スベルベママの友達からの話で始まり、宝物を手に入れることになった。
法隆寺の宮大工「西岡常一」や最後の江戸木挽きとも呼ばれる「林以一」さんの著書も所持。
木の大切さ、伝統工芸に憧れと畏敬の念を抱いては居ました。
しかし、そんな木工芸品を所持することなど出来ないと思っていたのに流れで手中にすることに。
栃の木の一枚天板の座卓です。
大きさは三尺×五尺ですね。厚さは5センチあります。重いです。
受け取りに行く約束の日曜日はあいにくの天候。
約束の場所に着くと雨になったが、毛布を何枚かとブルーシートも持参していて大丈夫です。
大の男四人で軽トラの荷台に積み込み、毛布で包みシートを掛け、ロープで縛る。
わが家に到着する頃には雨が一段と強まり、やはり四人でようやく運び込みました。
居間にぴったりと治まり、落ち着きました。
栃の木でもこの三尺幅の板を切り出せるって何年生きてきた栃の木なのでしょうか。
きっと根元に近いほうなのでしょうね。年輪が何ともいえない雰囲気を醸し出します。
これは、家具職人の作品ではありません。材木関係の仕事に長年携われてきた方の手作り品。
その方も芯から気が好きで、銘木に目を付けては集められていたようでした。
何年前かは問いませんでしたが、もう亡くなられています。作者の気持ちも考えて大切に使います。
座って、テーブルに触るとなにかパワーが伝わってくるような気持ちもします。
きっと木の命、そして作者の魂のなせる業でしょう。付き合える時間も残り少ないと思うけれど、大切に、そして日常触れやすいように、居間に置くことにしましょう。