さてさて、家まで迎えに来てくれたイチカラ畑のメンバーの運転する車で会場に到着。
会場はメンバーの一人である、元、今もかな、元気な大工さんの事務所兼作業場。
臨時に設えた宴会場も、こりゃまた一つの風情ってもの。
酒に焼酎にビールとなんでも有りの準備万端の・・・・・、ま一つの酒場かな(笑)。
微妙なバランスにみんなが大笑いしたけれども、そのバランスの頂点は天麩羅。
スベルべ家の掻き揚げと、舞茸の天麩羅も山の如し。
さー、メンバーが揃ったぞ。
先ずはリーダーの挨拶で乾杯。それぞれが遠い位置まで手を伸ばしてカップをぶつける。
弾ける笑顔と大きな笑い声です。
しばらく談笑と酒の時間が進んだ。
「そろそろ良いかな」の声に姿を消したメンバーが棟梁の母屋から茹で立ての蕎麦を運んできます。
この右の、田舎蕎麦とでも言おうか、引きぐるみの蕎麦が香り高く秀逸。
いや、二番粉を使った左の蕎麦も負けずに香り高く、凛とした味です。
おしゃべりのスベルべもこの時ばかりは無口な男に変身。
「うーん」と呟きながらひたすらそばを食べるのみ。
次々と、打ち手の違う蕎麦が登場。ほら、右側の太い蕎麦はイチカラ畑の事務担当女性の作品ですよ。
「うーん、やはり食べ物って作る人の性格、個性が現れるね」なんて生意気なスベルべの発言
件の女性には「ねーねー、私の蕎麦は?」なんて聞かれる。
「うーん、論評は差し控えさせていただきます」なんてスベルべの発言にみんなが大笑い。
「スベルべさんも打ちますか?」なんて進言されたけれど「うーん、遠慮しておこう」と返すスベルべ。
だって、「わー、この蕎麦ってスベルべさんの性格どおり!」なんて言われたら怖いじゃないですか(大笑)。
楽しい宴はえんえんと続き、酔いに酔ったけれど僅かに残った理性で判断。
「カーちゃん、そろそろお暇しようか」と耳元で囁き、タクシーを呼んで盛大に見送られ帰宅の途に就いたのでした。