畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

スズキチの仕入れ日の朝

2022-09-30 07:03:48 | 野菜

 週一回、水曜日がスズキチさんの仕入れ日です。

夜は降り続いていた雨も朝方には上がり、朝食後に山の畑に収穫に向かう。

 まずは子供ピーマンの別称もある小型ピーマンの「ピー太郎」の収穫。

小さな種袋一袋の種から育てた苗で作っていますが、なかなか生産性が良く沢山採れます。

 

 京野菜の「万願寺唐辛子」と隣り合わせに作っています。

こちらも中々の豊産性で、収穫期間が長くいつまでも実を付ける。固定種の特徴かな。

 

 盛期を過ぎつつある山本ナスですが、味は秋になりますます美味しい。

不思議なナスで、更新と言う根切りも、剪定も必要としない野性味を感じる強さがある。

 

 70本植えましたから、まだまだ収穫量は多いですよ。

少し硬くなってきたかと思い、大型と中型とを分けて収穫。籠の中が中型ですね。

 

 こうして、ピーマン類と枝豆の「秘伝」などを採って帰宅する頃は10時になる。

帰宅して、採って来た冬瓜を洗ったり、枝豆をもぎ取っているとすぐに正午の市のチャイム。

 あわただしく昼食をとりスズキチさんの到着を待つ。

秘伝をもぎ取り水洗いして、他のピーマン類の数を数えているうちに馴染みの女性従業員が到着でした。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

栗が笑む

2022-09-30 04:02:59 | 山菜

 日に日に秋が深まります。

田舎暮らしの良いところでしょうか。そんな変化が目に見えるところが。

 畑では栽培物のタラの木が葉を落とし始めてすっきりとした姿になっています。

雪降り前には葉を全部落とし切り、落とし切った幹は根元から切って冬の芽出しに備えます。

 

 その、タラの木畑の広域農道を挟んだ反対側には山栗の木です。

沢山実が着いていますが、今は競って採る人も無く、自然に任せて落ちるだけ。

 

 若い栗のイガは棘が直立の直毛状態。

それが、秋になると子供たちは「イガが戦う」なんて表現したが、絡まるような混戦状態。

 

 虫の食害でイガの色が黄変することも有るが、自然に熟して色づくことが多い。

さて、上の左のイガはどちらでしょうかね。熟していたらそろそろ口が開くタイミングでしょう。

 

 お、これはぱっくりと口を開いていましたよ。

この地では栗ばかりでは無いけれど、果実が熟し食べられるようになることを「えむ」と言う。

 この語源はきっと「笑む」でしょうね。微笑むの笑むですよ。あくまでも自説ですが。

高い栗の木に登り、揺さぶって実を落とす悪ガキも多かった昔。もちろん他人の栗でしたが。

 そして、口を開いたイガから実だけ落ちたら大成功だけれど、イガごと落ちることも多い。

その結果不幸にも直撃を受けた悪ガキ仲間は、イガグリ頭にイガが乗って刺さる最悪の事態に。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする