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チーズフォンジュが食べたくなりました。
それも出来ることならば雪の山で。
そんなことを思う、豪雪の中の今の暮らしです。
これは一昨年かなー、いや、先一昨年かなー、山に行った思い出です。
先ずは、テーブルの上に、山に背負っていく道具を並べてチェック。
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道具のほかは、もちろん料理の材料。ワインは南魚沼産の「越後ワイン」。
左には「ZIPPO」の小型ガスボンベと、小さなガスバーナーが。
そうだ、昨年の水害で登山用具も水浸しになったっけ。今度点検しなくてはならないなー。
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これらをディバッグに詰めて、いざとばかりに出発したのだったが・・・・。
何の手違いだったか、山を登り始めてワインを詰め忘れたことに気付いた。
仕方が無いから、妻と娘とマックスに先行させ、ワインを取りに大急ぎ。
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先行した妻と娘とマックスに追いつき、無事に「チーズフォンジュ」が始まります。
この場所は、特別なところでは無く、なんと、我が家の山の畑の片隅。
横にクロスカントリースキーが立てて有ります。これを履いて登って来ました。
眼下には、我が家のある魚沼盆地と言うか堀之内盆地が広がります。
そして、流れる大河が昨年大災害を引き起こした、魚野川。
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「フォンジュパン」も中々洒落た色使いでしょう。
これはイタリア製で、長岡の大手通りの「鍋忠」さんで、取り寄せてもらったものです。
「これを持って、雪の山に登ってチーズフォンジュです」と呟くと、
鍋忠のおかみさんは、「まー、羨ましいー」なんて言ったっけ。
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チーズフォンジュはワインが無くては始まりません。
無事に追いついて届いたワインを開けて、無事にスタートです。
「越後ワイン」でほら、チーズがとろとろになってきましたよ。
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チーズフォンジュを口に含み、雪で冷えた「越後ワイン」をのどに流し込む。
適度に動かし、温まった身体に冷たいワイン。至福の時です。
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ボクもチーズが食べたいなー、なんて真剣なまなざしのマックス。
もちろん、マックスにもチーズはあげているけれど、
これはもちろん溶かす前の冷たいものですよ。
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念願の雪上チーズフォンジュパーテーを終えて帰宅します。
マックスとスベルべトーちゃんの向こうには越後三山も見える。
今は大雪と格闘中で、何の余裕も無いけれど、
三月に入ったら、きっと天候も落ち着き、安定する日々が来るでしょう。
そんなことを夢見ながら、今日も雪下ろしです。
きっと、一人暮らしのお婆さんが、心細い思いをされている事でしょうから。