ここは、イチカラ畑の製粉工場の事務室兼休憩室。
この部屋をメインに使ってスタッフの皆様に搗き立ての餅を食べて頂くことになる予定。
「黄粉餅」大根おろしの「おろし餅」の二種類を山ほど準備しました。
「イチカラ畑」のキッチンカーも準備OK。
温かい蕎麦を何時でも出せる準備が整っています。
しばらくすると、スタッフたちがポツリ、またポツリと食事に帰ってきます。
一様に、美味しい、美味しいと口にして下さいます。
この「おろし餅」の大根おろしの味を絶賛して下さった方も。
一度雪に会わせてから収穫した、「雪の下大根」の味を知って下さるなんて嬉しかったですね。
スベルべママのサービスでこんな漬物も。
大根、身欠きにしん、糸ウリ、ニンジンを麹味で漬けたものです。
食事に帰って来るスタッフが途切れたので、撮影現場まで行ってみる事にします。
撮影現場は、なんとイチカラ畑の工場から数百メートルも離れていない場所。
煌々とライトに照らされた向こうには、雪に半分埋もれた形の乗用車が見える。
聞くところによると、雪の中で遭難した車の中から救出する場面だとか、なんとか。
初めてみる撮影現場の様子は驚きの状況。
撮影する自動車と、カメラの位置はかなり離れていて、監督さんは現場も見えないようなところで、
モニターか何かを見ながらの指示なんですから。
さて、肝心の主演者ですが最後まで食事に現れることは有りませんでした。
長引く撮影に疲れて、真っ直ぐ宿に向かったと言うようなお話。
ワンカット撮るのに、降雪の量とか、色々なタイミング、状況を見定めるから時間がかかるらしい。
さて、翌日はスベルべ夫婦、果たして役所広司さんに出会えるのでしょうか。
(続く)