有頂天家族 二代目の帰朝 | |
森見 登美彦 | |
幻冬舎 |
第一章 二代目の帰朝
第二章 南禅寺玉瀾
第三章 幻術師天満屋
第四章 大文字納涼船合戦
第五章 有馬地獄
第六章 夷川家の跡継ぎ
第七章 天狗の血、阿呆の血
下鴨総一郎が弟の夷川早雲の奸計にはまり 金曜倶楽部の忘年会の狸鍋となって落命
京都の狸から阿呆と呼ばれつつも頼りにされている総一郎の三男の矢三郎は 亡き父から「阿呆の血」を兄弟の中で一番濃く引き継いでいるようだ
父の若い頃と同じように ツチノコ捜しに熱中したりもする
外国美女に化けて人間男子を悩殺したり
狸たちから「矢三郎は無茶なやつだ」とおおいに顰蹙されながら いざという時は頼りにされるのも不思議な存在だ
そんな不思議にして家族想いの狸 矢三郎を語り手とするシリーズ第二作
ちなみに三部作の予定だそうだ
本の最終頁によれば 第三部は「有頂天家族 天狗大戦」というタイトルらしい
内容紹介を抜粋する
ー赤玉先生こと如意ヶ嶽薬師坊の跡目をめぐって、対立を深めていく二代目と弁天。
やがて畏れを知らぬ弁天は、鞍馬天狗たちから如意ヶ嶽を奪還せんと目論むー
地獄絵に呑みこまれた早雲と天満屋の運命、大還暦を迎えた寿老人最後の変身、そして百年の時を超えて明かされる偽電気ブラン誕生の秘密。
下鴨家の毛深い四兄弟は、亡き父の遺志を継ぎ、洛中に垂れこめる暗雲を払うことができるのか。
天地鳴動、執筆未定。
史上もっとも毛深い京都絵巻『有頂天家族』、第三部「天狗大戦」に、乞う御期待。-
別に「森見新聞」も本にはさまれております
まず下鴨兄弟 長男の矢一郎の結婚と叔父の早雲の陰険企み乗り越えての偽右衛門就任
矢三郎が師事し気にかけている天狗の赤玉先生が二代目としていたも百年前にある女性をめぐって喧嘩となり 海外に行った「二代目」の帰国
この二代目は容姿端麗な紳士
そして赤玉先生がさらってきて天狗にした弁天は 二代目が愛した乙女に外見が生写しだった
金曜倶楽部の弁天として狸も食べる弁天 矢三郎の父親の総一郎も食べた
矢三郎の初恋の相手でもあった弁天
引きこもりをやめた矢二郎 その旅は早雲の企みを教えた
また矢二郎にも恋の気配がー
携帯を充電できる能力持つ末の矢四郎はさらに勉強を続ける
早雲の娘の海星と矢三郎は今度は愛ある婚約をする
情けなくいい加減だが やはり天狗の赤玉先生
地獄の屏風を持ち 不気味な存在の金曜倶楽部の寿老人
執筆未定の第三部 どうか生きている間に?!発売されますように♪
とっても 面白い
狸ライフです
この面白さ 読まなければーわかりません
頑張れ!狸(爆)