畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

芽の出を見て一人微笑む

2012-04-25 05:26:34 | 

 四月の12日に播いた、簡易温室内の種類が一斉に芽を出し始めた。
でも、種子にも個体差が有り計ったように同じと言う訳にも行かず、後から出てくる晩生の種も。
これは「ドカンチョ」と言う名前のサカタの「米なす」です。


 ミニトマトの「イエローアイコ」です。
この「イエローアイコ」の昨年は収穫の最盛期に水害に有ってしまい、全てが駄目になってしまった。
今年はそう、リベンジと言うことになるのかな、また、鈴なりの「イエローアイコ」が瞼に浮かぶ。


 これは作り始めて三年目に入る黄色の大玉トマト「桃太郎ゴールド」です。
芽が出始めたのは種蒔きから一週間後だったけれど、その後数日で芽は出そろいましたよ。


 これはシャキシャキとして美味しい「オカヒジキ」です。
芽の出はこれがもっとも早く、種蒔き後三、四日で芽が出始めましたよ。

 少し可笑しかったのは、期を一にして外にジャガイモを伏せるために耕した畑にも芽が出たこと。
元来、野草である「オカヒジキ」は生命力も強くて、昨年の水害後にこぼれ落ちた種が芽吹いていたのです。


 さて、これは昨日のさつま芋の温床「芋床」です。
後ろの古畳に「安納」と書いて有りますが、期待の「安納芋」の芽が出始めました。

 後ろはあまり注目しないでね、粗末な工作で古畳が口を開け、
芋床の材料が逃げ出すので、番線でくくっています。律儀のようで好い加減なスベルべの仕事です(笑)。


 まだ一メートル以上も有った積雪を割って作り始めた芋床も、発酵熱と外気温の上昇で順調。
こんな風に「安納芋」の芽が床全体に見え始めています。

 少し大げさに言うならば、雪の下で春を待っていた種子類と種イモとが一斉に春を歌い出したのです。
種子を播き、種イモを伏せたスベルべは、毎日、朝昼晩と芽の数を数えて一人微笑むのです。

 昨日は本当はいけないのだけれど、止み上がりの身体を押して山の畑に融雪促進剤を播いてきました。
まだジャガイモの芽は見えてこないけれども、これも間もなく芽を見せてくれることでしょう。
まだ、周りの田圃は雪に覆われ、山の畑は積雪が1.2メートルほども有りました。
でも、もう大丈夫、田圃にも畑にも待望の春がやってきたのです。
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春の小川はさらさら行くよ~♪

2012-04-24 04:52:14 | 風景

 二、三日前の夕方の散歩だったかなー。
何せ、ここのところ発熱が続き昨日病院に行って受診したらインフルエンザのA型と判明。
スベルべママはスベルべママママを迎えに北海道に出かけていて、ピンチでした。

 「マックス!落ちるなよー!」なんて言いながら、自分もおぼつかない足取り。
あ、マックスは何回か川に落ちちゃっていますよ。


 三月四月の低温でなかなか消えなかった雪も、ここ一週間は加速度的に溶けています。
植物は正直ですね、雪消えを待って緑のヨモギが芽を出しています。

 左の茶色の長いものは、昨年の「こごめ」の立ち枯れ。
もう少しで根元から緑色の「こごめ」の新芽が顔を出します。


 山菜の一種である「こごめ」もこんなに近くで採れます。
ヨモギなんていくらでも摘めます。


 下流方を振り返ります。
小川と呼ぶには少し雰囲気的に大きすぎるかもしれないけれど、
「は~る~の小川はさらさら行くよ~♪」の世界です。


 アレッ、この一枚は先日アップしたものだったかな失礼。
でも、各小河川からの雪解け水を集め、昔年寄りが「大川」と呼んだ魚野川は増水。

 「雪が解けて川となって~ 山を下り谷を走るよ~♪」の世界です。
こうして魚沼の春も急ぎ足で近付いてきました。

 昨日の夕方も熱を我慢してマックスと散歩に出たけれど、ようやく、山の農道の除雪が始まっていました。
先程体温を測ったら久しぶりに37度を下回っています。
体調を考えながらだけれども、早速、融雪促進剤を軽トラに積んで行ってみたいと考えています。
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『メゾン・ド・キタホリ』完売御礼

2012-04-23 05:06:57 | 暮らし

 先日、雪の中で苦労する「ツバメ」の夫婦の苦労と、「スズメ」の争いを紹介しました。
その後の様子は、スベルべの作戦が大成功で、「スズメ」は新居を構えたようです。

 スズメとツバメの争い事は越後の善良な人たちの関心事と見え、地方紙に意見が三回も掲載されました。
とにかく、新潟でも特に雪深い地域は住宅事情が変わり、「瓦屋根」が減り、スズメ受難の時代になっている。


 「スズメ」の奴、あまりにも長い稲藁を持ち込むものだから途中でつかえていますよ。
でも、この巣作り以降、賑やかな争い事は消滅し、穏やかな日々です。


 ピンボケでしたが、昨年の古い巣に入る「ツバメ」の夫婦。
可哀そうに、巣を補修する材料の田圃の土がまだ雪の下で有り、こうしてガードするのみの毎日。


 天気の良い時は、時折こんな風に並びそして、会話は「困った困った土が出ない」何でしょう。
この真上あたりに位置するのが「居酒屋猫まみれ」さんが名付けた「メゾン・ド・キタホリ」ですね。


 こちらは農天市場の畑に来た「セキレイ」です。
はたして同一の「セキレイ」かどうかは別として、彼らも冬は餌に一苦労。
もっぱらマックスの餌のおこぼれで、命を繋いでいました。

 もう私がマックスの餌を持って出ると、どこからともなく飛んでくる。
箸で一つまみして、投げ与えると、あの忙しなさそうな足取りでツツーと走り寄っていました。
畑が始まったので、虫を食べて恩返しをしようとしているのかも知れませんよ(笑)。
 
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食べてみたいものは自分で作る

2012-04-22 04:48:38 | 

 田舎で暮らしていると、野菜はふんだんに食べられるけれど変わった野菜は手に入らない。
そこで、必然的に自分で食べてみたいものは自分で、種まきから始めて作ってみる。


 この「アーティチョーク」は実は過去に二回挑戦している。
でも、その都度冬季間にネズミによる食害で全滅してしまった。

 昨年の水害は降って湧いたような災難で功罪を残したのだけれど、
その「功」の部分に「ネズミ」の激減がある。


 家の周りに「ネズミ」の姿が見えなくなったのは、彼らも流されたのか、溺死したのかでしょう。
「ネズミ」には申し訳ないけれど、このタイミングを逃してはならじと、播いたのでした。
「アーティチョーク」の種はこんなに大きい種ですよ。


 これは栽培に初挑戦の「フェンネル」です。
あちらでは、魚料理には欠かせないものとされているようだけれどどんなものでしょう。


 ん?食べ方に魚料理なんて言葉は出てこないぞ。
デザートとして食べる。スープやフライでも美味しい何ていやいや楽しみですねー。


 これはもう我が家では定番の作物になっています。
同じ「ルバーブ」を昨年も沢山植えたのだったが、やはり、水害で枯れてしまったので、
種蒔きで一から出直しです。


 食べ方は、蛇足ながら、ご存知のようにジャムの材料として使います。
程よい酸味の美味しいジャムが出来上がりますよ。
しかも、繊維質に富み、お腹にも良いと言いますから言うこと無しですね。 


 これらの変わり種が、農天市場の脇のビニール製の簡易温室で芽の出るのを待っている。
12日に種を播いたトマトや茄子の類は順調に芽が出ましたから、これらも後を追って発芽が始まる事でしょう。

 ジャガイモのインカ系と言い、今回紹介した野菜と言いこれはもうスベルべの好奇心の産物ですね。
「アーティチョーク」なんて、どこか外国の小説で読んだことが有るようなかすかな記憶も。
ま、どれも当地の気候に合う合わないなんて書いてないですから文字通り「出たとこ勝負」です(笑)。
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「コンコンコン~ スベルべは種駒を打つ~♪」

2012-04-21 04:15:35 | 暮らし

 さて、種蒔き仕事も一段落で、一昨日、昨日は先日、樵をして手に入れた胡桃の木の処理。
「ナメコ」と「平茸」の種駒を打ち込む仕事に日を費やしました。


 電気ドリルを持ち出すと、隣のオトーさんが良いものを貸して下さった。
キノコの種駒を打つための穴を開ける専用ドリルの刃です。
ドリルの直径はキノコの「種駒」の太さにぴったりで、深さも付いた「ツバ」でこれまたぴったり。

 先端がネジ状になっていて、食い込みも良く電気ドリルのスイッチを押し続け、バリバリと穴を開けられる。
電気ドリルが少し、汚れていますが、これも昨年の水害からの復帰機械です。
使用前に各回転軸にたっぷりと潤滑剤を吹きかけて有ります。


 さてさて、胡桃の木に穴を開け終えたら次はいよいよ「種駒」の打ち込み。
時期的に種駒の打ち込み作業はピークを終えたのか、表示価格の価格の三割引きで助かった。


 この種駒を覆う白い幕がキノコの菌糸なのでしょうね。 
もちろん、「ナメコ」と「平茸」の種駒は見た目では、違いは分かりません。 


 開けた穴に種駒を沢山差し込んで、次々とハンマーで打ちこむ。
スベルべジーさんは「コンコンコン~コンコンコン~種駒を打つ~♪」
胡桃の木を切るのも、種駒を打つのも「与作」さんにも負けない仕事ぶり(笑)。


 どんな時でもスベルべの孫代りのマックスは後追いをする。
「すぐそこで仕事だよ」なんて言い聞かせても聞かないで、せがむ。

 そして、仕事をする脇で春の日差しを浴びてまたまた、朝寝と昼寝です。
時々「マックスー ちょっと手伝ってよー」なんて声を掛けても知らんぷり(笑)。
でも夕方までには凄いキノコの原木の山が出来ました。

 雪の下から畑が出てきたら、脇の「キウイ」の棚の下に運ぼう。
キノコの原木も昨年の水害で流されたり、泥にまみれてしまった。
順調に行ったならば、今年の秋は新しい原木にキノコが山のように出るでしょう。
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