食べ物を作るプロジェクトは蕎麦打ちに挑戦。
でも、蕎麦粉を買ってくるのではなく、畑を耕し蕎麦の種を蒔くことから始める。
耕運機が欲しいよね、なんて呟きながら懸命に鍬を振る姿も愛らしい。
自分たちで、一から始めようというのですから、大人も適わない仕事です。
収穫した蕎麦は感想を経て石臼を使って蕎麦粉に。
大人だってここまでする人は居ないぞ。スベルべも蕎麦は作ったが製粉は外注だった。
そして、子どもたちはレシピを見るのではなく、近くの蕎麦屋さんに含水率を聞く。
蕎麦屋さんも快く「そうだな、うちの場合は含水率は39%だよ」なんて教えてくれる。
子供たちは、その教えに従い水の量も計算する。算数の科目は無くてもこうして計算能力は身に着く。
皆が交代で蕎麦粉をこねます。
何処を間違えたのか(一気に水を加えたからかな)手にくっついたりして大騒動。
本当に色々な蕎麦が出来上がりました。
これで良いのですよね。失敗してもそこから学ぶものが多いのですから。
大人だって最初から上手に蕎麦を打てる人なんてそうはいませんよ。
スベルべも種蒔きから始める蕎麦打ちも経験したけれど、最初なんて失敗でしたよ。
まだまだ紹介したい話はあるのですが、いったんここで夢見る小学校のお話しは終わり。
堀真一郎さんという教育家の提唱で始まったこんな学校は5カ所展開されている。
素晴らしい試みで、文科省にも認可されている私立の学校になります。
羨ましい試みですが、こんな学校を作るには壁がある。それは文科省でもなく教育委員会でもなく、親だと言います。
親が腹をくくることって難しいのですよね。そして、こんな考えの教育は家庭でも実践できると結ばれました。
(終わり)