今回紹介する「浅草岳」は山の畑からは下権現堂山の左肩にかすかに見えるだけ。
標高1,585メートルにしては、深い雪に閉ざされる地域に有るため、高山植物も豊富。
登山道も、長かったアプローチが植林のために開削された道路で便利に畑なっている。
この山には何回も登ったけれども、最高だと思っているのは田子倉からの登山道。
コースも長く、難易度も高いコースだけれども最高の景観が楽しめる。
日付を見ると、このコースで登ったのは、もう14年も前のことでしたね。
「鬼ヶ面」の北面を見ながら登る事になります。
この北面で、あの女性初のエベレスト登頂で知られる「田部井淳子」さんは冬期登攀の訓練をされたとか。
娘達が幼かった頃、娘達の友達も誘って登ったことも有ります。
眼下に見えるはずの「田子倉ダム」は雲海に遮られて見えません。
登山への参加は、子供たちの意思確認だけで親御さんたちとは一度も相談しなかった。
(もちろん誘った子どもたちは親とは相談はしているが)
今の時代で、何か有った場合の責任問題の追及が厳しい時代からは考えられませんね。
いや、スベルべが呑気な、拘らない性格だからかも知れませんが。
実はこの時の登山のきっかけは、手前の先輩に案内を懇願された末の事。
どうせ登るのならば、家族も誘ってと思い、私の車と、先輩の車に乗り合わせての出発でした。
その前に家族で登った際の、秋、紅葉のまっただ中の浅草岳です。
紅葉の山頂が眺められる、この鞍部は最高の休憩場所になっています。
おや、この時は前に飼っていた「チロ」も連れて行っていましたね。
「チロ」は元気が有り余るやんちゃな「マックス」とは一味違う優しい性格の犬でした。
昨日も少し触れましたが、一昨日は娘が三人パーティーで浅草岳に向かいました。
登山口に降りたと言うメールを貰った時は、「アレッ、少し遅いぞ」なんて不審に思った。
温泉に浸かって帰宅した娘に聞いて驚き、そして、反省した。
なんと、登山道は昨年の水害で荒れ果てて、アプローチの林道は途中までしか使えない。
そして、驚くべきことにあのなだらかな鞍部にはまだ残雪が有り、
スリップが怖くて山頂は諦めて帰らざるを得なかったとか。
娘に問われ、簡単に返事をしてしまったけれども、色々と伝を頼って調べておくべきだったなー。