夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

「再び 川の畔で」

2015-08-22 19:32:46 | 自作の小説
川の畔の店を手伝うようになってから 不思議に思うことも多くて 小さな子供のように質問を繰り返した


死んでいるのに 飲んだり食べたりするのは何故なのか

店の材料の仕入れは どうなっているのか


すると日本手ぬぐいをあねさん被りにした女性(ひと)は 困ったように首を傾げながら教えてくれる
優しい女性(ひと)だ


「-んとね~ 死んで間もなくは その食べ物の形を見ると 味がする 食べたつもりになるのだと思うの心がね

だけど だんだん こちらの世界に馴染むにつれ 飲み物も食べ物もどうでもよくなるみたい

匂いも香りもね意味をなさなくなるーというか

食べたいって気持ちも 一つの欲でしょう?

材料については これが必要ーと思うと出せるようになってくるの
面白いんだけど


だから料理しているふりーというなら ふりよね

ひどく漠然としているけれど


この世界がどうなっているのか まだまだ よくは知っていないのよ」



ありあまるほどある時間の中で とりとめなく よく話した

どんなふうに世界が変わっているか また私のことも 私の両親のことも


彼女はしみじみとした表情で話す「たとえ死んでいても 起こることには 何かの意味があるのね」



そんな ある時 私は父を視(み)た

驚いた とうに死んでいたはずー

なんで今頃 ここへ



私 店の奥に隠れてしまった



優雅に頭をめぐらしたあねさん被りの女性は 父に視線を留めた


深呼吸一つしたのが 離れた場所からも見えた



父の方はじっと相手を見詰めている


本当にそうか 思っている相手かと確かめるように 確かめるのが恐ろしいかのように


「写真も無かった 自分の記憶にずっと頼るしか無かった 面影を拾うにはー」



あねさん被りの女性は静かに微笑む「お疲れ様です 乗るべき舟が着いたら 間違えないで お乗りくださいね」


「君はー」と父が尋ねる



その女性(ひと)は そっと首を振った 「此の世とあの世と どちらの世でも もう私達の道が重なることは ありません
あなた様には 案じるべきご家族がいらっしゃる」


父は 苦しげな顔付きになった
 

「死んで真っ直ぐ此処へと来ることができなかったのは 遺したご家族を案じてのことでしょう  奥様とお嬢様のことが気になってー
人の生きる世界にとどまっていて

今度は事故に遭われた奥様とお嬢様のことが心配で 急いでここへ来られた」



するりと頭のてぬぐいを外した女性の顔は もしかしたら私より年下かもしれないくらいに若かった


「娘は 死んだのか」


「お嬢様は大丈夫です」



「有難う」
父は頭を下げた 「君も元気で」
足早に去っていく 誰かを捜すかのように





急に吹いてきた風に長い髪をなびかせて その女性は 父の後姿をじっと見送っていた



それから店の前の木に近寄っていく

「ご覧になったでしょう 急いで探しに行った相手は あなたです  お嬢さんは生きていると知って それで間違いなく妻だったあなたが死んでいるはずと
気にかけて 案じて捜しに行かれた

あれが あのお方の本当の気持ち 心です

何も思わずに 何十年も男と女が暮らしていけるものですか


それが お辛いと言うのなら 

お二人の間の親として 父として母としての関わりは 生きていようと死んでいようと切れるものでは ありますまい」



木の陰にいたのはー私の母だった
「憎いはずでしょう 憎いはずです どうしてー」



「あなた様は最後の最期に 母親にお戻りになられた  お嬢様に生きてほしいと希(ねが)われたでしょう  お嬢様だけは幸せに生き抜いてほしいと

おむつを換えて 夜泣きする子供を抱いて 立派に育ててこられたではありませんか

苦しかったでしょうに
自分が憎んだ女と同じ名前なんて その名前を我が子の名前として呼ばなくてはいけないなんて

長い辛い罰でしたね


どうぞ 急いで追いかけなさいまし

うまくすれば同じ舟に乗れるやもしれませんから」



母の姿から長い年月が抜け落ちていく 若い娘の姿に戻っていく

おそらく父に恋した頃の娘の姿に



両親が死んでからの こんな着地は思ってもみなかった




深い礼をすると 頭を下げると 母の姿は消えた





「では あなたは知っていたのですか?」


「あなたの名前を教えてもらってご両親のことを伺った時にー
だから案内人さんが あなたを店に置いていかれたのだとわかりました
どういう結末を選ぶのか 選ばせてくれたのだと
なんらかの形で決着をつけるようにー

案内人さんは それは親切な方ですから」


その女性(ひと)は ふんわりと微笑んだ
「楽しかったですよ 姉妹のようにあれこれ話して  とてもとても このうえなく楽しい時間でした

だけど あなたは生きなくてはいけません
今まで迎えの乗るべき舟が来なかったということはー
あなたの身体は生きています
お戻りなさい

生きるのです」



「前に あなたは どうしても逢いたい人が居る だから舟に乗らずに待っている そう話されました
それはー父では無かったのですか」

私は訊ねずにはいられなかった



「ええ 逢いたいと思っておりましたよ 願っておりました 今一度ーと
だけどね あまりにも長い長い時間が過ぎ去りました

ここで 死なれた方々のお世話をずっとして 多くの方のお話も伺いました

そうした時間の中で 
いつの間にか 逢いたいという欲は 思いは綺麗さっぱり消えていたのです

あなたのお父様と逢った時 それが分かりました
不思議なくらいに 何とも思わなかったのです

いっそ 笑いだしそうなくらいでした

心って 面白いものですね」




彼女は繰り返す「生き返っていらっしゃい 幸せな人生を祈っておりますよ 同じ名前のお嬢さん」



「もしも うまく生き返れたとして 私は 覚えていられますか この川の畔のことを」



優雅な仕草で首を傾げると 彼女は言った「 それは わかりません 夢から覚めるときのように そのほとんどを忘れているかもしれません
だけど きっと 生きる勇気を持って目覚めることでしょう  良い人生を」


優しく優しく彼女は手を振る




そして私は 川へ向かう人々とは逆の方向に歩き始めた


さようなら 有難う
川の畔の店の あねさん被りの優しい女性(ひと)よ




「川の畔で」↓

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「昏(くら)い愛」↓

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「空しき意趣返し」↓

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「もう一度」↓

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「山の宿で」↓

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関連作品です
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「山の宿で」

2015-08-22 16:41:44 | 自作の小説
亡き父に対しては 理解できないところもある母だが 私にとっては 生きているただ一人の親

ただ弱る姿は見ていて辛くて  いっそ少し家を離れた方がいいのではとも思えて
景色の綺麗な温泉地へと連れ出した


山奥の澄んだ空気 車椅子ながら朝晩の散歩

宿の珍しくも美味しい料理も 母の食欲を誘ったようで 少しずつ食べる量も増えてきた


結局 母には 父のことを忘れているのが 一番いいのではないだろうか


互いに直接には 会話をしない夫婦であったもの


何か相手に話す時には いつも私を介して 
ずいぶん長いこと 私はそれが普通の夫婦のありかたであると 家庭なのだと思っていた


友人の家に行った時 「おとうさん」「おかあさん」とか 互いの名前で呼び合うのを見て ずいぶん 随分 不思議に感じた


それが普通なのだと知るまではー



たとえば

「今度 呉服屋さんで成人式の着物を見立ててきますからね そうお父さんに伝えておいて」


「自分の訪問着か色留袖も誂えるようにーお母さんに言うといい」


父と母の部屋は別々で 私は行ったり来たりをしていた




そんな過ぎ去った日々が妙に懐かしい



宿の部屋にある露天風呂で 小さくなった母の背中を流す

弱った足 


まだ それほどの年齢ではないはずなのに


寝間着に着替えた母の足をもむ


背中を押し 腰をさするうちに 母は眠気に襲われるようだ


その夜も そんなふうにして 枕を並べて眠っていた

ー音で目が覚めたのだ

部屋の空調機の音とは違う


ごうごうと異常に烈しい雨の音



避難できるならした方がいいのではーと感じた


部屋の隅に畳んで置いている母の車椅子を取りに行き 広げてブレーキをかけて母を起こそうとしていた


「お母さん お母さん」


ど お お お お ん!


部屋が真っ暗になった

上から何かが落ちてきた


そして 
みしっ みしっ


床も抜けた



私は必死で布団ごと母の身体を抱きしめていた



暗い 何処にいるのかもわからない


体が痺れている  足が動かせない

腕も痛い


声も出にくい

「・・・さん ・・・さん」


頭の上で返事があった  思ったより力強い声で「死んではダメよ ダメよ あなたの人生はこれからなんだから 生きて 生き抜いて
大丈夫だから」

指を伸ばすと 母の手が包んでくれた

「いままで有難う あなたが娘で良かった  大丈夫よ お母さんが守ってあげる  だから死んではダメよ きっと助けがくるからね」



ああ お母さんは 私のことを好きでいてくれたんだ 
それが すごくうれしかった

「あ・・・りがと おかあ・・・・さん」


「なに 弱気になってるの 大丈夫よ だから死んじゃだめよ だめよ」


「・・・」


もう声が出せなかった


「しっかりしなさい 」


母は私の名前を呼び続けていた

なぜか「ごめんなさい ごめんなさい」と繰り返しながら 涙声で



私もごめん おかあさん もう 返事ができない・・・






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「もう一度」

2015-08-22 14:32:11 | 自作の小説
その人をいつ好きになったのか わからない

もうずっと好きであったような気もするし でも とにかく

道ですれ違うだけで 姿を見かけるだけで幸せだった


いつかお嫁さんになるなら その人がいいーと思っていた


その人はいつも優しくて 
何かで困っていたら すうっと救いの手をさしのべてくれるのだった


ただ年も離れていて いつか誰かと結婚してしまうのではーと 

だけど もう本当に見てるだけ

その人がいるーそれだけで良かった 嬉しかった

その人を見たら 一日幸せで

馬鹿みたいに ただ好きだった


思いがけず「嫁に来てくれないか」
そう 言われた

その人の気が変わったら困ると思って 急いでうなずいた




ああ だけど


ある日 ガラの悪い男達に 絡まれてしまった

そんな男達に体を触られるのは 肌に触れられるのは 汚されるのはイヤだった
それくらいなら それくらいなら 死んだほうがいいー




ただ できるなら もう一度 あの人に会いたかった


死ぬんなら あの人の腕の中で死にたかった
思いっきり抱きしめられて


それが この世への未練といえば未練


どうしても舟に乗れなかった

川を渡ることができなかった


生き返りたいとは 思わないけれど


せめて せめて もう一度

あの人に会えたら


ただ 会いたい

どれだけ好きだったか 話すことができたならー



それだけで 川の畔に立ち尽くしていた


それが始まり


同じように死んで来る人たちを 少し休ませてあげたい

休む場所を作れないか そう願うようになったのは ずいぶんと後のことだった



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「空しき意趣返し」

2015-08-22 13:49:51 | 自作の小説
成長を楽しみにしている娘がいた

少し年が離れている

その娘がー 好きだった


もう少し もう少しーと娘の年を数えながら待っていた

ただもう大切で


この腕に抱きしめたくて そのくせ触れるのもおそろしいようで


待って 待って 待ち続けて

ようやっと言えたのは ぶっきらぼうに「嫁に来てくれないか」

娘がうなずいてくれた時は 世界が静止したかと感じるくらいに嬉しかった

幸せだった



それがー

娘が死んでしまった


悪い男達にさらわれそうになって それで 男達が娘を脅すのに持っていた刃物を胸に突き立てたーと



世界は黒く染まった

もう何も意味を成さない


彼女は死んでしまった

やっと届いたかと思った宝石がー

もう どうでもいいんだよ・・・・・



いい年なんだから嫁を持て 家庭を作れー良い縁談があるんだ
親孝行すると思ってー
などと 親が言う 


どうだって いいさ・・・



妻にした女はすぐに妊娠した

その妻が強請られていることを知る

どうでもいいが 一応妻だ 話をつけてやろうと思った

妻を強請っていた男は言う「あんた どこまで人がいいんだ」
嘲るように笑った


妻が災いのもとだった


男達に金を渡し あの娘をさらって傷物になったと評判がたつようにしてくれーそう頼んだと

男達にしてみたら 悪い仕事ではない

「もう 滅茶苦茶にしてやってよ」と 妻は言ったそうだ

ーあの娘が生きていたら あの人と一緒になれない 邪魔なんだもの!-



邪魔だと?


あの娘が何をした



もう 妻に触れる気は起きなかった
悍ましい・・・



だがー産まれてきた娘は 

そう この娘には何の罪もない


それでも 妻に残酷な意趣返しをせずにはいられなかった

まったくもって女々しいが


娘に 死んだ娘の名前を付けたのだ


付けた名前を聞いて 妻は青ざめた
体が凍り付いたようだった



妻よ お前の罪を知っているぞ この人殺しめ


共に暮らすだけの他人に妻となったのだ

それでも妻は離婚するとは 言い出さなかった


娘は健やかに成長し 有難いことに 妻とは似ていなかった


冷ややかな家庭の中で 娘の存在だけが 明かりでもあった


娘の名前をどうしても呼ばなくてはいけない時の 妻の歪んだ表情


妻は 同じ家にいるだけの他人は


そういう不幸をどうしてあまんじるのか


誰も幸せにはならない意地を 死ぬまで張り続けるのだろうか


人を殺してまで 手に入れたかったのが この生活であるのか



しかし それも間もなく終わる

この命は ほぼ尽きようとしているから


妻は間違った相手を愛したのだ それが愛であるのなら




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おかずから

2015-08-22 13:32:56 | 子供のこと身辺雑記





さつまいもと牛蒡と牛肉の煮たの

牛蒡は皮を除いて ささがきにし(薄い方が早く火が通るので)水につけてあく抜きをしてから 水気を切っておく

さつまいもは皮をむいて 食べやすい大きさに切る


牛ばら肉(安いものでじゅうぶんです^^;)は 適当に切る


鍋に薄く胡麻油を引き 牛蒡を炒め サツマイモを加える

酒・味醂・醤油・砂糖をかけて 蓋をして煮る

少し牛蒡が柔らかくなれば 牛肉を加えて煮る




味が染みた 牛蒡も芋もやわらかくなったーと味見して思ったら 出来上がり

なんて いい加減なんだ・笑



味付けの濃い薄いは 他のおかずとのバランスで そこは適当に~~~~

時々 奇妙な夢を見る

2015-08-22 10:46:02 | 子供のこと身辺雑記
ある家に行かないといけなくて 車を運転している

だけど どうも運転しているのは 私でなくて男性で 車の中にも私はいない
私は男性と同化しているみたいで


田んぼに囲まれた舗装されていない道へと車は進む

角にある家の前を通りながら運転する男性は思う

ーここも空き家になったのか

その男性の知っていた家らしい


カーテンのかかってない雨戸も閉められていない窓 雨戸を仕舞う戸袋は半ば傾いている

割れた硝子 ひどく暗く感じる玄関の戸

そこから視線を斜め上に向ける
その男性は本当は 目を上にあげたくはないのだ


でも上げてしまう


すると 二階の窓の一つに 両手をついて出たがっているように見える白い亡霊

髪が長い その亡霊は困っているような表情をしている

男性は行かなければいけない家に行こうと その角を曲がろうとするのだが 角の反対側の家も壊れている 
二階が半分ない 骨組だけ半端に残っている


行かなければいけない家に行くには そこの道を通っていくしかない



しかし男性は すっかりこわくなる

行かなければいけない家に何が 待っているのか


そして こちらを見ている 出たがっているように見える長い髪の白い亡霊も気にかかるのだ


戻って 亡霊がいる家に入っていって助けてやりたい
出してあげたい

しかし恐ろしい思いをするのではないかーとも

迷いつつ車をバックさせている


思案しているところで目が覚めた

その夢を見ながら その夢のさきを見るのが 夢の中ながら 私が怖くなったのかもしれない



二階の窓にいる白い亡霊
とても気になります





あと亡くなった母が廊下に置いてある箪笥に買い置きの靴下やストッキングを整理している夢
その家は現在暮らしている家のようでもあり 以前に住んでいた家のようでもあり
懐かしいようで どこか曖昧です
どの家とも違うような気がします


誰か身内の見舞いに行く為に父(故人)も着替えをして出掛ける準備をしています


そして見舞い相手の病室へ 別の親戚と一緒に行っています


病院のものらしいエレベーターに乗って他の場所へ




夢の中では 居る場所はころころ変わり

それでも夢の中の自分には理由が分かっていることらしいのです


かと思えば一人で走っています

コースは決まっているみたいで 途中食事に入ったり 大きな橋を渡り 道路が壊れているところも乗り越えて



起きてから それからどうなったんだろう

と思って暫く考えていることもあります



大抵の夢は 起きて動いているうちに頭から消えてしまうのですけれど