夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

千姫様について簡単に

2007-11-23 23:36:34 | 子供のこと身辺雑記

千姫様について簡単に
子供の頃に 山本富士子さん主演の千姫の映画を見た

相手役は本郷功次郎さん 大映映画

千姫のいる屋敷に入った男は死体で発見され 本郷功次郎はその謎を探るうち 千姫を愛するようになる

最後 千姫は尼になる為 悲恋ではある

その後 東映では美空ひばりも千姫を演じた
映画 ドラマ で 千姫はかなり題材にされてました
ましたが 大人になり自分で選んで本を買い 読むまで
千姫が 正確には誰の娘で いつ何処で死んだのか はっきり判りませんでした

徳川秀忠とお江与の方の娘で 家康の孫娘

後に三代将軍になった家光の姉

母お江代の方は 淀君の妹なので その美貌は伯母や 祖母になるお市の方にも似ていたかもしれません

幼い頃 人質のように秀頼の妻として大坂城へ

大坂城が落ちた後は 姫路城で似合いと言われた美男の夫と暮らすも 彼は病死する

産んだ子供の死

悲しい幾つもの思い
やがて弟 家光は江戸へ戻るように姉を呼ぶ
千姫は尼となり生涯を終えるが その時代の女性としては実に長寿である

健康にも気をつけた聡明な女性であったことが伺える

彼女の名誉の為に 幾つかの興味本位な小説やドラマで描かれたように淫乱な男好き 色情狂で無かったことを書いておきましょう

時々 とりつかれたように千姫について書かれた本を まとめ読みしたくなる私です


東野圭吾著「殺人の門」角川文庫

2007-11-23 17:52:49 | 本と雑誌

東野圭吾著「殺人の門」角川文庫
東野圭吾著「殺人の門」角川文庫
歯科医の一人息子で広い家に住み
だが祖母の死と共に少年の家庭は崩壊する
噂 不幸の手紙 両親の離婚
金目当てのホステスに狂った父

主人公が好きになる女性を横取りし 巧妙にくずのような女を押しつける男

ひたすら不幸を運んでくる男

ただただ騙され続ける主人公

彼は 遂には殺人犯という最大の不幸も 狭き殺人の門を入り 進んでしまうのだろうか

東野圭吾は引き出しの多い作家だ

ひねくれた孤独な喜びを描くのも上手い

カテゴリー分けできない作家の一人だと思う


味噌味仕立てで

2007-11-23 11:58:01 | 子供のこと身辺雑記

味噌味仕立てで
白菜 もやし 豆腐 団子2種類
鰹節と昆布のだしを 酒 味醂 醤油で調味し八丁味噌を加えています

お昼ご飯に

夜は父には鯛の煮付けを予定

鍋が残れば 鍋用ワンタン 似た感じですが
豚ミンチを餃子の皮で包んだだけ―の モノ など入れようかな と 思っています
お餅もいいでしょうか


「ジョシデカ!」

2007-11-23 01:32:19 | テレビ番組

テレビドラマ
出演 泉ピン子 仲間由紀恵 リュ・シウォン他

最初に 私 泉 ピン子 さん 嫌いなんです(笑)

仲間さんは好きなのだけど

だから このドラマの視聴率が低い―という記事を読み
そりゃ泉さんのせい―と思ってしまった(爆)

ただストーリー的には好きなので ビデオ録画

リアルタイムでは同じ時間放送の「医龍」見ています

でね やっぱり泉ピン子さん合わない!
刑事役

リュ・シウォンさんも日本語覚えて頑張っている努力はかうけれど 役の必然性を感じません

泉ピン子さんの役を他の女優さんが演じておられたら もっと見やすく スッキリすると思います

残念!

ええ もの凄く偏見にみちた感想です

出てる他の俳優さんは いい味出しているのに
実に惜しい!です


柴田翔著「されど われらが日々―」文春文庫

2007-11-23 01:14:24 | 本と雑誌

柴田翔著「されど わが日々―」文春文庫
柴田翔著「されど わが日々―」文春文庫
柴田翔著「されど わが日々―」文春文庫
解説は大石静さん
彼女には 大切な青春の思い出の本であるそうだ

世代が違うせいだろうか
私は正直 どの登場人物にも苛々した
作者は私の母と生年が同じである

母はもっと必死に生きていた
もっと純粋であった

こ理屈ひねくり回し 深い感情なく関係持ち
これが青春と正当化する

失われ二度と戻らぬ美しい季節とでもいうのか
失われて当然だ

深い感情もなく関係を持ち 相手の女性が自殺しても罪悪感を覚えず
不幸をまき散らしている―とも読めるのだ
厳しい見方かもしれない
幾ら学歴があろうとも それは無責任で無頼な生き方である
とってつけたような最後近くでの自己防衛
無頼であってもいい

もっと純粋であってこそ 青春だと思う
そうであってほしい

結婚を控えた婚約者 節子がいる主人公は 古本屋で ある全集本を手に入れる
それは節子が知る男の持ち物であり 彼は自殺していた

周囲の人間関係 おかしくなっていく節子との関係
男には節子の求めるものが理解できなかった
それは節子の身に事故を呼び 皮肉にもその事で 彼女の存在を必要なものと思うも

傷が癒えた節子からは別れの長い手紙が届く「されど われらが日々―」

悲劇のヒロインを気取りたい自分の気持ちも判らぬ馬鹿女と 理屈っぽいうざったい男
読んでおいて何だが 勝手にやってくれ と 思ってしまった

「ロクタル管の話」国語の教科書やプリントの問題に選ばれそうな話

と こうした作品は つい辛口に見てしまう

だから どうした?と思ってしまうのだ

少年の日の思い出

私には合わない作品でした

解説の大石女史は褒めておられるので こうした作品が好きな方には良いでしょう


「姫の宿」―6― 姫御前 迷惑する

2007-11-23 00:14:02 | 自作の小説

殺人事件は解決したが 景海寺がある風姫山と姫御前神社がある貴恋山周辺は時ならぬ純粋じゃない観光客に迷惑していた

夜半スコップ担いできたり ブルドーザ―で乗り込む古い映画の悪役のような事をする常識忘れた人間もいる

―ね・・・眠れぬわ!―物臭な姫御前もたいそうご立腹であった

最近 新しい芸を覚えた姫御前はなつきの頭の中に話しかける

「ふ~ん そりゃ大変だね」と なつきはすげなく言う

ばかりか一度などは叱られた

「あのね 授業中はやめてよね
特に生物は僕が楽しみにしてる数少ない・・・授業なんだから」
で「だいたい・・・」と なつきは続ける
「さやかやすずか それにしずか 僕でなくても いいじゃんか」

「そなたは わらわのこの世での宿のようなものじゃ
せいぜい体をいとうてたも」高笑いと共に姫御前は言う

なつきは半ば頭を抱えつつ叫んだ「勝手に宿にするな」

ハタから見れば随分危ない奴である

さあて そうした記事を書いた記者の事が刑事達の間では話題になっていた

すっぱ抜いて書かれなければ 事件も解決したし こんな大騒動にはならなかったはずなのだ

「本人いわく服部半蔵の遠縁の隠し子の子孫だとか
家光はこの隠し金の件に関しては柳生も服部も どちらも信用せず
どちらも隠し金の行方を突き止めようとして失敗した

記者の先祖の忍者はこの地に住みつき生涯かけて探ったが
姫御前の死と共に 隠し金の行方は判らないまま

しつこく代々の子孫は探しつづけていたそうな」

山本が話し終わると 津田が言った

「そりゃ無能な一族なんだ」

「そのせいで毎晩警戒体制だ たいした山じゃないから 迷い込んで遭難はないだろうが」日頃温厚な三船も機嫌が悪い

携帯電話を閉じて雅が立ち上がる「ビデオの予約確認もしたし 見回り行ってきます」

雅 京四郎は携帯電話で番組予約までしているらしい

次第に上品イケメン王子の評価は 時代劇オタクの妙な奴へ―変わりつつある
来年のバレンタイン・デーに貰えるチョコはないかもしれない

ただ本人はもてるもてないは さほど気にしていない

雅が出ていくと津田が拗ねた「何であいつは無駄にああも元気なんだ」

「そりゃ若いからだろ羨ましいこった」と山本が人の悪い笑顔になる

言葉につまった津田は上着持ち立ち上がる 「俺も行ってきます!」

人の噂も七十五日
けれど時ならぬ黄金熱 一獲千金の夢はいつ収まるものか

住人達もパトロールしているが

噂の無能な忍者の子孫の記者も地図を片手に山に入っていた

彼は姫御前神社に何か証拠があるのでは―と疑っている

名前を 初鳥吾郎(はつとり ごろう)と言う

代々 埋蔵金の夢にとりつかれているのだ

妄執と言ってもいいだろう

身長175センチ やや太め・・・
自分こそ埋蔵金を見つけるのだと

その情熱はかなりハタ迷惑である

しかも姫御前神社の娘 安倍すずかが気になっている

いっそ清いお付き合いを続けてめでたくお婿になれれば~なんて勝手に 慾と二人づれの夢を見ている

初鳥吾郎三十五才 安倍すずか十五才

お似合いのカップルとは絶対に言えない