畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

宮沢賢治の気分です

2017-08-23 05:18:40 | 暮らし

 「雨にも負けず」

雨にも負けず 風にも負けず  雪にも 夏の暑さにも負けぬ丈夫な体をもち
慾はなく 決して怒らずいつも 静かに笑っている
一日に 玄米四合と 味噌と少しの野菜を食べあらゆることを自分を勘定に入れずに
よく 見聞きし 分かりそして 忘れず


 うーん、教養も知恵も全く及ばないけれど、気分は「宮沢賢治」ですねー。

実は7月19日で任期が切れたけれど12年間市の行政改革推進委員をしていました。

 最後の三年間は委員長として、市職の皆様にもずいぶんきついことを言ってきました。

異例の送別会をして頂きましたが、「ひとえに市、そして市民の事を考えての発言でした。お許しください」と結んだ。

 でもね、実は昨年の12月からは民生児童委員の仕事も引き受けちゃいました。

先日の、大雨の際も、水門の水位観測を終えてから独居老人の安否確認に各家にお邪魔しました。

 

  野原の 松の林の 陰の小さな 萱ぶきの 小屋にいて東に病気の子供あれば行って 看病してやり
西に疲れた母あれば行って その稲の束を負い南に死にそうな人あれば行って 怖がらなくてもいいと言い
北に喧嘩や訴訟があれば、つまらないから やめろと言い
日照りの時は 涙を流し寒さの夏は おろおろ歩き

 昨日も朝から、何軒ものお家を訪問し、話をお聞きしてきました。

具体的なお手伝いにはならなくても、お話を伺うことくらいはいくらでもできますから。


  本当に雨にも負けず、風にも負けず。です。

元より、自分よりも弱いものや力の無いものは守っていくという、持って生まれた性格で、仕方ないですね。

 

  例年よりも涼しく雨の多い異常気象です。

でも、やはり暑さは仕事をすると、より感じます。午前の仕事だけで、上着も下着も汗を絞るようになる。

 

  午後からの雨の予報を頼りに、山の畑に野菜の直播きをしました。

手始めに「チーマディラーパ」と「オータムポエム」の種子を蒔きます。

 すると、畑の向こうから侍のように姿が見えてきた。うーん、宮沢賢治さんでは無いようですねー。

折から降り始めた雨に、頭から被る傘を着用した姿が彼の髭の事もあり、侍のように見えたのでした。

 

 みんなに 木偶坊(でくのぼう)と呼ばれ褒(ほ)められもせず 苦にもされず
そういうものに 私はなりたい

 

 やー、と片手をあげて挨拶をしながら近づいてきたのは「イチカラ畑」のメンバーの一人。

蕎麦の種子を蒔いた結果の確認に来たのだと言います。種子を蒔き、発芽を見るのは嬉しくもあり、怖くもあるのです。

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隣の畑の蕎麦が芽生えた

2017-08-22 05:01:42 | 野菜

 山の上の畑は最も高いところを通り越し、コンクリート舗装の農道を少し下ったところにある。

その坂を下り終え、三叉路に行きつくと正面の畑に蕎麦の新芽が見えた。

 

 13日はお墓参りの日でもあったが、日曜日とあり農天市場は普通に営業。

翌日の朝山の畑に行くと、そばを蒔いた形跡があり、うーん、なかなかやるわい。なんて思っていた。

 

 それが、雨も幸いしたのか三日ほどで揃って見事に発芽していましたよ。

我が家のさつま芋畑越しに見ます。ところで日照時間の少ない今年のさつま芋はどうなんでしょうかねー。

 

 これは、先日もアップしたジャガイモの収穫跡トラクターで耕す場面。

大きな雑草は手で引き抜いたけれど、小さい雑草はそのまま耕し込みます。

 

 せっかく耕したというのに、結構大量の降雨があり、表面は固まってしまった様子。

でもね、ここは本当に良い「黒ぼく土」と呼ばれる肥沃な扱いやすい土なんですよ。スベルべの宝物ですね。

 

 そして、山の畑は自然の王国。色々な野生動物が出没します。

幸いなことに、怖いツキノワグマとイノシシは出没しないので助かっていますけれどもね。

 このよたよたと歩いた足跡は、狸ですね。このジャガイモ畑の右隣はスイカ畑なんですよ。

彼らはスイカが大好きで、食べ頃をチャンと知っているのだけれど、今のところは撒いた犬の毛が防いでくれています。

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連載121「全くそのとおり」

2017-08-21 04:55:48 | 暮らし

    全くそのとおり

 

  少し前のベストセラーにイギリス人の男女が共著した「話しを聞かない男、

地図が読めない女」と言う題名の本があった。


 読んでみると共感できる部分が多い。

「人の話は聞かない男」と「地図が読めない女」男女の性格、性別の機微に触れる話で成る程と思い、

そしてニヤリとさせられる内容である。


 ある日の事、我が家内殿が夕食時に読んだ本の内容について熱弁を振るった。

彼女にしては珍しい事であり、どちらかと言うと読書家ではないので、たいした本でもあるまいと、聞き流していた。


 ある日曜日、週刊誌を買いにふらりと、書店に立ち寄ったところ、ベストセラーコーナーに面白そうな本があり、

買って帰宅した。


 そして、夕食時に晩酌で心地良くなった私は、家族にとくとくと、帰りの電車内で読んだ、その本の話しを始めた。

とたんに、家内と娘達に大笑いされ、親父の面目丸潰れとなった。

なんと先日家内が買って来て、面白いと私に説明した本その物だったのである。


 人の話を聞かない男とは良く言ったものだ。家族に言わせると私が全くそのとおりなのだと言う。

笑ってその場は取り繕ったが、その後酒を飲んでも家族の前では熱弁にならぬよう、少なからず気を使い、

努めて話しを聞くようにしている。二冊目の本は、この笑い話と共に娘の友達にプレゼントされた。

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テレビの収録日でした

2017-08-20 04:58:07 | 暮らし

 先日は月二回のケーブルテレビの収録日で山の畑へ。

何か番組「魚沼農業日記」の目玉、サービスを提供したくて、スイカを収穫して食べるという場面。

 アナウンサーには「不味くても美味しそうな顔をしてね」なんて言ってスイカを収穫し割ると御覧のとおり。

何だか種の少ない品種で、しかも甘さも十分。アナウンサーは演技ではなくておいしさに目を丸くしていました。


 クイズでも無いけれど、こんなスイカの藪の中に美味しいスイカが鎮座してるって訳。

所が昨日は、カラス除けの張り巡らせたテグスの無いところを狙ってカラスが乱暴狼藉。再度張り直しましたよ。

 

 山の畑の収穫品です。

何時撮影に来ていただいても、話題には事欠かない山の畑です。

 

 130本植えたトマトは当初、一部には屋根のビニールを張ろうと思っていました。

でも、忙しさにかまけてそれもままならず、結局野ざらし状態になってしまっています。

 

 でも、藪から棒でも無いけれど、「藪からトマト」です。

サカタの「アイコ」は特に黄色種が雨に弱く身割れしちゃったけれどもこの「ピンキー」はご覧の通り。

 

 こちら、黄色種は「ピンキー」の兄弟と言うか姉妹と言うかの「キラーズ」です。

お客さんに二種類合わせると「ピンキーとキラーズです」と言っても笑うの畑一部の人のみ。

 一時代を画した「ピンキーとキラーズ」も遠い昔話になってしまったようです。

かくして、7年目に入ったケーブルテレビの人気番組?「魚沼農業日記」の撮影は今回も無事に終わったのでした。

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秋野菜の種まき開始!

2017-08-19 04:41:56 | 野菜

 秋の種まきを山の畑で始めました。早蒔きは害虫にやられる率が高いので待っていた「ルッコラ」を先ず蒔く。

秋野菜の代表の大根類はまだですが、昨日は土の湿り気を見て、時は良しとばかりにトラクターで耕し終えた。

 

 次いで先日、長岡のホームセンターまで買い出しに行ってきた種を蒔く。

こんな「パクチー」もあるのですね。先が楽しみです。

 

 これは下の畑、農天市場の小屋の中で育てている苗。紫白菜の「紫奏子」です。

宣伝文に「衝撃のバイオレット」なんてありますよ。これは二回目の種蒔きによる苗です。

 

 一回目に連結ポットに蒔き、丸いポットに移植した「紫奏子」はもう畑植えても良い程に成長。

この紫色の白菜は初めは「紫式部」と言う名前でしたが、他に登録した名前があると言う事で名前が変わりました。

 

 普通の白菜の苗もご覧の通りで、畑への移植を待っています。

これは「七十日型」と呼ばれる白菜で、少し早すぎかとも思い二回目を蒔いています。

 昨日はこの他にも今が蒔き時の玉ネギの種子を二種類蒔きました。

夕方から雨の予報で、蒔いたのだけれど夜半から大分強い雨音。蒔いた種子と、山の農道が心配です。

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