畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

連載165「打ち豆」(その2終わり)

2018-08-15 04:18:22 | 食べ物

    打ち豆(その2終わり)

 さて翌日はいよいよ打ち豆作りに取りかかる事になる。

昔は石臼の上で祖母が木槌を使って叩き潰していた事を思い出す。

我が家の場合は、姉の嫁ぎ先で家業の下駄の緒のすげ替えに使っていたと言う、

一尺二寸角程の欅製の立方体の木を台にしている。


 叩く木槌も我が家に伝来の材質は分からないが、黒光りするかなり古いものだ。

年代物のその木の台の上に、一粒ずつでは効率的で無いので、

20粒も並べて片端から順番に叩く。


 講談師が扇子で机をたたくが如く、パパーンのパーンとばかりに叩き続ける。

いわゆる根気仕事ではあるが、小一時間も叩いたら、かなりの量が叩け、

沢山の打ち豆が出来上がる。


 打ち豆を使った美味しい料理の代表には「煮菜」を先ず上げよう。

野沢菜の漬菜を塩出しし、打ち豆を入れて煮た「煮菜(にーな)」は冬の田舎の定番料理だ。

我が家の場合は、大根とジャガイモを拍子木に切った物にこの打ち豆を入れて煮ものにする。

どうも、打ち豆は冬の料理に似合うような気がする。

                 (終わり)

 (続くとしたのに、色々あってその2が遅れてしまいました。

  今日15日から明日16日まで村の夏祭り。その祭りの7年に一度の当番で、

  これから明るくなったら、山に飾り用の萩を採りに行きます。若い人は萩も、

  ススキも知らないので。明日、明後日はブログのアップも出来ないかも。)

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『ナチュレ片山』に行ってみたい

2018-08-15 04:00:21 | 暮らし

 地方紙に「にいがた企業ヒストリー」として連載されている記事があります。

日曜日ごとの連載だけれど、今回は4回にわたって「片山商事」の紹介でした。

 

  「セルフ片山」という名前の各期的な酒類の販売方式のみせを経営していた。

 ところが、今度は『ナチュレ片山』という名前の大型店舗を展開するという。

 消費者の健康志向に対応する、食品を扱うばかりでなく、生活雑貨、アウトドア用品まで扱う。

それらのコンセプトをまとめたのが、新店舗でなんと世界最大級の二階建てログハウスです。

 

  昨年の11月から一部で営業していましたが、この7月にグランドオープンでした。

二階には野菜を中心とした健康志向のメニューのレストランも併設されています。

 そして、そのレストランの監修者がなんと「スズキチ」の鈴木将シェフなのです。

先日来宅した鈴木シェフにうかがったところ、レストランは凄い繁盛店の態だと聞きました。

 

  実は、この片山社長は一昨年、我が家の山の畑に来てくださり見学されていきました。

中々の経営者魂と見受けましたが、この新聞記事の内容を読んで、ますますその感を強くしました。

 鈴木シェフに「我が家の野菜はどうか聞いてみて」と依頼したところ社長も驚かれたとか。

「えっ、うちにも出してもらえるのですか」とのお言葉だったそうで驚きの反応です。

 

 一昨年来宅された際には、この[企画書]を頂いていました。

だから、コンセプト、店の内容、外見もこの時から知ってはいたのでした。

 今は時間的な余裕がなくて訪れていませんが、近いうちに訪ねてみたいと思っています。

そして、お盆明けには先ずはジャガイモからお届けしようかと考えているところです。

コメント (2)
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