夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

C.J.ボックス著「凍れる森」講談社文庫

2008-02-13 15:36:23 | 本と雑誌

C.J.ボックス著「凍れる森」講談社文庫
C.J.ボックス著「凍れる森」講談社文庫
ワイオミング州猟区管理官ジョー・ピケット彼と妻メアリー・ベスの間にはシェリダンとルーシー 二人の娘がいる
「沈黙の森」での事件でメアリー・ベスは妊娠中に撃たれ 赤ん坊を喪った

その後 置き去りにされた少女エイプリルを里子にし 養女にする手続きを進めていた

そこへ娘を捨てた母親ジーニーが姿を現す
エイプリルを学校から連れ去り 森にこもる集団の中に入ってしまう

政府からは誇大妄想の偏執狂 しかも厄介な事に権力だけはある―馬鹿女がありもしない事件を頭の中で完成させてやってきた

イカレ女記者を取り巻きに連れて

野性の鳥を馴らして暮らす孤独だが頼りになるネイトを 大事な家族の友人としてジョーは得る

ネイトはジョーの何かを信じ その期待にジョーがこたえたからなのだが

正義と法では{悪}を退治できず

個人の限界

良き夫ジョー 聡明で優しく愛情深く 肝心なところでは夫の決断を信じる妻メアリー

父親を真似て深く静かに考える娘シェリダン

素直だが楽しいことの方に影響されやすいルーシー

豊かな生活をさせてくれる夫を見つけるのが特技のメアリー・ベスの母親ミッシー

シリーズが進むごとに次第にジョーにも彼を理解する友人が増えつつある

もっともっと彼の味方が増えるように祈りたくなる

山 森 野性の生き物
自然

読み続けていきたいシリーズです

早く新作を♪


C.J.ボックス著「沈黙の森」講談社文庫

2008-02-13 00:58:46 | 本と雑誌

C.J.ボックス著「沈黙の森」講談社文庫
C.J.ボックス著「沈黙の森」講談社文庫
ワイオミング州猟区管理官 ジョー・ピケット

愛する妻は自分と結婚することで輝く未来を諦めたのでは―と思っている

その妻メアリー・ベスは三人目を妊娠中

娘が二人

仕事中 ジョーは怪我をする
やがて何かが怪しいというもやもやした気持ちは 妻が撃たれ 娘がその犯人に追われていると知り 一気に燃え上がり爆発する

生きる道を迷っていたようなジョーが 家族を守る為 本来の自分を取り戻す

娘シェリダンとの絆

野口百合子さんによる訳者あとがきも良いです

シリーズ第一作

そして第二作の解説は 池上冬樹氏
「いまどき珍しく高潔な男に勝利してほしいから」

だから応援したくなる主人公

そのせいかシリーズは続き本国では2006年春で六作目が出ているそうです