畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

新年の行事「歳の神」

2015-01-12 04:56:49 | 暮らし

 昨日は村の行事「歳の神」に参加。
八時半集合で準備を始めますと言う連絡にも関わらず、スベルべが時刻前に到着するとほぼ準備終了。



 何事も定刻から遅れて始まると言う○○タイムもここは無縁の世界。
みんなが律儀に、定刻前に集まり始めると言う民主主義、自律精神の塊の世界です。



 晩秋に刈って置いた「カヤ」を中心に稲藁などで塔を作ります。
そして、その間にしめ縄を始め、書き初めの書き損じ、仏様のお札などを挟みます。



 さて、いよいよ点火です。
その年の年男と長老によって点火されます。



無事に点火の儀式が終わり、煙が立ち上り始める。
さて、開会の挨拶と乾杯で、「歳の神」行事はいやがうえにも盛り上がります。

                       (続く)
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1月10日の雪の状況です。

2015-01-11 16:57:17 | 自然

 昨日、仕事を終えて帰宅する前に撮影した風景。
駅名標がもうすぐ全部雪に埋もれてしまいそうです。



 ここのところ、一日の降雪量としては多くは無いけれど、毎日毎日降り続いています。
今朝の新聞で、小出の積雪は166センチと有りましたから、ここはもう少し多いのかな。



 この綺麗に舗装が出ている下りホームは、一部分ロードヒーティングが設置されています。
山裾の駅で有り、下りホームと上りホームの積雪量がかなり違います。



 でも、安全を考えての配置と思われる小型除雪機では、仕事が限界に近付いています。
小型ロータリーの投雪が、雪の山の上まで届かなくなりそうなのです。



 駅の待合室も屋根が自然落下式で、下に融雪装置が無いのですぐに屋根まで届いてしまいます。
これでも一、二度は崩して片付けているのですよ。

 なんだか困った年で、長期予報で「暖冬小雪」なんてされていましたが、どうもそうでもない。
小降りだけれども、降雪の日が続き、これからが少し心配ですね。やれやれ。

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早春の「鬼ヶ面」を歩く(その2)

2015-01-11 05:18:25 | 自然

 「鬼ヶ面」へ向かって昇り始めた直後です。
左の白い上着がスベルべママで、右がガイド役を務めた、地元生まれの地元育ちの先輩。



 ほら、先輩は本当に身軽な普段着って感じ。
本当の山男、自然人はそのスタイルも自然で気負いなんて微塵も有りません。



 一つのピークに辿り着き小休止。
後ろにそびえる山は「守門岳」です。



 「浅草岳」と「鬼ヶ面」の間の鞍部に辿り着き先行するメンバーを写す。
トップから二人目がスベルべママです。
「初心者だから、遅れないように必ずトップの次を歩け」と言うスベルべの言葉に従い必死に歩いていました。

 

  早春の「鬼ヶ面」を歩く(その2)
 
 前日の相談の結果、集合時間を三十分繰り下げたのだと言う。
全員で大笑いしながら身支度をした。
三月末の雪は、好天の前触れの放射冷却現象の冷気により、表面が硬く凍り歩き易くなる。
今回のガイド役は、ここ新潟と福島にまたがる山系を得意の猟場とし、熊撃ちもする地元大白川生まれの先輩である。
民宿を営んでいた、先輩の兄上は、三年程前に不心得の山菜取りが遭難騒ぎを引き起こした際、救助に出動し消防署員、
警察官と共にブロック雪崩の直撃を受け、二重遭難の犠牲となってしまった。
そんな、悲しみなど全く見せず、淡々と歩かれる。スタイルはマタギ風で、
ムジナの皮で作った尻皮と、猟師独特の真ん丸なカンジキが貫禄を漂わす。


           (つづく)
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冬の空に

2015-01-10 14:39:02 | 自然

 仕事の合間にホームに出て雪の状況を確認。
そして、空を見上げると驚くような光景が展開されていた。

 大きな鷲二羽が羽根を広げて空を滑空し、その周りに小さなハヤブサがまとわりついている。
小さなハヤブサが攻撃を仕掛けるのだが、時折り鷲も反転して反撃を試みる。



 何回もお互いの攻撃を繰り返しつつ、山の彼方へと消えた。
戦いは何時まで続いたのかは分からないが、あれはきっと縄張り争いの果てなのだろう。



 この尾根の楢の大木には毎年「オジロ鷲」が姿を見せしばらく留まっている。
野ウサギを探すためかと思ったが、「オジロ鷲」の餌は魚類だと言うから、それからすると分からない動きでもある。



 晴れた日のその尾根です。
尾根の右の沢、斜面は春先になるとカモシカが姿を見せる。

 そして、カモシカの次にはスベルべがゼンマイを求めて昇る事となる。
そんな事をぼんやりと考えていたら、何年か前に「鬼ヶ面」を歩いた事を思い出した。


  早春の「鬼ヶ面」を歩く(その1)


 山の友の誘いは何時も唐突である。
三月末の「鬼ヶ面」登山の話も、急な話だった。妻と二人で相談したが、私の大事な会議の翌日でも有った。
しかし懇親会を早めに抜け出し準備をする事で参加を決めた。


 まだ朝も暗い約束の時間に、待ち合わせ場所に行ったが人影は無い。しばらく待ったが誰も来ない。
私達のあいまいな返事に、待たずに出発したと考え後を追った。道路の凍結に注意しつつ軽トラックを飛ばす。
 登山口と思われる場所に到着し、探すがいない。


急遽目的地を変えたのかとも考え、会えなかったら一旦帰宅し、
家の近くの山に犬のマックスを連れて登ろうかと妻と相談していると、
一台の車に乗り合わせた仲間が謝りながら顔を出した。

                (つづく)

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新聞連載開始!

2015-01-10 05:03:04 | 暮らし

 新聞の連載が始まりました。
前にも紹介しましたが地元の「越南タイムス」。


 越南は「えつなん」と読みますが、外国名の漢字表記「ベトナム」とお間違い無きよう。
スベルべは購読していませんでしたが、古くからの伝統ある地方紙です。



 連載のコラムは、名前を「魚沼の日々」とさせて頂きました。
全文では有りませんが、第一回の「連載にあたって」です。


 今は、地方の衰退とか、地方の再生とか盛んに言われています。
でも、自分の生まれた故郷を、自分自身どれだけ知り、どれだけ愛している人がいるのでしょうか。

 私の生まれ故郷の良さを少しでも知って頂く、自覚してもらう事に拠り魅力を発信してもらいたい。
そんな気持ちも連載を引き受けた(売りこんだ?)理由の一つです。

 魚沼と言っても、面積的には広い地域で、動植物の分布から風習に至るまで違う部分が多々有ります。
でも、冬の雪に拠る、厳しくて辛い暮らしばかりでは無く、素晴らしい自然もまた残っているのです。

 次回からは主として「山菜」の話しから入ります。
以前、仕事関係の雑誌「新線路」連載した文章に加筆訂正したものが多く、幸い写真もあるので合わせて連載です。



 さてさて、こちらは本物の「越南」ベトナムからの連載。
ベトナムで暮らしている、スベルべの同級生の女性の連載も開始。

 こちらは、地方紙とは言っても大手の「新潟日報」です。
昨年お亡くなりになられた、母上とのベトナム暮らしの日々が連載されるようです。



 新聞は違っても、同じような時期に同級生同士が連載を始める事も何かの縁でしょうか。
隔週で連載ですから、毎週木曜日発行の「越南タイムス」と似たようなものでしょうか。

 彼女は母上との暮らしを本でも発表しています。
そして、最近の情報ではなんと、その話しが映画化されると言うから驚きです。

 主演の彼女役は「松坂慶子」さんだそうですから凄いですね。
そして、もう一人の主人公の母上はあの、「草村礼子」さんが演じられるそうですよ。

 「草村礼子」さんて、ほら「シャルウイダンス」の「たまこ先生」を演じられてましたよ。
うーん、素晴らしい配役を得て、こりゃ面白い映画になりそうだぞ。
コメント (4)
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