畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

「ひょう」を食べてみる

2018-08-01 04:24:55 | 

 もう20日以上も雨が無く、その上連日35度を超える猛暑の日が続きます。

例年よりも少し遅く、7月に入ってから蒔いたニンジンの畝はご覧の通りの草藪状態。

 

 ニンジンの種子はペレット状と言って、小さな種子を石灰で丸薬の様に丸めたものも。

そのペレットは、特に水を切らすと再度石灰が固まってしまい、発芽しないというのでせっせと連日散水。

 

 すると、ニンジンの種子もともかくとして、土中で眠っていた雑草の種子が目を覚ました。

なかでも、このスベリヒユが大繁茂。スベリヒユは方言で「スベルべ」。ハンドルネームの由縁なのですよ。

 

 先日、ここの畑にジャガイモ掘りに来られた若い女性に山形の出身者が居られた。

このスベリヒユを見て「あ、ひょうだ、山形ではこれを食べるんですよ」と言われる。

 なるほど、連日の熱さにも耐えて雑草の逞しさを見せ、何だか美味しそうに見えるではありませんか。

ネットで調べると、ご当地では茹でて乾燥し、正月料理に縁起物として食べるのだとか。

乾燥して食べられるのだから、生でもきっと食べられるはずと考えて、葉先を摘んでみましたよ。

 

 毎日、スベルべママと娘が、熱さの中で栄養価を考え美味しい料理を作ってくれる。

そんな忙しいキッチンに潜り込んだスベルべが、小鍋で茹で上げた、食べる「スベルべ」です。

 ほら、美味しそうに見えるでは無いですか。いや、実際にこのお浸しは美味しかったですよ。

先日のケーブルテレビ「魚沼農業日記」収録の際は「スベルべ菜」としてスーパーに出荷しよう。

なんて冗談を言いました。なんだか本当に出荷したい気分だけれど、農天市場ならばともかく、スーパーじゃねー。

コメント (15)
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