夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

暑い 雨も降りませんーー;

2015-08-07 22:56:57 | 子供のこと身辺雑記
無事に主人は退院しました

足も痛くないーと
でも踵ついちゃいけないから 松葉杖の貸与ありーです


うっかり私が 日曜日は私の両親の墓参りに行こうと思っているーと言ってしまったものだから
主人は「迎えに行くから一緒に墓参り行こう」と


うう 迷惑だわ 帰りに友人の美容院に寄って髪を染めようと思っていたのにー


両親のお墓がある霊園は山だし道が狭いから お盆とかお彼岸には行かないようにしています

お盆の前に行っておいて またお盆が過ぎてから行くーなどと


退院した主人を姑の家に送って行ってから 帰り道に買い物(土用に入院していた主人が食べられなかった鰻の蒲焼なども)などして帰宅
夕飯用に作ったおかずと魚屋さんで買った鰻の蒲焼とを 夕方早めに姑の家に届けて



夕食を食べ終えた主人「鰻 柔らかくて美味しかった」


ええ 知る限り一番おいしいところで買っております・笑
お値段もそこそこしますけど^^;


で姑の家では雷鳴聞こえて雨が降ってきました

姑の家からの帰り道 期待したんです
私の家のあたりも雨が降ってくれてないかしらと


ダメでした
地面乾いていますもん


やっぱ水撒きしないとダメですか・・;


長男が帰る頃 稲光は見たんだけど
雨 降ってはくれません



歌おうかな

雨雨降れ降れー

そして何より 涼しくなあれ!

麻野涼著「誤審死」 (文芸社文庫)

2015-08-07 22:14:27 | 本と雑誌
【文庫】 誤審死 (文芸社文庫)
麻野 涼
文芸社




農業をしながら 建設会社でも働く大船貢には4人の子供もあり 家庭を大切に真面目に働いていた

学生時代は出来が悪かったが今は羽振りが良い折茂に絡まれても我慢して


ところが折茂夫妻が惨殺されて アリバイがあるのに 犯人を逮捕しなくてはいけない警察により 大船は犯人に仕立てあげられる


警察の厳しい取り調べ 不当な圧力に屈し 大船はしていない殺人を認めさせられてしまう

街の人々は一家を白い目で見るようになり 嫌がらせの電話なども入るようになった

大船の妻は重い鬱病になり
長女の祐美は自殺 次女の靖子は行方不明となった

三女の典子殺人犯の子ーという扱いに耐えて高校を卒業後 働きながら専門学校を経て 看護師になった
末の長男の芳雄は余り人と接さなくて良い長距離の運転手に


長い裁判のあと最高裁で大船は有罪とすと出てるには いっぱいあった矛盾から差し戻し そして無罪を得た


けれど大船の妻は病死
畑などの手入れも始めた大船だが 倒れて帰らぬ人となる


典子は殺人犯の娘ということが夫の両親に受け入れられず 離婚に至った



緩和ケア専門の病棟で 典子は元教師の箱崎という患者に出会う

そして ある夜 箱崎からセクハラを受けた

その箱崎はうなされて寝言で「ユミ」と言った


他の看護師から 箱崎が問題ある教師であったことを聞かされる

姉の自殺の原因を考え始めた典子は 箱崎について調べる



箱崎は教師時代 女生徒を触ったり レイプもしていた
いわゆる変態行為に興奮する男


祐美は箱崎の毒牙にかかり絶望して死んだ

箱崎の被害者と協力して 典子は箱崎への復讐を開始する

典子は折茂夫婦を殺したのが 箱崎ではないのか その証拠が欲しいと考えるようになっていた
かつて箱崎に無理矢理乱暴された深沢クリニックの娘の奈央と その父親の医師も典子に手を貸す




弱り切った箱崎を殺しに真犯人がやってきた


行方不明となった典子の姉の靖子は 真犯人に殺されていた

父親の無実を信じて 靖子は犯人を捜していたのだ



怨みがあるけれど 典子と奈央の箱崎の扱いは これはかなり陰湿でもあります
真実を知る為でも


まして典子の職業は看護師だし



復讐は果たし 真犯人は逮捕され 父親の無実は証明されました


だけど 今後 典子と奈央と 本当に明るく生きていけるのかー
そこを疑問に思ったりします



箱崎は最低の人間ではありますが


麻野涼著「死刑台の微笑」 (文芸社文庫)

2015-08-07 07:34:15 | 本と雑誌
【文庫】 死刑台の微笑 (文芸社文庫 あ 3-3)
麻野 涼
文芸社



二十歳になるやならずやの娘が惨殺された
犯人達は未成年ということで詳しい情報も入ってこない
母親はこの犯人である少年達3人の裁判を傍聴出来る方法から探る
何故娘は殺されたのか どのようにしてあんな惨い死体にされてしまったのかー

3人の少年達は4人も殺している

藤原という男 その藤原を殺すところを少年達が見られたと思ったホームレス

そして少年達が金を奪う為に目をつけたのがー清子の娘とその友人の石川

少年達は二人を車で拉致 清子の娘は少年達にレイプされた上に殺された


少年達に家族を殺された遺族達は それぞれに少年達へ{思い知らせてやりたい}-そう思った


裁判は数年かかり少年達も24才になる


その数年の間に少年達を応援する「支援者」もできていた


かつての少年達は裁判で互いに他の仲間が悪いーと主張する
罪から逃れようとするのみで 反省はない


罪から逃れるためなら どんな嘘もつく
自分の身うちすら騙す


清子は犯人の一人 遠藤の嘘を見抜き 対決して指摘した
そして遠藤は醜い本性をむきだしにする
「ザッケンナよ、このクソババアがよ。出たらぶっ殺すぞ」

また遠藤を弁護する弁護士の流川は かつて清子を馬鹿にした扱いをした
そのことへのしっぺ返しも清子はするのだった



それでも殺された人間は生き返ってはくれないけれどー



現実にも慄然とするような{安易すぎる動機の殺人}が増えています

ただ自分の衝動的な欲の為だけに
で罪を犯したあとは どうやって逃れよう 
ずうっと自分のことばかり

確かに犯人にも人権があるのかもしれませんーでは殺された人間は 死んでしまえば人権もないーただのニュースのネタなのでしょうか
人には知る権利があると 被害者の側ばかりが どうのこうのと追及されてー

あることないこと いえむしろ作ってでもおもしろおかしく報道される

変すぎます

その変さを どうにかしたい
どうにかならないか

ある種の仕返しをしたいー

それは自然な感情

正義かどうかはともかくも