先日一通の封書が届いた。
差出人を見て、ハハーン例の奴だな、と、思いつつ開封。
内容は、マックス自身の表彰では無かった。
「平成26年度長寿動物飼育者表彰」で、何の事は無い飼い主の表彰です。
犬15歳以上、大型犬11歳以上なんてありますよ。
マックスは中型犬だから13歳くらいで貰っても良かったのかな(笑)。
参考ながら猫ちゃんは13歳以上だからね。
そんな事を知ってか知らずかマックスは朝の畑でのんびりと欠伸。
若い時の元気の塊、エネルギーの塊のようなのようなマックスも見事な老犬となりました。
でも、しっかりと餌を食べ、朝晩の散歩は欠かしていません。
さて、マックスと同じ老体ながら何の表彰の栄誉も浴していないスベルべトーちゃんです。
平々凡々と暮らしてきた身には叙勲なんて程遠い話ですね。
でも、叙勲制度なんてどんな意味が有るのかと、春秋の受賞者発表を見るたびに複雑な思い。
そもそも人間、人間の行動・行為に等級なんてありゃしないと言うのがスベルべの気持ち。
そのたびに、叙勲を断った作家の故「城山三郎」さんの事を思い出します。
どうしても、受けたくないと言う本人に奥さんが問いただすと、「物書きが勲章なんて貰ったらおしまいだ」と言ったとか。
どもりつつ奥さんに弁明した彼には、やはり戦争体験、個人と国家の関わり合いの嫌な思いが有ったようです。
そうですよね、同じことをしても戦勝国では英雄で、敗戦国では戦争犯罪人になるのは昔からのならいです。
まー、叙勲制度をきらい、そして制度を嘲笑うのはスベルべのひがみかも知れませんがね。
ましてや、死亡者叙勲なんてどんな意味が有るのか凡人スベルべにはとんと分からない。
何かの間違いで、スベルべに文化勲章とか、人間国宝指定の有ったら丁寧にお断りします。
って、間違いでもそんな事なんて有るわけもない。
「俺には家族のお前たちが勲章だ」なんて格好良いセリフは言ってみたいものですけれどもね(大笑)。