お握り(その1)
若い頃、そう20歳から10年間ほどの期間だったか、岩魚釣りにのめり込んだ時期があった。
六日町に有った職場に勤めていた頃、職場で釣りの話題になり、六日町周辺でも釣れるという情報を得た。
なんと、考えられないような環境、上越線の線路のすぐ近くでも岩魚は釣れたのだった。
その後、五十沢渓谷、三国川、魚野川の上流で、支流の毛渡沢などにも遠征したが、
その後我が家から比較的近い北魚沼の渓流を釣り歩くことになる。
入広瀬、守門方面の国道252号線がまだ舗装になる前の時代で、
オートバイに乗り渓流竿を佐々木後次郎よろしく背中に背負って出かけたものだ。
釣りには朝まずめ、夕まずめと言う言葉もあり、日の出直前、日没直前には魚の喰いが立つ、釣れるのです。
雪国の渓流は雪しろとも呼ばれる、雪解け水で川水が薄濁りになる頃に冬眠状態から目覚めた岩魚は、
猛烈な食欲を見せて、釣れることも常識なのですが。
(続く)