マックス御用達の柿も完全に色づき、畑の秋野菜も完全に育っています。
農天市場の営業日の昨日は早く朝食を摂り、夜明けを待って山の畑へと急ぐ。
お客さんの入りの予想と、購入される人気野菜を考えながら収穫。
どんな商売も同じだけれども、材料は余っても、足りなくても困りますから。
畑の彼方に見える越後三山は一週間ほど前から雪化粧。
手前のマルチを掛けた平畝は「ミニチンゲン菜」「コスレタス」「半結球レタスマノア」などで、一部は終り。
左の奥に、赤いヤッケを着たスベルべママの姿も見えます。
スベルべママは最後に残った晩生のさつま芋「寿」の芋の手を採っているようです。
いくら晩生とは言え「寿」ももう掘り上げなくては、雪に閉じ込められる可能性もある。
二日間の農天市場の営業明けだけれども、休んでいる訳には行かないようです。
山の畑から帰ると、近所のオジサンが、身なりを整えて待機中。
山ほどの野菜を軽トラから下ろし、早速オジサンが冷たい水で洗って下さいます。
その間にスベルべは農天市場に急ぎ、中のトラクターを引き出し、テーブルを並べる。
さつま芋、ジャガイモのコンテナや、洗ったばかりの野菜を運び入れて並べ始めます。
焼き芋の釜に火を入れ、幟を立てて、さー農天市場のオープンです。
昨日は一昨日の雨模様とは打って変わった上々の秋日和。
オープン前にはすでにお客さんの自動車が駐車場に入ってきます。
なんと、お客様の第一号はスベルべママの同級生。
そして、昼食前にはもう一人のスベルべママの同級生が嬉しい昼食の差し入れ持参で来店。
ご自分も長岡で花屋さんをされているとのことで、商売人の昼食の難しさを考えられてのことです。
でも、そんな有難い昼食も食べたのは二時過ぎのこと。
少しお客さんが途切れた、タイミングを見計らって食べ始めたのだけれども、
食事が終わらないうちにもうお客さんの車が入ってきます。
農天市場は雪が降ったら閉店します。今年も、もう何回も出来ない事でしょうね。
綺麗だった畑のコスモスも枯れて倒れ、何時も見えたガソリンスタンドも今は見えません。
夕方になり暗くなると目立たない農天市場に昨日は作ったばかりの庇に照明を取り付けました。
お客さんの入りにはあまり影響は無かったけれど、暗くなってからの店じまいには役立ちましたね(笑)。
昨日も一昨日も、朝から晩まで、食事もゆっくり摂れないほど、精一杯働きました。
昨日のようなうららかな陽の下で、のんびりと山芋でも掘りたいと思うけれども、
それもかなわぬ夢で終わりそうな今年の秋、十一月です。