「熊取のおっちゃん」さんに、夕食を食べて頂くための御馳走に「里芋」を掘りに下の畑に立ち寄った。
軽トラックを停めたとたんに、キウイの棚の下に伏せた、胡桃の木に出ている「平茸」を見つけた。
遠目にも分かる、巨大な傘に育っています。
覚えていらっしゃる方も居ないかも知れないけれど、春先に胡桃の大木をチェンソーで挽いて運搬。
そして、ドリルで穴を開け、せっせと「平茸」と「ナメコ」の菌種を打ち込み、キウイの棚の下に運搬したものです。
残念ながら、食べられるけれども少々大きくしすぎましたね。
スベルべの掌よりも一回り、いや、二回りも大きい。うーん、二、三日遅かったかな。
ユリの球根用のコンテナと、プラスチックの苗箱がそれぞれ山盛りに。
畑の近所の方お二人に、早速おすそわけ。
そして、「熊取おっちゃん」さんには、夕食にバター焼きで食べて頂きました。
その後、今度こそ見逃してはならじと、雨の後に見に行きました。
今度はこんな小さな平茸が出ています。もう二、三日後が採り頃かなー。
この、平茸の幼菌って、どこか見覚えが有りませんか。
そう、スーパーなどでは「シメジ」と名前を着けて売られていますよ。
栽培ものは、当然ながら全ては天然もののキノコを栽培したものです。
「エノキたけ」の天然ものなど、売られている軟白化されたものとは大違いの茶色のキノコですよ。
数年前には、他人に先駆けて裏山で「平茸」を発見。
その後も二、三年はその「平茸」は私の独占状態。いやー、良い目をさせてもらいましたね。
ここのところは、皆さんも覚えたり、楢枯れ病で枯れた楢の木も古くなり過ぎ、大漁豊漁は夢の彼方。
私が死んで何十年も経ったら、また同じような現象が起きるのでしょうね。
私自身、あの初雪後の雪を掻きわけ、ミゾレに打たれながら探し歩いた体力も情熱も失せたようです。