畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

クレソンを採る

2017-08-28 04:12:28 | 野菜

 今年は大雨・洪水の後始末に追われ、クレソン畑の手入れが疎かになってしまった。

通水状態が思わしくなく、繁り方もまばら。でも、涼しさを感じ始めて伸び始めています。

 昨日は農天市場の営業日で、早朝から山の畑で収穫。

続いて朝食前にスベルべママは下の畑、スベルべはクレソンの収穫と手分けをしての朝仕事。

 

 通水状態の良い所は、こんな風に繁茂しています。

クレソン畑全体が、こんな風になってくれたら言う事なしなのでしたが。

 

 気を取り直して収穫開始。

今の状態はこんなところ。これから涼しさが増すにつれ、ぐんぐんと伸び始めます。

 

 いつもこんな発泡スチロール製の箱の中に収穫して入れます。

箱の中には水を入れ、採ったクレソンが転ばないように傾けて採っては入れる。

 

 もう少しで箱は一杯になります。

一杯になると、片側にギュッと押し付けながら大量に詰めることに。

 こうして採ったクレソンは、帰って野菜用の三角形の防曇袋に150gずつ詰めて出荷準備。

朝食後にスーパーには8袋を出荷し、農天市場にも何袋か詰めて営業準備オーケー。

 「ビタミンCをはじめ、鉄分、カルシウム、カリウムなどの微量栄養素たっぷり」のスーパーベジタブル。

生で良し、茹でて良し、炒めて良しのクレソンはスベルべの人気商品でもあります。

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農薬大国日本

2017-08-27 04:41:40 | 

 農業にかかわりを持ち始めて以来、農薬には神経を使ってきています。

「ネオニコチノイド」と言う名前を知ったのは数年前。

 この辺りで「十五夜トンボ」と呼んだ「アキアカネ」の減少が気になっていた頃この話に興味をひかれた。

今の稲作は、田植え機用の苗を苗箱で作ることから始まるが、その際にこの農薬が使われていると言う。

 

 自他ともに先進国として世界に名だたる国。と、日本人は思っているのではないか。

でも、農薬の使用量が半端ではなくて、韓国に次いで堂々たる世界第二位の農薬大国でもあるのです。

(中国を調査対象にすると第三位銅メダルかな)

 医薬品の世界でも似たようなものだけれど、農水省、厚労省は対応が遅い。そして鈍い!

スベルべの持論でもあるけれど、明治以来本質は変わらない公務員制度は日本の一大害毒です。

 

 ヨーロッパ、EU諸国ではとうにその危険性から使用禁止になっているこの農薬が、

日本では使い続けられている。

 のみならず、食品に対する残留濃度のの基準が緩和されてさえいるのです。

自然に対する感性は人一倍と自認するスベルべには、昆虫、鳥類の減少、生息域の変化が気になる。

 

 序文を著した「甲野善紀」氏はスベルべも好きな人物です。

心ある武人でもある甲野氏が序文を書くだけでも日本を憂うる気持ちが伝わってくる気分。

 この国の役所役人に日本の行く末は任されない。

政治も然りですが、本当に情けない、でたらめな行政が日本の方向性を誤らせています。

 

 毎年我が地域では、時代遅れになりつつある無人ヘリによる農薬散布が行われている。

集落の農家組合長も二期4年努めて、この農薬散布の会議にも出席した。

 でも、反対意見を言おうにも、先ず「おかげで地域のコメの等級の一等が維持されている」との言葉で萎えてしまう。

慣行農法が主流であり、農薬散布反対派なんて「変わり者」の一言で済まされるのです。

 

 一人、日本の農業、いや日本の将来のことなど案じてもどうしようもない世界。

もっともっと、皆に知ってもらいたい、日本農業の現実と政治などとの関わり合いを。

 あ、「ネオニコチノイド」系の農薬は、効率が良く経済的と推奨するのは役所とその手先JAですね。

そして、その陰には大資本系の農薬会社の影がちらほらと見える、絶望的な現実も見えます。

 うーん、表の水田を眺めつつ、今宵も鬱々たる気持ちを持ちつつ酒を飲む。

せめて、このウィスキーの原材料の麦に農薬が使われていないことを祈りつつ。

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マグロの「づけ丼」美味しい~!

2017-08-26 05:01:47 | 食べ物

 素晴らしい水曜日に続き、木曜日も素晴らしい一日になった。

「すばる姉」の連れ合い、スベルべの義兄に古い机をプレゼントして頂くことになり出かけた。

 昼前に一仕事をして、お昼ぎりぎりに家を出たので途中で食事。

ここがねー、穴場的存在の大好きなお店で名前は「蔵」です。

 

 店の名前の通りの作りで、天井の高い蔵作り。

そして、お店の方は有難くも無いかもしれないが、国道17号の脇なのにいつも静かです。

 

 こちらで注文するのは、いつもこれですね。

店の本業が魚の加工と言う事もあり、「づけ丼セット」はお吸い物も含めて魚尽くし。

 

 大食漢のスベルべは100円増しの大盛りを注文。ほら、美味しそうなマグロがご飯を覆いつくしていますよ。

スベルべママは名誉のためではなく、燃費が良いので冗談抜きで普通盛の870円!

 

 何年前だったかなー、湯之谷在住の次姉に教えてもらって以来ファンになってしまった。

たまにスベルべママママが同行すると、普通盛でも食べきれず、スベルべが一部を頂きます。

 

 逆さ文字になりましたが「魚晃(うおこう)」と言うのが本社本業の社名のようです。

本当に外食など少ないスベルべ夫婦だけれど、時々気分転換と、働きづめに働いたご褒美に訪れます。

 いつ訪れても期待にたがわぬ美味しいマグロを食べさせていただけます。

こんな素敵な店が、国道脇でしかもいつも空いているのは有難く、内緒にしておきたいほどです(笑)。

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素晴らしきかな水曜日(その2終わり)

2017-08-25 05:31:38 | 暮らし

 

 久しぶりの再会の興奮も冷めやらぬ中、二人で向かったのは作業服の専門店。

久しぶりの作業服類の買い物だったけれど、なんと旧来の店のほかにすぐ近くに新規開店の店も。

どこの業界も商売、競争の激しさは同じだと感じましたね。でも、夫婦は大喜びでその二軒をはしごして買い物。

 

  まー、そんなお店では安物を買って失敗することも少なくはない。

でも、つい手を出してしまう。これはデニムの長いエプロンだけれどポケットが二か所あってゲット。

 

  スベルべママの帽子は、顔を覆う形でしかも後ろはネットで風通しも良い。

帰りに自動車の中で点検し、「わー、リバーシブル!」なんて喜んでいました。

 普段のスベルべママは山形の女性が使う「はんこたんな」を自作してすっぽりと顔を覆っています。

ほとんど顔が見えない状態の「はんこたんな」は人を驚かすには十分の効果も(笑)。

 

  夫婦二人で探すものの共通点は綿製品と言う事も一致した行動。

汗を大量に流す畑仕事には、やはり綿製品が快適なのですよ。これはスベルべの綿パンツ。

 カーゴスタイルで、太腿の横に加え、脛の横にもポケットがあり、後ろお尻の部分と合わせると6つのポケット。

それぞれのポケットに物を詰め込んだら、重さで歩けなくなっちゃうかも(笑)。

 

  今まで使っていたウインドブレーカーも古くなったので新調。

暑い暑いと言ってももう八月も後半。すぐ涼しくなり、そしてウインドブレーカーの時期になりますから。

 

 スベルべが最近愛用する畑仕事の手袋はこの収穫用のピタッと手になじむもの。

昔は革製の手袋を愛用していましたが、手の皮が厚くなり、その分手袋が薄くなりましたよ。

 帰り道にもう一軒、普段野菜を出荷すると同じ系列のスーパーで夕食の買い出し。

その店の「産地直売コーナー」も見てみたくて立ち寄ったのでした。

いずれにせよ、草刈りは出来たし、先輩には会えたし、素晴らしい水曜日になった一日でした。

             (終わり)

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素晴らしきかな水曜日(その1)

2017-08-24 05:29:41 | 暮らし

 

 月曜日から働き詰めに働いて週末の土、日曜日は農天市場の営業。

今週も、月曜日こそ休もうと思ったけれども、白菜の苗が植え時を迎え、畝を作って植えると一日が終わった。

 さて、火曜日こそ休もうと思ったけれども、終日雨の予報が、なんと全く降らない。

それならばと畝を作って「チーマディラーパ」と「オータムポエム」の種を蒔いた。

 

  さて、天気予報が一日ずれて、昨日こそは一日雨だと思ったら、朝には上がっている。

ま、「ラッキー」なんて思いもしないけれども、それならばと午前中は夫婦で草刈り仕事。

 

  何せ農天市場の周りの雑草がひどいことなっていましたからね。

例によって、正雄と民代の「草刈夫婦」となりぶんぶんと草刈り機を振り回すことに。

 

  スベルべトーちゃんは4サイクルエンジン。スベルべママは2サイクルエンジン。

少々不機嫌な不協和音を奏でながら汗を流します。草の陰にわずかに見えるスベルべママ。

 

  隣の水田耕作者はさぞや面白くなかっただろう想像できる雑草の繁茂。

草藪は米の大敵「カメムシ」の住処になると、勤勉な農家には嫌われますからね。

 

 ようやく、建物の「農天市場」の文字も良く見えるようになりました。

スベルべママの草刈り機のナイロンロープが尽き、スベルべの燃料も乏しくなったところでいったん終了。

 そして、雨は降らないけれども、土が乾かず畑仕事は無理と判断し、午後は作業は中止することに。

午後は、春先に一度、何年振りかにお会いした先輩に会いたくて、小千谷を目指すことになったのでした。

 昼食休みの後、恐る恐る電話を入れると御在宅で、訪問を快諾してくださった。

ご自宅の裏で少しばかりの野菜を作るが土が悪くてジャガイモは出来ないとの言葉に、お土産にはそれを。

 スベルべの14歳年上の先輩ですが、二人とも一本気なところに共通点があり、労働組合で苦労しました。

ご夫婦ともに、お元気で一時間余りの楽しい時間を過ごし、お暇したのでした。

               (続く)

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