畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

真夏日の炎天下に里芋を植える(その1)

2019-05-28 04:03:36 | 野菜

 この地方の里芋植えは、直植えは少し無理です。

気温地温が上がりにくいので、畑に仮植して藁などを掛けて保温し芽の出を促すのです。

 

 早い種イモは早くも里芋らしい葉を広げ始めています。

植え付けには、絶好のタイミングと言える時期を迎えたのです。

 

 一昨年、友人からマルチを掛けてから植える方法を聞きました。納得の方法でした。

昔、サラリーマン時代に職場、線路の近くで里芋のマルチ栽培を見て興味を覚えたのでしたが。

 

 マルチ栽培で欠かせないのがこの穴掘り器。

事前に間隔を計り、マルチへの穴あけ道具で穴を開けます。

 そこへ、エイヤーとばかりに穴あけ器を力一杯振り下ろす。

そっと脇に土を落とし、穴の底に植えてから丁寧にその土を埋め戻します。

       (続く)

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熱中症なんて蹴っ飛ばせ

2019-05-27 04:46:38 | 暮らし

 先日の土曜日25日に母校でもある小学校の運動会に列席。

バドミントンクラブのコーチとしての、招待状で来賓席に座り観戦しました。

 

 今年は全校で71名だったかな。

団塊世代のスベルべは同級生だけで98人。一学年下は102名だったかな。

いずれにせよ、当時の児童生徒数よりははるかに減っているという現実です。

 

 色々な種目があり、スベルべもじゃんけんの対戦相手に動員されたりします。

競技が進み、低学年1、2年生によるリレーです。どうやら、全員参加のようです。

小さな体にビブスって言うのか、ゼッケンが大きくて暑苦しそうです。

 

 男女別も無しの全員リレーですから抜きつ抜かれつの大熱戦。

この日の当地は最高気温32度が予報される暑い一日。そんな暑さも蹴飛ばすような力走です。

 

 最後まで優勝が分からないデッドヒート。

子供たちの控席は急きょ借用したテントが張られていました。

 各地で熱中症による救急搬送などがニュースで伝えられていますが、子供たちは元気いっぱい。

でも、プログラム変更で一般列席者、PTAによる種目だけは中止になったのは賢明だったかな。

なにせ、子供たちよりも親たちの方が暑さにも慣れていないし、軟弱な事は間違いありませんから(笑)。

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連載196「千鳥破風」(その2)

2019-05-26 04:13:35 | 暮らし

        千鳥破風(その2)

 その奥が板張りの台所で私の記憶が残っている中で、釣瓶井戸から打ち込みの鉄管が打ち込まれ、

手もみのポンプが取り付けられた。

 その鉄管を打ち込むのに天井を破って櫓を組み「もんけん」と呼ばれる鉄製の重りを、

綱で上下して打ち込んでいた事を覚えている。台所は風呂場も兼ねていて、片隅に風呂桶が据えられていた。


 さて、厩を過ぎると左手に一部障子の引戸が有り開けると居間だ。

入ってすぐ右は「火焚き尻」と呼ばれる背丈の低い板で囲まれて、当座の焚き物薪を入れておく設備で、

薪が無くなると厩から持ち込むことになる。


 さてその「火焚き尻」に続いてあるのが、「囲炉裏」だ。囲炉裏は家族の集いの場で赤々と火が燃えている。

時には「かぎ付け」に鍋が吊り下げられ、煮物などが煮立っている。

囲炉裏の脇には灰の中に「火渡し」と呼ばれる弓上の金具などがあり、餅を焼く際には出番となる。


 囲炉裏の脇には「火つぼ」と呼ばれる黒い水を張った甕があり、燃え残った薪は、

赤々としているうちに火箸で掴んで水に浸す。

ジューっと音がして水蒸気が立ち上り、簡便な炭が出来上がるのだった。

          (続く)

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朝日が当たる我が生まれ里

2019-05-26 04:10:38 | 風景

 忙しすぎて、身体も興奮状態が続いているのか目覚めが早い。

目が覚めると、まだ日は登っていないが明るくなってきた。そうだ、山の畑へ急ごう。

 ずいぶん早くなった日の出の時刻だけれど、山の端からの日の出に間に合った。

今は左奥の「守門岳」と右の「権現堂山」の間から太陽が顔を覗かせる季節です。

 

 太陽は顔を覗かせるとその後は早い。

田植えがほとんど終わったようだけれど、その水田に朝日が降り注ぐ。

 

 中央右手に小学校が見えます。

この日は運動会で、バドミントンコーチのスベルべにも招待状が届いています。

 

 右側、山沿いを走るJR上越線も見えます。

手前の山の斜面は山菜の宝庫で、独活やゼンマイが採れるのだけれどほぼシーズンは終わってしまった。

 忙しすぎて、なるべく考えないようにしているけれど、そろそろさつま芋植えの準備の季節。

20畝以上も作って来たけれど、さつま芋の畝は加えて40畝以上。さて、畝の間隔の目印を作りに行きましょうか。

 

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連載196「千鳥破風」(その1)

2019-05-25 04:24:47 | 暮らし

         千鳥破風(その1)

  昭和30年に村の中心部、鎮守様の後ろにあった古い茅葺の家を壊し、

まだ一軒も家の無かった上越線「北堀之内駅」の駅前道路わきに我が家が新築された。


 壊した藁葺き屋根の家は、築何年だったのか、その作りから見て江戸時代もかなり古い時代のものだったに違いない。

千鳥破風と呼ばれた様式だったらしいが、典型的な曲がり屋で前中門と呼ばれた玄関棟は天井に潜り込み、

材料を見ると勿論だかもしれないが鉄釘など一本使われていず、荒縄で部材同士は繋ぎ合わされていた。


 柱類は本屋の座敷の柱にも見られたのだが、鉋(かんな)仕上げの跡は無く、チョウナ削りの荒々しい仕上げだった。

戻って、玄関を入ると右手に便所、そして奥手には木製の重い引き戸が有った。

その引き戸を開くと土間が続き右は厩(うまや)だが、物心つくころには馬の飼育はされていず、薪が大和積まれていた。

その土間の奥には釜土が置かれ、煮炊きができるようになっていた。


         (続く)

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