夢見るババアの雑談室

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百田尚樹著「ボックス!」上   講談社文庫

2014-09-20 22:14:40 | 本と雑誌
ボックス!(上) (講談社文庫)
百田 尚樹
講談社
                



恵比寿高校の教師の高津耀子は友人の久美と電車に乗っていて傍若無人な行動をしていた不良達に絡まれる 
その不良をやっつけたのは 風のような少年だった 

後日 少年と一緒にいたもう一人が自分の教え子だと 高津は知る 

ボクシングの鏑矢義平 言動は馬鹿だがボクシングは強かった 

弱いことから屈辱を味わうこともあった木樽優紀は 高津の言葉「文武両道」を目指す 

美しい高津に木樽は憧れていた

鏑矢のような才能は無いものの 基礎から監督の沢木に教えられ熱心に練習して 木樽は力をつけていく 


勉強ができる木樽と喧嘩なら負けない鏑矢は幼馴染みだった 


いじめられる木樽を鏑矢はよく守ってくれた 



ーカブちゃんは太陽みたいなものだ 永久に届かないが永久の憧れだーと木樽は思う 




それでも木樽は強くなりたかった


へたれな自分を乗り越えて 


その為に練習し続ける

鏑矢に好意を抱く成績優秀な少女丸野 彼女は天真爛漫に好きな気持ちを表現する


大阪には稲村という強い選手がいた
静かな稲村 
やんちゃな鏑矢 

小さな幾つかの事件 


最初ボクシングは野蛮だと思っていた高津は しだいにボクシング部の生徒達を勝たせてやりたいと思うようになる 

ボクシング部の顧問となった高津は監督の沢木が強い選手だったのだと他校の監督から教えられる


木樽と高津と時々語り手(視点)が変わりながら物語は語られていく