夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

「ブロークン・トレイル 遥かなる旅路」 (2006年 アメリカ映画)

2016-05-10 19:54:29 | 映画
ブロークン・トレイル (2枚) [DVD]
クリエーター情報なし
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント



ウォルター・ヒル監督

馬500頭を輸送するプリント・リッター(ロバート・デュバル)と甥のトム(トーマス・ヘイデン・チャーチ)とヘック(スコット・クーパー)
彼らは中国娘5人を連れた女衒の男に道連れになってほしいと言われ 受け入れますが この男がクセモノでした

連れてる女たちは全部バージンで高く売れると言い しかし一人だけ味見したから 一人はほぼバージン そのほぼバージンを相手にしないかー
と持ち掛け プリントらが話に乗らないと 飲み物に眠り薬を入れて プリントらに勧め プリントらが眠ってる間に彼らの懐を漁って 
金目のものを盗み お気に入りの女を一人だけ連れて プリントらが目覚めたときにはーいなくなっています

トムが追いかけてこの泥棒で人でなしの男を殺して 金と連れていかれていた娘を連れ戻します

バージンで無くなった娘は自分は呪われている 死ぬんだと他の娘たちに言います
中国娘たちは プリントらのことも怖がっていましたが プリントは手品をしてみせたりして言葉が通じない娘たちの心を和ませ 言葉が通じないゆえに
彼女たちの名前がわからないから 1・2・3・4.5-と数字で呼ぶことを教えます

けれど一人の娘は ダニ熱で高熱が続いて弱り死んでしまいました
草原に埋葬するしかありません

最初は警戒していた娘たちですが 馬に乗ることを教えたり 自分たちを襲ってもこない彼らに だんだん心を開いてきました

バイオリンが演奏できるヘックは バイオリンの弾き方なども教えようとしてします


ところが ある町に寄った時 そこの娼館や酒場を仕切る女が あの中国娘たちは自分が買って運ばせた女なのだと言ってきました

それまでずっと娘たちは連れていけないから どこか信用できる相手に娘をたくそうと思っていたプリントでしたが

この町で働く中国人のボーイの龍(ロン)は 娘たちが「安心できる場所は この国のどこにも無い プリント達と一緒にいたがっている」
そう通訳して話してもおりました

龍に娘たちに国の料理でも作って食べさせてくれーと預けてきたプリント達が留守の間に 女がいるとならず者達が襲ってきて 止めようとした
龍と 娼婦だったノラ・ジョーンズ(グレタ・スカッキ)は怪我をします

娘達の悲鳴を聞いたプリントらが駆け付け 急きょ町を出ることに 龍とノラも一緒です

娼館の女主人が脅しにかかりますが 油断なく銃を構えて 彼らは町を出ていきました


女主人はたちの良くない連中を使って追手をかけます

その中の一人は出所して間もないエド 自分を告発してムショ送りにしたと思った旧友を殺しています
出所したばかりで金がない 
旧友が自分だって金はないーと答えると せめてコーヒーの一杯くらいはーと頼み ガンベルトを外して 丸腰となり害意はないと見せかけて
背を向けた相手を 背後から殴り倒して それから射殺し 旧友の家には放火しました
卑劣で残酷な男です


そのエドに 告発したのはノラだと娼館の女主人はたきつけるように言いました

プリントとトムは そううまくいっている仲でもなくて でもプリントは言います
「運命には逆らえん 流れに身を任せんとな できればこれからでもオヤジさん譲りの度胸を見たいもんだな」

プリントはトムの両親の馴れ初めや若い頃のことなども話し だんだんと二人は打ち解けていきます

殴られて鼻を折られた傷をプリントが消毒し また頭を割られた龍の傷を縫っての手当てもありました

夜の食事の憩いのひと時
プリントは自分の過去なども少し話します「女は解読できん エジプト文字みたいだ だが実のところ さっぱり理解できん」

結婚はむずかしいものだーなんて話になります

トム「俺は 馬と添い遂げるよ」

ところで女衒の男に乱暴されていた娘は とうとう移動する馬の群れに飛び込んで自殺してしまいました
同じ馬車に乗っていたノラが止めようとしたのですがー

こうして もとは5人いた中国娘は3人になってしまいました


ある時は インディアンが現れ ここは先祖伝来の彼らの土地だから 通行料を払えと言ってきます
馬2頭をと言われて 馬1頭でと交渉にあたるヘック

インディアンの一人が 中国娘に目を止めて「なんであんな美人が白人男と一緒にー」なんて言ったので もしや襲撃あるかと心配になりましたが
それはありませんでした


娼館の女主人が雇った追手たちの気配を プリントらも感じていました

「気のせいかもしれんが なんだか後をつけられている気がする」とプリント

同感だというトムはプリントと話し合います


プリントは追手たちを話すと一人夜営をします
「あとは 行き当たりばったりだ」

陰で油断なくトムはライフルを構えていました


「今夜はついていたと思え また来るからな」
不吉な捨て台詞を残して エドらは一旦は去っていきます

彼らは プリントらが輸送している馬を売った金も狙っていたのでした


プリントらは悪者を追う保安官とも行き会います

憩いのひと時の夜には ヘックが「きらきら星」の弾き方を中国娘の一人に教えて「すじがいい」とほめたりも

ノラはプリントに尋ねます「シェリダンに着いたらどうするの わたしは貴方が何か言ってくれるのをずっと待っていたの」

プリント「悪気はなかったんだ」

ノラ「おやすみなさい」

ノラは いつしかプリントと家庭を持って中国娘たちと家族のように暮らしていけたらーと夢を持ったのかもしれません

決して今まで幸せな人生ではありませんでした
見てきたのは ほとんどひどい男ばかり



プリントは追手からの用心で道筋の計画を変えるーとトムに話します
悪路を通って 直接に馬の飼い主に馬を届けると

厳しい道無き道を無事に通って 馬の買い手のモントクリーフ氏へ馬を届けることができました


戦争景気で 馬の需要があって 思っていたよりも随分と多くのお金になります

モントクリーフ氏は良い人でした 馬を運んできた彼らを歓待してくれます

「こんなに賑やかで楽しい食事は久しぶりだ」と

ずっと長いこと風呂にも入れなかった彼らは漸くこざっぱりした姿になっています

娘達もノラもきちんとしたドレスを着用して 綺麗に髪も結っています


娘達が部屋に休みに行き プリントはノラに言います

昔 一度 所帯を持ったが失敗したのだと 
「あんな辛い気持ちを味わうのは もう無理だ」
娘が6歳の時にプリントのせいで事故にあって死んでしまったのだと
まだ 心の傷が癒えていないのだと


ノラには中国娘達の世話を頼むと言うプリント
きちんとした安全な街で育ててほしいと

娼婦であった過去をひけめにも思うノラには それでも一緒になりたいーとは言い出せません


部屋を出て外へ行くプリント

外にはトムがいました
トムは言います「はぐれた馬が何頭かいるだろう 」金になるから 明日 捜しに行くつもりだと

ここでプリントは白状します 牧場を売って 輸送する馬の購入代金にしたことを 元手がなりなかったから

そしてトムの取り分を渡します 多さに驚くトム
プリントは言います「イチからやり直せるだろう」と 3と呼ぶ娘とトムがいい雰囲気なのをプリントは見ていました

3と呼ばれる娘は 中国娘の中で一番のしっかり者 いつも他の娘達を励ましていました

勝手に牧場を売ったことを謝り「仲直りしよう」とプリント


翌日 牧場の主人のモントクリーフ氏は購入した馬を移動の為に留守にして トムもはぐれた馬を捜しに行き プリントは手ごろな土地を捜しに
街へ出かける準備をしていました

中国娘達は外で楽しく遊んでいます

そこへ現れたのがエドら追手でした

エドを見たノラは娘達へ建物の中に入るように言います

しかし追手たちは 建物の中まで押し入ってきました


バイオリンが得意なヘックは ならず者の追手に射殺されました

騒ぎに駆け付けたプリントは エドらに銃で脅されて出て来るノラと娘達の姿を見ます

武器を置いたプリントを エドらが捕えて 押さえつけ暴力をふるいます

プリントのあげた奇声に 戻ってきたトムは異状を悟り 武器を構えて用心しつつ状況を確認

プリントを押さえつけている男達を撃ちます


プリントは自分の男性自身に向かって潰す為に ふりあげられていたハンマーを拾い トムを撃とうとしていたエドの脚を殴って斃します

動かなくなったエドに「あの娘(こ)達に指一本触れさせん」とプリント


ただ一人 馬に乗って逃げようとした男も トムが銃で撃ち殺しました
狙いは確か いい腕をしています
危機を救ってくれたトムに 「有難う」とプリントは言いました


雪降る中 馬車がやってきました

ノラと中国娘達は乗り込もうとしています 一人の娘は「行きたくない いや・・・」と 
それでもさとされて馬車に乗ります


トムは3と呼んでいた娘に言います「これでもう お別れだな 
最後に一言 言わせてくれ
ただ黙って俺の話を聞いてほしい
いつか 俺に手紙をくれないか 

お前が幸せに暮らしているのか 知りたいんだ」


ノラも「さよなら」とプリントに言って馬車に乗り込みました

いよいよ馬車が動こうとしています

一度は馬車に乗った3の娘でしたがー

彼女は馬車を降りました

トムは笑顔になります


そして どれほどの時間が流れたのか

1912年 ワイオミング州というテロップが入ります

中国人の龍が届いた手紙を受け取ります
それは遠くの街で暮らすノラからプリントに届いたものでした

ーこの手紙が無事に届くといいのだけどーという言葉で手紙は始まります

それには二人の中国娘が実に美しい娘に育ったこと
ー時間は私達女には特に残酷ですーと自分の老いを嘆き 更にこう続きます
ーいまも あなたと過ごした夜を夢に見ます 心にあるのは あなた あなただけです
人生を取り戻してくれたあなたに 心からの感謝をこめて

ノラ・ジョーンンズー




中国娘二人は教養を身に着けて中国へ帰ってのちに死んだこと

亡くなったノラはプリントの横に眠っていることーをテロップが伝える

ならば この手紙の後 もしかしてプリントはノラを迎えに行って最後は夫婦として過ごしたのかしらとも思います

トムは3の娘と結婚して幸せであったと



この作品は アメリカ・カナダ制作のテレビ映画であるそうです
前後編と冗長に感じる部分もありますが こういう暮らしや時代があったのだと

西部の男達  紳士の心持つ 不器用なカウボーイもいたのだと

他人の痛みを思いやれる 強くて頼れる優しい男達が出てくる映画です

















今野敏著「欠落」 (講談社文庫)

2016-05-10 09:43:38 | 本と雑誌
欠落 (講談社文庫)
今野 敏
講談社


たまにうっかりして既読の本を勘違いして買ってしまうことがあります
これもその一冊

でも買ったからには読みました
だから再読でもあります

「同期」に続くシリーズ第二作

宇田川の同期の女性の大石が 交換される人質となり その後行方不明となる
前作「同期」で警察を懲戒免職となったことにされている同期の蘇我から 宇田川に電話が入る
その電話は宇田川の勘に触れた

成長途中のまだ若い刑事の宇田川
ベテラン刑事の中でもまれながら 事件にぶつかっていく


↓は 以前に読んだ時の感想です

{「同期」続編
捜査一課の宇田川刑事の同期の女性刑事の大石が 立てこもり事件の人質の身代わりとなったあと犯人と共に行方不明になった

また殺された身元不明の女性の捜査をしていた宇田川は思い出す 似たような未解決の殺人事件があったことを
わけありで警察を辞職したことになっている宇田川の同期の蘇我から連絡が入りー


公安も絡むこの事件には別の顔があった


大石と蘇我と宇田川の同期の絆と 真実を追求するためにー動く刑事たち
俺たちは真実を知りたいー



身元が分からないのも道理 殺されたのは日本人女性ではなかった


刑事というより諜報部員のようなー蘇我

一生 そういう生き方をするのだろうか}


ちょっと調べてみましたがシリーズ次作は まだ本が出ていないようです

観ているドラマのことなど少し

2016-05-08 22:25:07 | テレビ番組


「お迎えデス」ピンクのうさぎの着ぐるみの鈴木亮平さんなど 死なれている方々の関係も興味深いです

「トットてれび」主演の満島ひかりさんも 森繁久彌氏を演じる吉田鋼太郎さんも 渥美清役の中村獅童さんも味があっていいです
ドラマのつくりも中々に楽しい


「HIGH&LOW2」どうなっていくのかなーと まだまだ謎も多いので

「ゆとりですが何か」おっぱい 童貞 なんて言葉も連呼されたりしておりますねえ  このドラマでも吉田鋼太郎さん 楽しいお方です
焼き鳥が食べたくなる困ったドラマでもあります・笑


「マスケティアーズ パリの四銃士」それぞれに魅力的な四銃士ですが 人間関係での謎とかね そっちの方が気にかかるんです 


「ディアスポリス 異邦警察」いい加減そうで熱い部分もある役柄の松田翔太さんが主役です  いかがわしげな登場人物に なんかやすっぽげなツクリもツボだったりします

「世界一難しい恋」小池栄子さんがいいです   社長を見捨てないであげてほしいーと祈っております

ドラマの終わりの方から少し

2016-05-08 21:01:27 | テレビ番組
「海底の君へ」の再放送がありました

前原茂雄ー・29歳(藤原竜也) 中学時代にひどいイジメにあい海に投げ込まれたことが深い心の傷となり ひきこもりとなったことも
公式サイトから{中学時代に受けたいじめの後遺症でひきこもり、就職もかなわず29歳の今もアルバイト生活を送る。学生服を見ると、
いじめ体験がフラッシュバックしパニックを起こす。普通になりたいが口癖で真帆と出会うことで立ち直りの兆しを見せるが・・・}

手塚真帆・23歳ー(成海璃子)公式サイトから{弟・瞬と二人で暮らす。独立心旺盛で他人との同調を嫌い海外赴任中の両親とは没交渉だが、茂雄には心を許し関係を深める。瞬の自殺未遂をきっかけに過激な行動を起こす茂雄を必死に止めようとする。}

前原小絵・26歳ー(水崎綾女)公式サイトから{茂雄の妹。茂雄がいじめの後遺症から立ち直れないことで崩壊した家庭を持ち前の前向きな明るい性格で懸命に支えている。結婚を間近に控えるが、父と茂雄を残していくことに不安を感じている。}


手塚瞬ー・14歳(市瀬悠也)公式サイトから{真帆の中学生の弟。同級生からのいじめを受けており、強要された万引きで捕まるが茂雄のみがその真相に気づく。自分はいじめられていないと思いこもうとするが、やがて耐えきれなくなり自殺を図る。}

立花隆之介29歳ー(忍成修吾)公式サイトから{茂雄の中学の同窓生。中学時代、茂雄をいじめたリーダー格だったが、その事実を殆ど覚えていない。若手弁護士として活躍し、同窓生のいわば「出世頭」。15年ぶりの中学の同窓会を企画し、茂雄に出席を促す。}

中井裕也・29歳ー(淵上泰史)茂雄の同級生 立花らが茂雄をいじめるのを 何もせず「ただ見ていた」

水田ー(落合モトキ)

浅野先生ー(近藤芳正) 医者

須藤銀一ー(神戸浩)

前原将司ー(モロ師岡)茂雄の父親

菊地明ー(麿赤兒) 社長


NHKの番組の公式サイトにはこうあります↓


{卒業から15年後、中学校の同窓会。
爆弾を手に「僕と死んでください」と宣言する一人の男。
本当に彼はスイッチを押してしまうのか?

思春期に「いじめ」にあった男、前原茂雄。茂雄が同窓会爆破という過激な行動に至った動機を解き明かしていく中で、過去の「いじめ」が人生そのものを大きく狂わせていったという事実が次第に明らかになっていく。「いじめ」は真の意味では終わっていなかった。青年の傷ついた心を救えるのははたして誰なのか―

いじめ後遺症に苦しむ主人公・前原茂雄を演じるのはNHK初主演の藤原竜也。
傷ついた茂雄の心を救おうと手を差し伸べるヒロイン・真帆に成海璃子。
心に深い傷を負った男女が懸命に生きようともがく姿が深い感動を呼ぶ!}









いじめた側の立花は茂雄に対し悪いことをしたとは思っておりません 子供なら誰でもする「悪ふざけ」であり 虐められる側にもいじめられる理由があるーそういう考えの持ち主です
職業は弁護士であり「勝ち組」と言われる立場です

一方 茂雄はいじめられたことが心の傷となり ひきこもりに 
そのうえいじめられたことが ちょっとしたきっかけで甦り動けなくなることもあります
それでもどうにか職につきました


両親の仕事の為に 弟と二人暮らしの真帆
その弟はひどいいじめにあっており 遂に飛び降り自殺を図ります

茂雄をいじめていた立花は弁護士になっており 同窓会の出欠の連絡を茂雄にもするようにと

立花は自殺をしようとした瞬は 両親が不在の家庭も理由ではないのかーと真帆に言います

会いに来た茂雄にも いじめられる人間にもいじめを受ける理由があるのだーと平然と言い放つのでした


茂雄の心は怒りでたぎります

この場面で私は思いました 夜神月(by「デス・ノート」)様を怒らせてはいけないわーって

不謹慎でした 冗談はともかく

茂雄の心の底からの冷たい怒り
自分をこんなにも傷つけて 外もまともに歩けないような身にした この立花はなんにも悪いことをしたと思っていない
茂雄が立花に言ったのは「同窓会 必ず出席するよ」


その同窓会にある目的を持って出席しようと 茂雄は固く決意しました
その目的の為の実験もします


同窓会に行く前に真帆に茂雄は言います「瞬君に 君は悪くないんだって言ってあげて 言い続けてあげて これからもずっと」
意識を取り戻し 茂雄に会いたがっているという瞬に 茂雄は会わずに去ります


家を出る前に父親に言います「父さん これまで本当に迷惑かけてー 今まで有難う」

賑やかすぎて馬鹿みたいな同窓会へ

一人一人順番に近郊なども話しています

立花「今は弁護士をしています・・・・・・相続のことで困ったら相談して下さい」


一方 茂雄の家では帰宅した茂雄の妹の小絵に父親が話しています 様子がおかしかったことなど

真帆も やはり茂雄の様子がおかしかったことを気にして訪ねてきました



小絵がけ破るように茂雄の部屋に入ると パソコン画面は生ちゃんねる動画で同窓会の様子が映っています

真帆「死ぬ気だ」

小絵「警察へ!」



同窓会では茂雄が近況を話す順番となりました

「声が小さい」「聞こえない」なんて言われてる茂雄です


茂雄「あの・・・あの・・・・
僕は今 無職です
その前はずっと引き籠もっていました

今日はみんなにお願いがあってー    僕と死んで下さい!


僕は 海に放り込まれたあの日から  ずっと海の底にいたよ」

茂雄は身体に爆薬を巻いています その爆破スイッチを手に持って

立花「わかった お前に悪いことをした あやまる 悪かった」

死にたくないから 頭をさげているだけ その場しのぎの見え透いた誠意のかけらもない態度


茂雄「少し前 中学生がいじめられ飛び降りた 

僕はわかってもらいたい 僕がいた海の底がどんなに暗くて冷たいか わかってほしいだけなんだ!

この気持ちを君たちだけでなく世界中に知ってほしい

そうすれば きっと苦しむ人はいなくなる



仕返しじゃない これは これは 警告

いじめが人の心を壊すことの警告


殺される人間はそうされる理由があるんだ  (立花に向かって)君がそう言った


(自分はいじめてないーと言う中井には)

中井君は見て見ぬふりをしていたよね」


立花「許してくれ 悪かったよ」

茂雄「これで世の中は変わる いじめは無くなるんだ 
だからー一緒に死んでくれ!」


とスイッチを押そうとするも 同窓会の会場には駆け付けた真帆が姿を現します「やめて!」


茂雄「なんで来たの なんで
来ないで

僕はやらなきゃいけないんだ

こんな世の中 間違っているんだ

変えないといけない そう思うでしょ」




真帆「たくさん人が死ぬんだよ 
遺された沢山の人が心に穴を開けて生きて行かないといけないいんだよ」


茂雄「なんで・・・・なんで」


真帆を巻き込んで死ぬことはできず 茂雄は警察に取り押さえられます

茂雄は悪くない!と叫ぶ真帆の声が空しく響きます


事件はネットやマスコミの注目を浴びましたが 茂雄が自分勝手な犯罪者として完全に悪者扱いでした
そんなヘンな奴だからいじめられたんだろー


気持ち悪いー



茂雄は懲役五年の実刑判決を



それから 茂雄の出所 妊娠中の小絵と真帆が出迎えます


「お帰り」

「待ってたよ」


茂雄「ありがとう」

茂雄は「生きていかないと」とも言います

真帆と抱き合い 手を繋いで歩き始めます





いじめがどんなに人の心を傷つけるか 人生を狂わせるか
知ってほしかった いじめなんかなくなってほしかった


そう訴えたかった茂雄は 前科者になってしまいました

この先 生きていくのに大変なハンデを背負ったことになります

それでもいじめはなくならない
世の中は変わらない


人をいじめるのは簡単です

いじめられるよりいじめる側のが面白いし楽しい

いじめてもいいんだ もしかしたらいじめられるのが楽しいのかも
だっていじめても 誰も怒らないし 叱られない


これは遊びよ

いじめる側は いじめる行為にうしろめたさを持たず そのいじめを正当化していく

いじめられる側のくせに 生意気に
にらんだでしょ
口答えしたでしょ
言いつけたでしょ


いじめは悪質になる

問題をかかえたくない大人は 見て見ぬふりをする

それで死ぬ人間が出ても「遊んでいるのだと思っていた」と責任逃れのゲームが始まる



ドラマでは いじめられ傷ついた人間が更なるハンデを負うも「生きて行く」という前向きな気持ちで歩いていくーという救いある終わり方ではあるけれど

何も解決はしていない


たぶん それが現実


大人の責任は いじめは悪い事だときっちり子供に教えること
大人が正しく生きる姿を子供に見せず 狡いことをしていては ずるく生きるほうが賢いんだ
わからなければ悪いことをしていいんだ わからないように悪いことをする人間こそが賢いんだ

そう子供が思い込む



子供に常識や事の善悪など道徳を教えるのは親こそがしなければいけないこと

 親が悪い 家庭がいけない 先生がえこひいきばっかするから


責任の押し付け合いはよくない

ずっと子供が見ているのは 親の姿だから


いじめをしない子供を育てるのは 親のつとめだと思うのです


仕方ない そのひと言で 片付けて 頷きつ出る 溜息とお金

2016-05-08 20:38:11 | 子供のこと身辺雑記
午後からは主人の車が点検の予約で 点検が終わるまでお店で待ちたくない主人を 車屋さんまで迎えに行って
また点検が終わってから送っていきました

点検の結果はエアコン関係の部品とタイヤが四本とも交換ー

そこそこに・・・かかりました

支払い金額を見て主人は一言「仕方ないな」

はい その仕方ないでね 今月は自動車税と固定資産税も支払う月です
で 来月は私の車が車検

親戚の法事も幾つかありますし

主人「お金 使っていいから」

使わないと できません


車の点検が終わるまで 家にいた主人は庭で葡萄の枝切りしたり 犬と遊んだりしておりました

でも切った枝をまとめるとか その片付けはしない主人

「今年は葡萄がいっぱいなると思う」と得意げに言う主人でもありました







日曜日の昼食に作ったフレンチトーストと野菜たっぷりのスープ

フレンチトーストを焼くのに使ったのは アサヒ軽金属のローストパンLです
丁度 食パン四枚が焼けます
四角い形が伊達巻とか作る時にも便利なんです

母の日と 子供に丸投げ 草むしり 

2016-05-08 10:32:55 | 子供のこと身辺雑記
割り当てで近所の公園の草抜き・清掃が朝の8時からでした
昨日 長男に行ってくれる?と言ってみたらー

「起きれたら行く」って答え


で軍手とスコップ持って行ってくれました

帰宅した長男に 「近所の人 誰か来てた?」って聞いたら

「知った人には 会わなかった」

以前は 名簿にシルシつけるとかあったけれど それが無くなってから行かない人が多いのかな


疲れた様子も見せずに帰ってきた長男

いいな 20代 若いぜー
などとも思ったのでした

ありがと^^ 
アテにできる頼れる長男で おかあさんはうれしいです♪ 


長男のいない間 遊んでいても申し訳ない気がして トイレ掃除と台所など水回りの掃除と床のワックスがけなどしておりました




トーク部分が面白い音楽番組さん

2016-05-07 22:57:19 | テレビ番組
ミュージックフェアの司会の仲間由紀恵さんと ゲストの西川貴教さんは同じレコード会社だったことがあるらしくって

「トリック」で仲間さんが演じた女性が「貧乳ネタ」でいじられる役柄であったことを西川さんが話して

その後 仲間由紀恵さんに憧れているというHKT48のメンバーが「自分も貧乳でー」とすっかり「ネタ」にされちゃってました

「トリック」は好きなドラマでしたので 上田を演じる阿部寛さんとのやり取りも思い出されて ちょっと懐かしかったです

薄暮の犬さん達

2016-05-07 22:25:30 | ペット
薄暗いから分かりにくいですけれども^^;









汁気の無いおやつなどは 器に入れてハウスの中に入れています

夕飯用意の合間に庭を見たら ラン(白いの)の犬舎の中にランとマリー(シェパード 黒っぽいの)が一緒に頭をつっこんで仲良くおやつを食べていました

少し前には 寝そべるランの横をマリーが転がって甘えて なんとか構ってもらおうとせがむ姿も 
そのランに甘えるマリーの姿が撮りたくて 充電器に載せてた携帯を取りにいったのだけどー
犬達もじっとしてはいてくれず その姿は写せませんでした


おとなしいトキ(赤いの)は窓近くに待機です

犬達にも吠える持ち場があるみたいで

マリーが自信を持って吠えに行くのは庭の南側奥

トキが重点的にしつこく吠えに行くのは庭の北側の奥

ランは 庭全体 東西南北 何処でも 
ランは滅多に吠えません
一日で吠え声を聞くことは少ないです

強くなければ 生き残れない庭なんです

2016-05-07 12:56:15 | 子供のこと身辺雑記

薔薇が好きで 玄関横からずっと 大体塀沿いに薔薇を植えています









↑これは青バラでブルームーン 香りの良い薔薇です



↑これはフリューテ(だったはず^^;)
好きで植えた薔薇なのに 数年経つと名前が思い出せないものもあり 植えた時のノートなど見ることも




深紅の大輪の花が多く咲くパパ・メイヤン 名花だと思います







咲くのを楽しみにしているツルバラです
少しフェンスの外にも出てるらしくって「誰かがくくってくれてるけど 出てるところ切る」と主人
「くくったのは私 これは薔薇だから切らないで」
主人 もしかしたら 雑草と薔薇の区別がつかないのかもしれないーー;







↑はマジェスタ 好きな色です










↑ラ・フランス






↑はローラという薔薇です この花が目に付いて あ 薔薇でも写そうかなーと 

無花果の奥に植えてあるので 普段は忘れているのですが ああ咲いてるね~~~って




で 見て回って 一本の薔薇が根っこから抜けかかっていることに気付き 場所を変えて植えました

薔薇は犬の攻撃意欲をそそるのか 時々ひっこ抜かれています
トゲがあるから痛いんじゃないかと思いますが 鉢植えにしてあるのの根っこが掘られていたりーなんてこともあります

逞しい薔薇のみが庭で生き残っていきます

黄色の花が咲く金寿って木蓮が 二年目にしてマリーにへし折られて枯れました
他にも幾本かの被害が出ています

どうやら掘ってぶんぶん振り回して遊んだら 丁度良いやーって犬が思う木がある・・・みたいです

パソコンを置いた机は犬達がいる庭が見える窓近くに置いています

ちょっとカーテンを開けたら やんちゃマリーが得意そうな表情でこちらを見てました
次は何をしでかそうと思っているのやらーー;

どうせ掘るならー雑草を引っこ抜いてくれたら・・・いいのに
そしたら名犬って褒めてあげるのに

まだまだ迷犬です





暦くる 捜すは13日の 金曜日(どんだけ 暇やねん・笑)

2016-05-07 10:15:45 | 子供のこと身辺雑記







姑の家の庭では あちこちで芍薬が咲いています

母の日も近いので ちょっと羽織る上着付きのパジャマの三点セットと いつもの化粧品(化粧水・乳液・ナイトクリーム)とささやかにお金など 
姑に届けてきました

姑「毎回 もうええのに」

私「だって おかあさんだから」


この「おかあさん」って言葉で笑顔になり 受け取った品を自分の部屋に仕舞いにいく姑
姑の笑顔 かわいいんです














こちらは長男が 私にと買ってきてくれたカーネーション
玄関のテーブルの上に置いております

庭が雑草まみれー草むしりは いい運動になるよーって少し前に長男に言ったらー
連休の間に ちょっとずつ抜いてくれました

フェンスの外に出てる枝などは 主人が刈ってくれてーだいぶすっきりしました

けれど主人の刈った枝や植物の残骸の山が庭に二か所できています・・;

できるものなら圧縮して潰したい・・・・・
体重かけて踏み固めてー


さて どうやって片付けましょう


カレンダーを見ていて気付いたのですが 来週は13日の金曜日がありますね
その次はいつって カレンダーをめくっていったらー今年はもう無くて
次はね 来年の1月ーでした

今月の13日の金曜日は おまけにね仏滅ーなんです


松田美智子著「サムライ 評伝 三船敏郎」 (文春文庫)

2016-05-06 13:36:08 | 本と雑誌
サムライ 評伝 三船敏郎 (文春文庫)
松田 美智子
文藝春秋




序章 忘れられた栄光
第一章 世界のミフネ
第二章 三船プロダクション
第三章 離婚裁判
第四章 黒澤明との不仲
第五章 内紛と分裂
第六章 知られざる最期
第七章 追悼 三船敏郎

あとがきーからなる一冊

著者がインタビューに答えられる相手 もしくは答えてくれた相手の言葉から書きおこしている 
自分の感想も交えながら



三船敏郎という稀代の俳優のその仕事ぶり 役柄への取り組み方
ゆえに生じた監督との亀裂



隆盛を極めた三船プロダクションから戦力である俳優が多く出て行き 


その理由はきちんとした言葉では書かれていない

今 生きている人間もいて名誉棄損とか様々な問題を避けたのだろうと思われる

筆者の中にその答えはあるのだろうけれども




父は 三船敏郎はいい俳優だと言って映画でもテレビドラマでも出演された番組はよく観ておりました

「荒野の素浪人」の峠九十郎役とか

「隠し目付参上」など懐かしく思い出されます


晩節を汚したーと思うのは 離婚問題でした

若い女優にいれあげてーそれに耐えられず 出て行った妻のことを悪く言った三船敏郎

妻にも意地があり離婚をしないーと言った



当時の報道では 三船敏郎さんが妻と離婚しようと思う原因となったのは その大部屋の名も無い美人でした

それが妻が出ていったあとの三船敏郎の自宅に自分の母親まで呼び寄せて住むようになりー

週刊誌の書くことです 事実かどうかはわかりません
創価学会に入れあげているその元大部屋の美人女優は 三船敏郎を取り込んで 経営にまで口出すようになり

それが三船プロダクションの幹部が多くの俳優を連れて出て行く原因となったーと

(元大部屋の女優にねだられるままに高価な品を買い与えていたーと作中にあります 
俳優としての演技・実力はともかく せがんだり男の扱いにはたけていたーようですね)

その美人女優は後に喜多川美佳と名乗るようになりました
喜多川美佳さんは申し込まれたインタビューには こう答えたそうです
「現在は女優から離れていますので」
娘の三船美佳さんも事務所を通じて取材を断ってきたそうです

20年続いた喜多川美佳さんと三船敏郎さんが別れた(正式な結婚はしていないのでー元々内縁関係ではありますが)理由として 
著者は創価学会信者の喜多川美佳が 三船敏郎の留守中に三船敏郎の父親の位牌を捨てたことをあげています
(創価学会の仏壇はどんどん豪華なものに買い替えながらー)
三船美佳という娘が産まれたけれども 喜多川美佳という人間は三船敏郎にとって何だったのでしょう

三船美佳は芸名であり 本名は大野美佳です

年若い美人に入れあげる男は多いですが
三船敏郎が改名前は北川美佳という人間に出会うことがなければーと思わずにはいられません
この女性との出会いによって しだいに三船敏郎という俳優の運命も 三船プロダクションという会社も暗転し傾いていったように思われるからです



やがて老齢となった三船敏郎の最期を看取ったのは その元・大部屋の美人女優ではありません

離婚はしないーと言っていた夫人も弱った三船敏郎さんに会いにきたりもしましたが 物忘れの症状も出ていた三船敏郎は妻が誰か分からなくなっています

そして妻は三船敏郎より先に病死します

この妻との間の二人の息子が三船敏郎の最期を看取りました


三船敏郎の父は写真館を経営していたことがあり 三船敏郎も写真を写す腕があり 俳優としてでなく撮影する側の仕事を望んでいたようです

ただ三船敏郎はいままでいなかったタイプの俳優であり その圧倒的な存在感ある逸材でした

電車に乗っていた谷口千吉監督が東邦の役員の藤本真澄に 「俺は ああいうのがほしいんだよ 」と示したのが 同じ電車に乗っていた三船敏郎でした

藤本が「あれは うちの子だよ」


谷口は三船に映画に出ないかーって声をかけると 三船は こう答えます
「僕は俳優にはなりません 男のくせにツラで飯を食うというのは あまり好きじゃないんです」


谷口は「出てくれたら背広を作ってプレゼントするよ」などとも言って口説いたそうです
それで三船が出た映画が「銀嶺の果て」


そこから三船敏郎の俳優人生は始まりました



俳優として 一人の男としての物語
欠点も弱みもあったけれど 

俳優という仕事には真摯に取り組んでいた


無念さも抱えて逝ったーようにも思えます





果物屋さんで

2016-05-06 13:06:58 | 子供のこと身辺雑記


「さがほのか」という名前で佐賀県の苺って思い込みがあったのですがー大錦ととよのかをかけあわせて佐賀県農業試験研究センター
で作られた品種ですが九州で作られているそうな

近所の果物屋さんに置いてあったのは熊本県のJAたまな天水集荷センターからのものでした




同じく熊本の肥後グリーンって名前のメロンも購入~~~~♪



先月末近く 命日だった伯父のお供えに果物を宮崎県まで送りましたがー果物屋さんが運送会社に問い合わせてくれたらー
震災の影響があるのでーいつもの倍の日にちがかかるかもーって返事でしたが いつも通りの日数で串間市都井まできちんと届いていました


九州の道路事情 だいぶ復活してきたみたいです


熊本県に初めて行ったのは20代半ばの頃 当時は北九州市に伯母夫婦が住んでいて 助手席に座る伯父の道案内で水前寺公園や熊本城など回りました

お城では赤酒とか振る舞われていて 賑やかでした

別な年には 私の両親や伯母夫婦と大分県の高崎山でお猿さんを見て 別府温泉に泊まって
この時泊まった「ホテル白菊」が 30年後も無事にあって 懐かしさもあり家族旅行での宿泊先にしました


そんなふうに想い出いっぱいの九州

熊本県出身だった父や鹿児島県出身の母から 子供の頃には地名を聞くばかりだった九州

元気な若い頃 伯父の道案内で運転して走った景色も美しい道路たち

懐かしく思い出される場所場所が地震で景色の様子も変わってしまってー


どうかどうか 以前の風景を取り戻すことができますようにー


もっともっと良くなったね 九州って笑って話せる日が 来ますようにー

ここちよい関係

2016-05-05 16:17:30 | テレビ番組
「あさが来た」の総集編の放送がありました
カットされた場面も勿論多いのですがー 

観ていて 好きなのは玉木宏さん演じる新次郎と波瑠さん演じるあさが一緒の場面です


夫婦の部屋で 新次郎に妾を持ってほしいーと頭を下げるあさの辛さ

嫁して三年 子無き(子供を産めない石女)は去れーと言われた時代のこと


そしてお妾さんが近所に越してくるーやっぱりそれは嫌だーって泣きながら走るあさの表情

あさを捜す新次郎の姿

ぽつんと一人いるあさを見つけた新次郎


そして お妾をーと言いかけて 「やっぱり嫌や うちだけお嫁さんー」って泣くあさ

妾を持つ気はないーときっぱり言う新次郎


新次郎の嬉しい時には雨が降ります

あさが自分を想ってくれているーそう知った新次郎の優しい表情







もう一つ
あさが刺されて 生死の境をさまよう病室で あさに惚れていると話し あさが何をしてもゆるすし応援するけれど
自分より先に死ぬのだけは金輪際許さないーと ここのつころび十起きやでーと繰り返す新次郎



あさと新次郎と一緒の場面は とにかくどれも好きですがー

あさの全てを認めて理解し受け入れ応援する新次郎

そんな旦那様が一番大事 旦那様より大切なものなどないーそう言えるあさ



不倫やら やたらどろどろしてもめつくして 結局最終回 わたしたちは一人一人 別々で生きて行くの

なんて「これまでドラマを観た時間を返せ」なんて言いたくなるような無理矢理な新しい終わり方だけを捜そうとしたー中には脚本家の「ただの自己満足」で終ってしまうドラマもあるなか


主人公以外の登場人物もきちんと描かれた 毎朝15分を見逃さずにいたいーと一日の予定までドラマの放送時間に合わせてくんでしまうような
素晴らしいドラマでした

観終わってからも ちょっとドラマ世界に浸っていたいような


録画した総集編も またいつでも観られるように暫く保存しておきます

豆類が旬です

2016-05-05 16:08:10 | 子供のこと身辺雑記
カレンダー無視でずっと仕事の主人ですが 休日出勤は定時に仕事が終わるので ちょっと帰宅が早いです

昨夕 帰宅するなり「畑に行って豆をとるー」と言い出した主人

「足が痛いから行かない」って姑に留守番してもらって ソラマメ えんどう きぬさや 摘んできました

で 姑と収穫は半分こしたのを 炊き込みご飯にしました






三種類の豆の他には 人参・小貝柱・浅利などが入っています


高田郁著「あきない世傳(せいでん) 金と銀」 ー源流編ー (時代小説文庫)

2016-05-04 15:04:36 | 本と雑誌
あきない世傳 金と銀 源流篇 (時代小説文庫)
?田郁
角川春樹事務所


津門(つと)村の私塾をしていた父と跡継ぎの兄が病死し 塾は続けられなくなり 大坂で呉服を扱う五鈴屋の女衆として働くこととなった幸

学問をしたかった幸であったが・・・・・その資質を見た五鈴屋の三男智蔵が苦労人の番頭の治兵衛に 商いについて教えるように頼んでくれる

 本好きの智蔵は本を書く人間になる為に家を出て 商売に身を入れぬ長男の徳兵衛と 商いがうまい次男の惣次は不仲
徳兵衛の廓通いもあり嫁の菊栄は実家に戻った

息子夫婦が若くして死んだあと三人の孫を育ててきた富久であったが 三人の孫の不仲 うまくいかない店のことなど心労は尽きない



優しい智蔵に兄の面影も見出し 娘心をはずませることもあった少女から乙女に近づきつつある年頃の幸

シリーズ第一作は 彼女の生きる上での辛苦は これから始まるのではないかーと思わせる終わり方です


巻末付録の読み物として 「治兵衛のあきない講座」があります

本の題名「あきない世傳 金と銀」の意味についての治兵衛さんの回答から
{世傳とは「代々に渡って伝えていく」という意味です。 主人公・幸が商いについて真摯に悩み、考え、知恵を絞り、商人として育っていく。
同時にそれは、店やひと、それに商いそのものを育てていくことになります。
題名には彼女の歩んだ商道がのちの世まで伝わっていけば、との願いが込められています}




「みをつくし料理帖」シリーズ 「出世花」「出世花 蓮花の契り」「銀二貫」など芯が強く困難にへこたれない健気な人間を主人公とすることの多い作者が取り組む新たなシリーズ
願わくば幸があんまり酷い運命に襲われませんようにー