コブシの木の間に、アケビの蔓が絡まって伸びている。
そろそろアケビの新芽、魚沼で呼ぶところの「木の芽」が採り頃を迎えます。
平地に近いカヤの藪にも、カヤに絡みついて出る。
でも、太くて柔らかな「木の芽」はこうして、木に絡みつき上に伸びた蔓から出ますね。
わが家の山の畑の周りかな。
向こうに頂きが白い「守門岳」が見えますから。太い上物ですよ。
濃い紫色の可憐な花が咲きます。そう、紫色のベルベットの様かな。
この花から小さな実が始まり、秋には紫色の大きなアケビの実が着きます。
洒落で、ウズラの生卵を落とし「鶴の巣ごもり」なんて呼ぶことも。
自宅でたっぷり食べるので、大きな鶏卵を別鉢で溶き、醬油を入れて掻き混ぜて掛けて食べます。
魚沼を代表する山菜。私見では山菜の女王だと思います。繊細で優しい味ですから。
それでは山菜の王様は?色々な意見があるでしょうがスペルべの頭の中でその地位を占めるのは独活かな。