畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

マックスと霧の山里を行く

2014-08-14 04:42:27 | 自然

 台風11号の通過と、それがもたらせた雨が終わると秋の雰囲気を感じる。
下り、山の畑からの帰り道の途中で軽トラを止めマックスに「待っていてよ」と声を掛ける。


 まだススキの穂は見えないけれども遠くの霧に秋の気配を感じるのです。


 山と山の間にせまい耕地が見える。
真ん中の少し平らなところの下は上越新幹線のトンネルで、工事のために陥没し斜面が平になった。


 先日の台風通過の際には、ユリ栽培農家は大変な目に遭った。
ユリを覆う、ハウスの寒冷紗が風をはらみ、倒れるのを防ぐために寝る間も惜しんで対策を施したらしい。


 さて、下の農天市場の畑でも収穫作業が待っている。
そろそろカメラなんてポケットにしまい、帰らなくては。


 「マックスお待たせー、良い子だったな」なんて声を掛けて再び道路を下る。
さて、もうすぐ秋野菜の準備を始めなくてはならない。

 本格的に忙しい秋、雪降り前の慌ただしい季節が待っているのです。
雪国の人間は、半年で畑仕事を無雪地域の一年分をこなさなくてはならなくて大変です。
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朝の山の畑で2

2014-08-13 04:01:58 | 野菜

 昨日に引き続き、朝の山の畑を紹介します。
暑さで、葉先が赤くなっていたネギも、一雨貰って元気を取り戻しました。


 ポロ葱とポロ葱の間に一畝だけ別種のネギが植えてあります。
これは「野口種苗研究所」から取り寄せた「大和太ネギ」ですね。

 「野口種苗研究所」の種袋には自家採種の方法が明記されています。
野口勲さんの講演を聞いた時、「私は皆さんに自家採種を勧める変な種屋です」なんて言われました。

 種屋さんが自家採種を推奨するなんて確かに変な話ではあります。
でも、本当に美味しい野菜を作る。伝統野菜の味を守る。と、言う心意気にも感動しました。

 今年も、四葉(スーヨー)系のキュウリの種採りを進めています。
そして、緑ナスも種を自家採りする予定。
今回見た「温海カブ」の種子袋にも自家採種の方法か書いてありましたから挑戦します。

 今年もすでにネギの「赤ひげ」と山形県新庄の「地カブ」の種は採取に成功。
そして、「アロイトマト」もなんとか種子が採れたようです(乾燥中)。


 さて、期待の「ポロ葱」も今年は元気が良くて期待が膨らみます。


 根元がこの時点で昨年の最終的な太さまで成長しています。
本格的に成長し、太くなるのは涼しくなるこれからですから、洋食系のシェフさん達待ってて下さいね。


 一株だけ植えた食用ホウズキの実が採れ続けています。
農天市場でも営業時に味見に提供していますが、食べたお客さんは一様に「甘~い」と口にされます。


 藪の中からホウズキのポットに入っていたシールを見つけました。
名前はこの通り「スイートパール」でしたよ。甘い真珠なんて正にその通りのネーミングです。

 これも自家採種出来るのではないかと思っています。
結構画期的、清新な味わいですから、来年は出来たら沢山栽培しますよ。
って、年々順調に老化は進行していると言うのに、夢も進行して困ったものです(笑)。
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朝の山の畑で

2014-08-12 05:07:09 | 野菜

 農天市場開催の日、朝早くから山の畑に行く。
6月末に播いたニンジンがご覧の通り、ジャングルのように繁って来ています。


 ニンジンも7種類播いています。
その中で、種子の価格がもっとも高価なパープル、紫色のニンジンです。


 こんな黄色のニンジンも2種類播きました。


 こちらが、長い「沖縄島ニンジン」ですね。
もちろん、オーソドックスな赤色ニンジンも2種類、いや3種類作りましたよ。

 これくらいの大きさに成長すると若い葉っぱもニンジンそのものも食べられます。
農天市場はお客さんからの情報で学ぶ事も多いですよ。

 今回はこのニンジンの葉っぱを細かく切って佃煮にすると美味しいと聞きました。
「もう、本当に美味しくて、ご飯がいくらでも食べられます」なんてお話でしたよ。


 次いで、さつま芋の「芋の手」も採ります。
この、蔓と葉っぱの間を通称「芋の手」と称し、キンピラなどで食べます。
ヘルシーで素朴な味わいですよ。


 一面花が咲いているさつま芋が有ります。
ちょっと珍しい光景ではないかと思いますよ。


 さつま芋は「ヒルガオ科」って聞きましたがその通りですね。
どの種類のさつま芋にも咲くと言う訳でも無く、特にこの「ムラサキマサリ」に多く咲きます。

 先日は「安納芋」に咲いたのが珍しいと地方紙で紹介されていました。
我が家の「ムラサキマサリ」のお花畑も新聞ものだと思いますけれどもねー。
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嵐が来たようなような農天市場でした

2014-08-11 05:12:11 | 暮らし

 この、土日曜日の農天市場は賑わって嵐が来たような二日間でした。
特に日曜日の来客数は今までにないような賑わいを見せてくれました。

 このユリは枝から落ちてしまった蕾だけれど、水の上で見事に開きました。
繊細、可憐なユリの花も生命力に満ちているのです。


 閉店直前の農天市場です。
ユリを入れる容器は他にも沢山ありましたが、完売。

 朝から三回の商品搬入をしたと言うのに最後はこんな姿。
ユリに関しては過去最高の売上高を記録したのでした。


 昼食も来客の合間を縫って二人で慌ただしく農天市場の建物の中で。
でも、ほら食事中にもお客さんの車が入ってきますよ。

 そんな多忙な中でも嬉しい事が幾つも有るのが対面販売の楽しさ。
先日お見えになられた若い女性二人のお客さんが、おまけを沢山いただいたからと嬉しいプレゼント。


 美味しそうな(いえ、本当に美味しかった)クッキーにはティーまでセットされています。
「若い女性らしいセンスだよねー」と関心の言葉はスベルべママでした。

 来客の最高齢者と思われるオバーちゃんはなんと御年97歳。
矍鑠とした話しの交換には正直驚かされました。

 連れて来て下さった御子息は「介護度が昨年よりも下がってしまった」とぼやいて居られました。
スベルべはそっと「来年は介護度なんて無くなりますよ」とオバーちゃんの耳元で囁いたのでした。

 遅い夕食を摂りながら夫婦二人で、来客の思い出話。
そうそう、閉店間近にお出で頂いた関東地域のナンバープレートのお客さんは、
ジャガイモを始め、本当に沢山の野菜をお買い上げくださいました。

 皆さんに野菜がおいしいと言って頂けると疲れも吹き飛びますね。
それと、最高を記録した売上高もスベルべママには最高の疲れ取りになったようでした(笑)。
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マックス山の畑でスイカを食べる

2014-08-10 05:12:51 | マックス

 無雪期は山の畑で過ごす時間がもっとも多かったマックスは畑の物は葉物以外は何でも食べる。
スイカなんて、大好物ですよ。と、ばかりに催促です。


 早速スイカに食いつき食べ始める。
スイカの皮が厚いなんて、突っ込みのコメントを昨年貰ったけれども、なーに味は上々。


 懸命に食べるマックスです。ほら、犬歯が欠けているのがご覧いただけるでしょ。
若い時の大仕事、畑から続く急斜面から大石を咥えて来てそれで折れてしまったのでした。


 うーん、味を反芻するがごとく休憩。


 スイカには関係ないけれど、マックスの顔は本当に白くなりました。
犬も年齢を重ねると顔周りの毛が白くなるなんて言われていたけれども本当だなー。


 分かりますか、マックスの口の下にスイカに拠る水滴が下がっていますよ。


 皮際までほぼ綺麗に食べたマックスは満足そう。
食べたいがために、ジャガイモもさつま芋も自分で掘ったマックスです。

 でも、さすがにスイカは自分では採ってこなかったですね。
昔はスイカを狙う、タヌキやムジナに困ったものだったけれども今はマックスのお陰で被害なし。

 タヌキやムジナは、コツを聞いてみたい程のスイカの熟し方を知っていた。
さて、明日あたりはは採り頃かな。なんて思っていると必ずその晩にやられていましたからね。

 スイカの表面に爪でひっかき傷をつけていたから、あれで判断していたのかなー。
なにはともあれ、タヌキ、ムジナはスイカの目利きに関しては天才ですね。

 それが見事に熟したものばかりで、驚いたものです。
そこにいくと、カラスなんて利口なのに、スイカの目利きは全く駄目で、中身の白いスイカまで割っています。
と、言う事でマックスネタが多くなってスミマセン。
コメント (6)
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