畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

連載164「味噌煮」(その2)

2018-08-04 12:53:46 | 食べ物

                       味噌煮(その2)

 大豆の煮具合は指先で押しつぶしたりして確認していたように思う。

茹で上がったタイミングを見て、熱々の大豆は味噌つぶし機に入れる。

その機械は上に漏斗型をした大きな受け皿が有り、後ろに着いた大きな丸いハンドルを回すと、

受け皿から下の大きな鉄の螺線式に捩れた金具で押しつぶされ、前方に押し出される。


先端には丸い小さな穴が無数に開いた金具が取り付けられていて、

そこからにょろにょろと潰された大豆が繋がって出て来るのだった。

今風に言うとパスタマシンの大型の様な代物だ。


 その潰されて出てきた熱々の大豆は、大きなたらいなどで受け、素早く大きな円錐形に丸めて仕上げる。

 これを味噌玉と呼んだけれど、そう言えばイガグリ頭の形がそれと似ていると言う事で、

「味噌玉」なんてあだ名を付けられた可哀そうな奴もいたっけ。

            (続く)

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長岡花火のお弁当(その1)

2018-08-04 04:05:34 | 食べ物

 事前の打ち合わせ通りの時刻に「スズキチ」のマイクロバスが我が家の下の畑に到着。

今年も来ました、宜しくお願いします。って嬉しいお言葉です。

 

 昨日の夜は長岡花火の二日目。前日は全国三大花火大会の一つとしてテレビ中継されていました。

その花火見物に参加のツアー客の皆さんが、ついでにちょっぴり田舎体験、畑体験をしようと言う趣向です。

 

 先ずは夏の定番「枝豆」採りから開始です。

先ずは、参加者中の最年少者、小学生が採り始めたけれど、一莢を採って「採れたよー」。

 

 そうじゃなくて、枝豆は2本一緒に植えてあるからまとめて根こそぎ抜いてください。

「ご自分で食べられると思うだけ採って下さい」なんてスベルべの軽口も興奮気味。

 

 次いで、炎天下の山の畑へ。

例のスベリヒユを「これも食べられます」と、紹介すると鈴木将マスターは「これも使いましょう」と何人かで採取。

               (続く)

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