畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

『少年の日』

2012-11-13 05:49:17 | マックス

 最近のマックスを見ていて何時も思い出す歌は「柳ジョージ」の『少年の日』。
「海鳥の群れが はばたいた時 夕暮れが陰りを増す~♪」


 「今 胸の中 すり抜ける ブルースよ今 どこで お前一人暮らしてる~♪」


 「あたたかい暖炉で少年のあのころの 過ぎた日の思い出に ひたっているのか~♪」


 初雪に遊ぶマックス。


 山の畑に続く急斜面を下り、大きな石を咥えてきて得意顔のマックス。


 夏の暑い日にも畑にお供するマックス。


 雨上がりの薄日に当たるマックス。


 さつま芋でも、ジャガイモでも食べたいものは自分で掘って食べていたマックス。

 なんだか全てが過去の思い出になりつつあるような最近のマックスです。
何時までも若いと思っていたと言うのに、十三歳の誕生日を迎えた今年から衰えが目立ち始めてしまった。

 特に聴力の減退が、大きくマックスの暮らしに影響しているように思える。
音が聞こえない、スベルべの言葉が聞こえない。
動き、そして話す声が聞こえない事は不安な様子で、スベルべの姿が見えないと不安そうに視線で探す。

 こらえ性が無くなり、寂しいからと、お腹が空いたからと、すぐに吠えて呼ぶ。
スベルべママの友人の愛犬「テツサブロー」も晩年は認知症で飼い主を悩ませたと言う。
同じような症状がマックスにも、感じられなくも無いこの頃。

 リードを引く力は強いけれど、身体のバネも無くなり、関節に柔軟性も欠けて来ている。
何時か来る日とは思い、覚悟はしていたとは言え、やはり老いの姿を見るのは辛い。

 そして、スベルべ自分自身の近い将来を見るような切ない気持にもなってしまう。
そう言うスベルべも、バネが無くなり、柔軟性も、持久力も衰えて来ているのです。

 先程も、まだ表は暗いのに吠えて散歩を催促するので、駅前まで歩いて来た。
そして、こうしてパソコンの前に居ると再び散歩を催促する鳴き声。
どれどれ、夜も明けてきたから一緒に歩いてきましょうか。
マックスとの残された日々を、精一杯可愛がって一緒に暮らしてあげることにします。
コメント (4)
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