畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

連載205「ご飯を炊く」(その1)

2019-07-26 12:21:26 | 食べ物

     ご飯を炊く(その1)

  昭和30年代の燃料革命ともいうべき時代を過ぎて、ご飯の炊き方もずいぶん変わってきた。

ガスもLPガスからパイプラインによる天然ガスへと変わってきている。

もっとも、ほぼ時を同じくして電気式炊飯器も生まれ、炊き方の選択肢は増えたように思う。


 昔、そう60年以上も前の古い茅葺の家では、薪でご飯を炊いていた。

カマドはやや現代式になった珪藻土の釜土の外側にタイルを張った「文化式釜土」だったが。

(この文化式釜土は今でも我が家の高床式住宅にあり、餅つきなどの際に活躍してくれている)


 この文化式釜土は古い家の土間の片隅、台所にわたる狭い板敷の通路の脇にあった。

朝目覚めて母を探すと、火口からこぼれる薪の燃える火の明るさに頬を赤く染める母の姿が見えたものだった。

 さて、時は流れ現代はガス釜もましてや電気式釜もICコントロール付きで炊き加減も自由自在。

炊き込みご飯だって、赤飯だって玄米だってうまく炊き上がる優れものになっている。

      (続く)

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ヴィオレッタ・デ・フィレンツェが最盛期に

2019-07-26 04:18:19 | 野菜

 

 イタリア原産のナス「ヴィオレッタ・デ・フィレンツェ」がこんな大きさに。

片手で持ちきれないほどの大きさにまで成長するが実は柔らかく、見た目よりも目方も軽い。

 

  100本育てた苗を牛糞堆肥とボカシ肥「笑愛」をたっぷりと蒔いて耕し大きな畝を作って植えた。

大きな「ヴィオレッタ・デ・フィレンツェ」がなる割にしては、樹勢は強くなく管理もしやすいですね。

 

  少し心配なのは何かの病気で何本かが枯れている事。

まだ、元気のない株も見受けられるので、心配はそこにあります。

 

  「ヴィオレッタ・デ・フィレンツェ」、フィレンツェの紫、またはスミレと称されるだけに美しい。

この辺りで一般的な梨ナスほど色は濃くなくて、本当に美しい紫、スミレ色が朝日に輝きます。

 

 今のところは最大収穫量は一日20個程度ですがまだ増えそうです。

この「ヴィオレッタ・デ・フィレンツェ」と同じく大型茄子の「山本ナス」でコンテナ一つほどの収穫。

 ただ、こんな大きなナスを食べる習慣がこの地には無いので、スーパーでの売れ行きももう一つ。

今日金曜日は「スズキチ」の仕入れ日。昨日は少し収穫を控えていたので今日の収穫量は多いはず。

 そこに栃尾のレストラン「エスポワール」のマスターからの注文が入ったり、「八尾善」の注文が入ったり。

昨日は19時少し前まで山の畑で赤いジャガイモ「ノーザンルビー」と紫の「シャドウクイーン」を掘っていました。

コメント (2)
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