畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

嵐の前の静けさ

2022-09-19 11:24:45 | 自然

 5時前に表に出ると東の空が不気味な赤色に染まっていたが、シャッターチャンスを逃した。

友人が来ていてスベルベが出るのを待っていたのです。急いで給水カ所に駆けつけてタンクに水を汲む。

 広域農道を登り、河岸段丘の上の平地部粉に到着しカメラを取り出して撮影。

太陽が顔をのぞかせる直前の風景。雲は平坦で風の強さはまだない様子。

 

 越後三山にも朝日が当たり始めています。

 

 もう少し早かったら、真っ赤に染まった東の空が見えたはず。

 

 畑に到着して再度カメラをポケットから出す。

友人は大根類の畝の草取りをしてくれています。スベルベは散水です。

 

 こちらは西の空です。

晴れた空と曇り空がくっきりと分かれていました。

 テレビのスイッチを入れると台風のニュースばかり。頼むよ気象庁さん。

いつも外してばかりいる天気予報ですよ。台風の直撃を受けるかどうかで影響は全く違いますからね。

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養鯉池の風景と思い出と

2022-09-19 04:04:53 | 暮らし

 今までの取水場所を変えて、今は養鯉池近くの分水桝から水を汲み入れている。

本当に懐かしく涙がこぼれるような場所です。子供のころ尾根の最も低いところに九十九折りをたどって登った。

 その奥に続く長く細い農道の向こうに我が家の畑があったからです。

この養鯉池の右側に草むらを縫うような細い道があり、奥深い山の畑に続いていたのでした。

 そして、記憶のかなたに、この山裾に合った小さな畑も思い出す。

不思議なことに、この山裾には土側溝の形跡が残っていて、湿った山側にはモウセンゴケが有った。

 

 水を汲み入れるたびに、そんな感傷に浸っていたのだが・・・。

ある日、養鯉池に人影が。「水を汲ませてもらうよ」と声を掛け、会話が始まる。

 

 父子らしい二人で、地引網を引いている。

「珍しい光景だから写真を撮らせてね」と断ってシャッターを切る。

 

 稚鯉の選別のための作業かと思って見ていたのでしたが。

どうも、仕事の目的は別のところにある模様。互いに仕事中でゆっくりと話してはいられない。

 

 最後の仕事を見て質問。「今日はアオミドロ採りなの?」正解でした。

水質のためか土質のためか、この養鯉池にはアオミドロと呼ぶ藻が大繁殖するのでした。

 他人の仕事、特に少し変わった特殊とも言える仕事の苦労は分からないものですね。

今は何千匹とも思える錦鯉の稚魚が泳いでいて、池に近寄ると一斉に寄ってきます。

 昔の錦鯉ブームとは少し事情が変わり、市場には外人のバイヤーも多いらしい。

鯉を飼う人、通称「鯉師」も今は減っているようです。いずこも同じ後継者難の様ですよ。

コメント (6)
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