16話って、短く感じるようになったんですけど・・・。韓国ドラマ、長いのが多過ぎ 史劇ならともかく、日々ドラマもしょうがないけど、40話50話のが普通になってたら、やっぱ視聴開始に覚悟が要ります。
この作品は、程よくまとまっていたと思います。
ラストの締め方も、急ぎ足でも無いし、取ってつけたような解決策が出てくるわけでもないし・・・。とても常識的で大人でリアルな締め方でした。
前回の記事は、こちらから。
kissしたからといって、一気にヘヨンとイ先生の仲が進展したかというと、そーでもありません。
ヘヨンは、なーんて鈍いんでしょ。イ先生が自分に優しいのは、他の誰にでも優しいのと同格だと思っていたようで。
でも、だからこそいきなりのkissは、どういう意味なのか、判断しかねていた感じですね。自分の気持ちも、はっきりしないし・・・といったところ。
イ先生は、はっきりと言いました。
「唐突でおどろいただろうけど、僕は混乱していません。本気です。」
でも、ヘヨンは、混乱してるから、時間がほしいと言いました。
戸惑っていたのは、それを目撃したワン先生の方かも。かなり、ショックだったようです。
ヘヨンの気持ちがイ先生に向いてると言う事に気がついてはいましたが、すんなりと受け入れるとも思ってなかったようです。
でもね、そこは大人のワン先生。
イ先生の相談にのったり、ヘヨンにアドバイスしたり、ヘヨンを見送る事に決めたようです。口では、
「どっちが結婚式の司会者になるかまだわからない。」
と言ってましたが。
病院には、相変わらず、様々な事情、様々な病気を抱えた患者が来ます。
ある患者は、重い心臓病です。妊娠してしまったものの、妊娠は勿論、出産には、絶対に心臓が耐えられないだろうと診断されます。だから、授かったばかりの子供を堕胎しなくちゃいけなくなりました。
そして、心臓病の方も、悪化してるため、そのまま入院と言う事に。
また、妊娠後期に入ってる状態で、クモ膜下出血で倒れた患者が運び込まれて来ました。
彼女は夫が居なくて、息子との二人暮らし。
ところが、症状が重く、患者はそのまま脳死状態に。お腹の子供は、当然育てられないので、施設に送る事になりました。
そこで、前述の患者の担当医から、心臓の移植の提案が出されたのです。
幸い、適合し、そく手術。
無事、手術は終わり、移植を受けた患者も、歩けるようになりました。
帝王切開で生まれた赤ちゃんは、女の子。少し体調が悪いので、保育器に入れられましたが、大したことでは無いようです。この子の誕生日が、母親の命日でもあるんです。
ドナーである患者の息子が、静かに一人で母親の死を受け止めていました。
ヘヨンは、一人泣いているその子を、見つめる事しか出来ませんでした。そのあと、ヘヨンは、保育器に入っている‘妹’に会わせてあげましたね。そこで、その息子が言いました。
「おじいちゃんと一緒に住むようになったら、しょっちゅう会いには来られません。先生、妹を宜しくお願いします。」
泣けましたわ・・・
移植を受けた患者は、少しずつ院内を散歩していました。その時、丁度、新生児室から出た赤ちゃんとエレベーターホールで会いました。
そしたら、いきなり、彼女の移植を受けた心臓が乱れ始めたんです。
回復に支障があったわけではなく、担当医からも、異常は無いと診断されます。それでも、自分の気持ちが気になった患者は、また同じ場所に行ってみました。
そして、今度は施設に連れて行かれるところだったあの赤ちゃんと出会うんです。で、また心臓がオカシクなったんです。
引き寄せられるように、その赤ちゃんに寄って行った患者の女性。
「抱かせてください。」
そう言って、その赤ちゃんを腕に抱きました。
結局、その赤ちゃんは、本当の母親の心臓を持った女性に養女として引き取られる事になったのです。
また、子供に恵まれなくて養子をもらったものの、その子が重い病気を患ってしまった夫婦。
最初は、せっかく養子にもらったのに、その子が病気だなんて・・・と、現実を受け入れられず、捨ててしまおうかとも考えたようです。
でも、やっぱり、そんなことは出来ませんでした。それまで、その子のお陰で自分たちがどんなに幸せだったかを思い出したんです。病院に戻って来ました。ちゃんと手術費用を工面して・・・。
イ先生は、アメリカの製薬会社から採用の決定を受けました。その返事を5日後までに・・・という事で、イ先生は迷います。
それを見かねたアン先生達のお陰で、ヘヨンにポロポーズしようと決心がつきました。
で、看護師長とかアン先生たちが素敵なセッティングを病院の屋上に。こっぱずかしくなるくらいの
指輪を持ったイ先生は、ヘヨンを病院のロビーに呼び出しました。
そして、ドキドキしながら待つイ先生のところに、ヘヨンが・・・。
しかし
丁度その時、イ先生の後ろには、ヘヨンの元彼の姿が。
ヘヨンは、事情を知りませんから、イ先生に言いましたよ。
「大事な話があるの。話は今度にして。」
イ先生、がっくり・・・です。見守ってたアン先生たちも、がっくり・・・。
元彼は、離婚したようです。そして、日本に長期出張するとか。ヘヨンが子供を産むと決めたなら、戸籍だけでも入れても良い。父親のいない子供にはしたくないから・・・と言いました。子供の将来の事を考えろ・・・とね。
ただ、強制はしませんでした。
ヘヨンにその気は無さそうです。
タイミングを逸したイ先生は、結局、ヘヨンにプロポーズ出来ず仕舞い。
アメリカ行きを決断しました。
そして、ヘヨンに、それを告げました。
ヘヨンが出した答えは、このまま付き合いを続けて行くと言う事。お互いの仕事を諦める事もせず、気持ちも捨てないで、自然に生きて行こうと言う事ですね。
そして、いつか、イ先生が帰国して、気持ちが変わって無かったら、指輪を受け取る・・・と。
アン先生とヨンミの結婚式が病院のホールで行われました。
この二人のエピソードは、ホントに可愛いし、面白い
その結婚式当日渡米する予定のイ先生は、ヘヨンの手をとって参加しました。堂々と、周囲の皆に公表したんです。
この作品、台詞がとても面白かったです。
ヘヨンの周囲のワン先生、アン先生、ヨンミ、看護師長…等々。彼らの台詞は、ちょっと冷淡に聞こえますが、その底には、優しさがあって、オシャレで、まぎぃ、好きな雰囲気でした。
そして、何と言っても、医師としての姿勢が真面目だったのが良かったです。よくある様な、勢力争いだの、患者とは別次元の問題が無かったのが、私は好きでした。
どの先生も看護師も、皆が患者を助ける事に一生懸命で、実力や経験が足りないところを自覚しながらも、成長しようと頑張る姿勢が見てて気持ちが良かったです。