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畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

嵐の前の静けさか

2012-02-09 06:14:03 | 暮らし

 何日も前から八日からまた一級の寒波が襲来すると予報されていたが、
悪い予報は良く当るもので、昨日の午後から猛烈な雪ふりに見舞われている。

 これは六日に見た、雪国、束の間の晴れの日風景です。
左に見える家は見える範囲だけでも五人の作業員が屋根に上がって雪下ろしです。


 これは室外の空調のユニットでしょうか。
今冬初めての雪下ろしに違いありません。


 駐車場はかろうじて確保されてはいるけれど、脇には大きな雪の山。
さしずめ、「駐車場富士」といったところかなー。


 わき道に入るとこんな風景が当たり前。
自動車が一台ようやく走られるだけのスペースだけしか有りません。


 向こうの通りに下校中の中学生の姿。
こうして、人間を写真の中に配置すると、雪の多さがお分かり頂けると思います。


 もう、先の見通しなんて全く利きません。
対向車に出合ったらどちらかがバックしてかわすしかありません。 


 家々が立て込んでいる所はどこも同じような光景です。
私の家が有る駅前通りは、駅前とは言っても比較的土地に余裕が有り、
雪の処理に苦労することは少ないですね。

 とは言っても、先程五時前に起き出して表に出ると50センチほどの新雪。
あらら、今日の夕方までに新たに90センチとか予報されていた大雪警報が的中かな。

 一時間余りかけて、家の前だけは綺麗に片づけました。
さて、今日は休みですから、これからマックスと散歩に行ってきます。
除雪車の音も聞こえ始めましたから。
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六回目の屋根雪下ろし

2012-02-08 04:55:18 | 暮らし

 先日、中々手を着けられなかった屋根の雪下ろしをした。
今年は二軒の家の雪下ろしを、二人で引き受けているのです。

 二人の都合が中々折り合いがつかず、二軒目の三回目、
通算今冬六回目の雪下ろしがようやく出来たのでした。
もう、限度いっぱいに積っています。一メートル以上かなー。


 午後三時から始めましたが、下ろし終えたら夕方。
シャッター速度が遅くなって、やや、不鮮明です。
下ろした雪が、二階の窓まで迫り、玄関もふさいでしまった。


 今年も今までに何人もの雪下ろし作業に伴う事故での死者が出ている。
明らかに、昔よりも死亡者が増えているが、原因は何でしょう。

 大事故の、一つの原因は家周りが、散水消雪や、機械除雪で雪が片づけられ、
地面が剥き出しと言うことも有ります。
昔だったら、雪の中に落ちて、笑い話で済んだのに、舗装の上に落ちたのではたまりません。

 もう一つの原因は、高齢者が作業する場合が多い事だとも言われ、
6~7割の割合で60歳以上の高齢者が亡くなられているケースが多い。

 十分高齢者の仲間となったスベルべも心しなければならないところです。
嫌いな言葉だけれども、識者と呼ばれる方がテレビなどでしたり顔で事故防止について語る。

 いわく、高齢者だけでは作業しない、一人では雪下ろしをしない。
そんなこと、誰でも分かっていても出来ないと言う現実が有るのですよ。


 もう一つ腹だたしいのは、「必ず命綱を付けて」なんて言葉です。
この写真のように、最初から命綱を付ける設備が設置されている所は簡単です。

 でも、命綱と言うのは一端を身体に着け、もう一端は「親綱」に着けなければ意味が無い。
一端を「親綱」に着けることによって、身体の自由が利き屋根や高所でも自由に動けるのです。

 一般家庭で、「親綱」を設置してある家や、
「親綱」を取り付ける設備をしている家、出来る余裕のある家なんて有りませんよ。

 今回の雪下ろしでも、相棒は強風のため、せり出した雪庇の上に乗ってしまい、
踏み抜いて転落する寸前でした。
屋根の端は雪庇になるケースが多く、危ないのです。

 さて、未明から雪が降ると言う天気予報は今のところ外れ静かな朝です。
でも、今回も山沿いでは70センチと降雪が予報されているから、
もう一度は屋根の雪を下ろさなければならないのかな。

 そうすると昨年と同じ、通算八回の屋根雪下ろしになるかもしれない。
でも、昨年と違うのは今年は二人でやると言うこと。

 昨年は、一人で八回の雪下ろしをしてしまいました。
冷静に考えると、今、こうして無事にブログをやっているのが不思議(笑)。
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「ホヤ」の話

2012-02-07 03:54:42 | 食べ物

 先週の「週刊文春」の連載エッセイに「平松洋子」さんが面白い事をお書きになっていた。
「この味」と言う題での連載で有り、その都度興味深い食べ物の話を読ませて下さる。

 今回はなんと、私の大好きな「ホヤ」の話でした。
私がその味を絶賛しても、友達もいや、家族でも賛意を示した人はいなかった。
     (この写真はずいぶん前だけれど、生のホヤが手に入った際のもの)


 平松洋子さんと、そのお仲間一行が九人で雪の中、「山形美術館」を訪れたそうな。
「鬼海弘雄写真展」の見物がその旅の目的だったと言われます。

 その写真展のお話と彼女の素晴らしい経験談はさておき、次はその夜の宴席での話。
美味しい山型の郷土料理と、美味しい地酒で二本目の一升瓶が空になるころ、
彼女の隣席の男性が「へへへ」とバッグからキャラメルの小箱のような物体を取り出した。

     (これも以前の写真。このように切ると強い海の香りがします)


 読み進めて思わず笑みがこぼれてしまう。
小箱には「三陸 磯の風味 酔明 ほや」と書いてあり、中にはオレンジ色の短冊が。

 名代の酒好きたちが一瞬静まり返り、でも、あちこちから(もっとおくれ)と手が伸びた。
呆けたように、八人がそれぞれ左手を差しだし、右手で盃の酒を舐めたとか。

 「ホヤは、乾いてなお怪しい。
雲丹にも似て、くちこにも似て、ひたすら濃厚一直線。
ほや×雲丹×くちこ、三つ巴のアブナイ不倫関係が露呈した。」


 なんて、さすがにお金の取れる大人のエッセイストの表現です。

 別名海のパイナップルなんて呼び方もするけれどいえいえ、「ほや」は酒飲みを虜にします。
なんでも、デビューは東北新幹線が開通した昭和57年だとか。
他にも「風味無双 滋養豊富」なんて懐かしいような文字も入って一箱340円。

 もちろん震災前のことだけれども、盛岡から帰る新幹線の中で車内販売の売り子を、
いまや遅しとばかりに待ち構え、期待して満載の土産物の台車を確認すると「有った~」。
妻には呆れられながらも数個有ったその「乾燥ほや」を全て買い占めてしまった。

 そして、トイレにと席を立った際に、通路で売り子さんが電話している場面に遭遇。
なんと、彼女は次の停車駅での「乾燥ほや」の積み込みを依頼していたのでした。
買占めの私は危なくって、悪いオジサンだったわけです(笑)。

 ま、久しぶりに我が意を得たと言う感じの話に出会えました。
それよりも嬉しかったことは、私の大好きな「三陸」で、震災にも関わらず作られていたこと。
そうかー、「ほや」も、「ほや」を養殖する漁師さんたちも無事だったのかー。

 また何時の日か、復興し元気になった東北、三陸海岸を訪れよう。
新幹線に乗ったら、懐かしい「乾燥ほや」を真っ先に買い込もう。
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雪よ岩よ~♪

2012-02-06 05:42:06 | 暮らし

 二月三日は久しぶりに青空が顔をのぞかせた。
屋根越しに「越後駒ケ岳」が白く光ります。


 マックスと久しぶりに夕方の散歩に出た。
雪に覆われた「越後駒ケ岳」の山小屋付近はきっと五メートルを超える積雪でしょう。


 歩道が「雪の回廊」状態になっている。
これでも、右側の車道と歩道の間の雪の壁は、一度除雪されている。

 左側は普段は水田の平原ですが、壁が二メートル半を超える。
雪の回廊の向こうに「越後駒ケ岳」。


 散歩道の折り返し地点「マックス!もう帰ろうよ」と声をかけると不満そう。
でも、強くリードは引かなくても、未練がましくも、諦めて帰り始める。


 先月の28日の夜は所属する「山の会」の新年会。
十人余りの男性メンバーに、女性メンバーの出席は二名のみ。

 今年の山行計画の相談と銘打った新年会ではあるけれど、
酒飲みの山男たちに、女性メンバーはおそれおののいたようです。

 さて、山行計画の話題もどこへやらで、酔いの回ったころに歌詞のコピーが配られる。
六十歳を超えたメンバーが多いのだけれど、やはり、昔歌った歌が忘れられないようです。


 定番の「雪山賛歌」に続いて「色は黒ても」なんて歌も飛び出す。
アレッ、どうして「サーカスの歌」なんて有るの?

 独特の節回しで力を込めて歌い、合唱をリードする、
大先輩は本日は町内会の新年会に出席とのことで欠席。
何時もよりも少し静かな新年会だったなー(笑)。


 我が、「山の会」の「会の歌」とでも言うべき「巻機小唄」の大合唱でお開きです。
冬季は巻機山の登山口「清水」までの国道が雪に閉ざされ、
定期バスによる通行も無くなってしまう時代から、先輩たちは「巻機山」に登り続けた。

 山の宿、民宿の「やまご」さんが山の会の定宿であり、
「年始」と称して冬場に訪れる際は、魚の干物などを背負い、雪道を歩いて行ったとか。

「巻機山」は冬に登らなければ登ったって言わないの。なんて言われ続けたけれども、
残念ながら一度も巻機山の冬山登山は参加せずに終わってしまったようだ。

 先輩たちはスキーを担いで六時間余りかけて山頂にたどり着き、
スキーの名手はそのコースをわずか三十分で滑り降りていたとか。

 吹雪に近い雪降りの夜だったが、有志と言うか、飲兵衛たちはもう一軒はしご酒。
私も付き合い、最後は4キロ近い道のりを、遭難しそうになりながら歩いて帰宅したのでした。

 
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吹雪とマックスと

2012-02-05 04:41:33 | マックス

 一昨日の夕方は、久しぶりの猛吹雪。
こんな酷い吹雪の様を「目口も開けていられないような」なんて表現も。


 道路の角から、元気よくぐいぐいとスベルべママを引っ張るマックスの姿。
スベルべママの手にはマックスのお土産が下げられている(笑)。
右下の舗装部分は散水消雪のノズルの辺りです。


 すぐ前の工場も白くかすむほどです。
昔は、冬と言えばこんな日ばかりだったような記憶は、辛い事ばかり覚えているからか。

 小学生だった私は、こんな日も一人で下校してきたものです。
あの頃の冬道は、夏場の水田の上を雪を踏み固めて道路にしたもの。
くねくねと曲がった田舎の道も、冬場の雪の上では直線道路(笑)。

 こんな地吹雪の日は、そんな雪を踏み固めた道も、吹雪の雪が吹き溜まり、まっ平らになってしまいます。
雪道と外側の雪原の境目も分からなくなり、ズポッと柔らかな雪の中に足を突っ込んだりすると、
冷たい雪がゴム長の口から中に入ってしまって、泣きたくなるほど切ないものだった。

 

 マックスの背中には雪が付いているけれど「二、三回背中の雪を払ってきたのよ」とスベルべママ。
マックスのヒゲをご覧ください。凍りついているのがお分かりでしょう。

 きっと気温は氷点下三度くらい。体感温度はもっと低いでしょうね。
マックス用の足ふきマットも凍りついています。


 さて、寒い日は熱燗でも。って訳にもいかないから冷たい牛乳をグイッと。
最近のマックスは小屋の中よりも、車庫の軽トラの中にいることが多い。

 寒かろうと思い、毛布を運転席一杯に広げています。
こんな吹雪の日は、散歩以外はその別荘で日がな寝ています。
マックスも内心は春を心待ちにしているのでしょうね。
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