかな。
鮭の向こうは、前日の残りのグラタンにチーズを加えて乗せ、電子オーブンで焼いたもの。
さて、これだけの夕食を二人で一時間弱で仕上げさー、夕食のオープン。
ほら、先日「熊取のおっちゃん」さんに頂いた河内ワインをつい開けちゃいましたよ。
スベルべママがグラスに一杯ちょっとで、後はスベルべが全部頂いてしまいました。
夫婦二人でワイン一本が、適量。と、言いたいところだけれども少し疲れた身体には過ぎるのかな(笑)。
お酒が終わると「魚沼コシヒカリ」の新米ご飯。のはずだったけれども、なんと「おかゆ」。
昼食後に「トーちゃん、米研いでね」なんて言われたのに、炊飯器の釜に米を入れただけで出かけてしまった。
それで、「猪の煮込み」は圧力鍋で「おかゆ」を作った後での料理となった次第。
でも、十分なオカズと十分な晩酌を頂いたお腹には「おかゆ」も暖かくて優しくて良いというもの。
かくして、力一杯働いて、力一杯食事を準備して、力一杯晩酌を頂いて一日は終わりました。