土、日曜日の農天市場は終えたけれども休んでいる訳にも行かない。
天候の崩れる前に、さつま芋を掘り終えてしまわなければならないのです。
崖際に近い畝にあるもっとも晩生の「寿」が六畝も残っていたのです。
朝早く畑に行き、気温の上がるまではお客さんに頼まれた「野沢菜」を収穫。
陽が射してきたのを期に、「寿」の蔓を切り、マルチシートをはがす。
この崖際のさつま芋は干ばつに苦しみましたね。
何回も繰り返して潅水もしたけれども、蔓は根元から1メートルほどにしか育っていない。
でも、そんな短い蔓でも、必死に種の保存本能で頑張った芋たち。
水分を求めて伸びた、このひげ根が暑い夏の痕跡となって残っています。
昨日は天候に畑恵まれたけれど、間にパート先指定のインフルエンザの予防接種有り、
ケーブルテレビの収録有りと中断することも多かった。
時刻も四時過ぎになると、畑に吹く風も冷たく感じられて焦りを覚えます。
寒い風に当てたとて、一気に傷む訳でもないけれど、本来さつま芋に寒さは厳禁。
温度が12~3度を下回ると、傷んで腐敗が始まってしまうのです。
「寿」のほかにもう一畝「ムラサキマサリ」もあり、軽トラに積み込んだコンテナは7箱。
一箱は20キロほどあるから、他に小さな苗箱に集めたクズも含めると160から170キロくらいかな。
これはインフルエンザの予防接種に向かう際に写した一枚だけれど、三山は雪化粧。
越後三山に何回か雪が降り、この標高998mの「権現堂山」が白くなると次は里に降ります。
ようやく、降雪前にさつま芋掘りを終えることが出来ました。
掘り終えた満足感と、疲れ切った身体で軽トラにライトを点けて山を下りました。
でも、家に帰っても収納の大仕事が待っている。
高床式住宅の地下部分に積み上げ、古毛布やシートで覆ってようやく終了。
今年の我が家のさつま芋は、干ばつの影響も有ったけれども、枯れることも無かった。
米作り並みの表現をしたら作況指数は105くらいかな。平年以上の終了だったようです。
四月に雪を割っての苗作りから始めたさつま芋作りもハッピーエンドとなりました。
2,600本ほど植えたさつま芋は合計では二トンを越える収量だったかと思われます。