畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

連載164「味噌煮」(その1)

2018-08-03 04:10:06 | 食べ物

            味噌煮(その1)

  何時頃から味噌を家庭で作る習慣が絶えたのだったか。

昭和30年代の半ばまでは我が家でも味噌を作り続けていたような記憶が有る。


 味噌を煮るのは、春、雪が消えそれでも屋根から下ろした雪が日陰には残っているような季節だったようだ。

村には共用品の味噌煮セットが有り、共同作業所の土間の奥まった納戸に仕舞われていた。

50軒余りの家々がどんな風に日が重ならないように使ったのだろうか。

きっと専門の帳面か何かが有り、早めに予約の書き込みでもしていたのだろう。


 その味噌作りセットは、大きな釜戸と、大釜、そして味噌を潰す機械で構成されていた。

そのセットをリヤカーに乗せて自宅まで運んでくる。

庭先にセットを下ろし、大釜に前日の内に洗って準備していた自家産の大豆を入れ、釜戸に掛けて火を入れる。

         (続く)

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どこまで続く干ばつぞ

2018-08-03 04:01:45 | 自然

 

 大型タンクに水を汲み入れるために、沈砂池に軽トラを停める。

見上げる山は、毎日暑い日差しを浴び、木々も何だか元気が無いように見えます。

 

  沈砂池には本流からの水は流入せず、山からの沢水がわずかに流れ込む。

いよいよ水不足で困ると、上流方に掘った深井戸のポンプを回して水を補充しているのですが。

 

  山の畑のニンジンは先日お見せした通りに雑草畑と化している。

ここ2、3日は諦め気味で山の畑に水はほとんど散水せず、専ら下の畑に散水。先ずは里芋からです。

 

  100株余りの里芋の根元に散水し次は枝豆に。

中早生種と言われる「湯上り娘」は種蒔きは7月半ばまでとされている。

 その通りに最後の種蒔きをし、散水し続けて芽が出て苗は順調にできた。

でも、砂漠の砂のようになっている畑に定植しても育たないと思い、植えることは諦めました。

 

 里芋と、枝豆に散水し終わると5時を過ぎ、自分の影が長く尾を引く。

さて、大分日も傾いたから、次は山の畑に行き、ジャガイモを掘ってきましょう。

 ジャガイモも日差しの強い日中には掘ることが出来ず、夕方のみの作業。

涼しい朝は、それでも逞しく実を着けてくれているトマトや、ナスの収穫と出荷で終わってしまいますから。

コメント (2)
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