製パン王 キム・タック OST (Vol.1) [Asia Special Edition] / MV DVD付き | |
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前回の記事は、こちらから。
今回は、ちょいと泣けましたよ。タックが、どういう12年間を過ごしてきたかと思うとね
タックは、母を探して12年間を一人で生きてきたようです。学校にも行かず、定職にもつかず・・・。腕に風車の刺青がある男を探して、国内をくまなく動いたようです。
幼い子が・・・と思ったら、現実の話じゃないのに、泣けてきましたよ。そんな境遇にもよらず、タックが明るくたくましいからかもしれません。
で、今回は、とても有力な情報を得ました。
インチョンのパン屋に居る・・・と。
でも、その時、情報を得たヤクザに暴行を受け、すっごい怪我。でも、どうにかパン屋に辿り着きます。しかし、そのままパン屋の店頭で意識を失ってしまいます。
タックは、パン屋の一人娘ミスン(母と同じ名前なんですね)に発見され、介抱されました。
翌朝目覚めたタックは、そこがパン屋の前だと知り、こっそりとパン屋を見張っていました。すると、確かに、腕に風車の刺青の男が働いていたんですよ。でも、顔までは見えません。
だから、いきなりパン工場に入って行き暴れたもんだから、工場の大将に追い出されてしまうんです。当たり前です。
大将はミスンの父。店の従業員ジングが、タックの探しているその男だと既に気が付いてます。でも、今タックにそれを言うと、やっと出所してきたジングが、また大変な思いをすることになると、庇っていたのです。
余談ですが、この店の従業員は、皆、何か一筋縄じゃいかない経歴を持ってそうです。単に腕が良いというだけで、店の試験にパスしたわけじゃないようです。
でも、タックは、諦めきれません。なにせ、12年ですからね。
そのまま店の前で座り込み。何日も・・・。
彼に声をかけてくれたのは、なんと、12年前、タックが家を出た日、売り飛ばされそうになるところを逃げ出した彼を匿ってくれたハラボジ。
ハラボジは、そこのパン屋の主人でもあり、また、有名なパン職人でもあり、なんと、父イルジュンの師匠でもある人=パルボン先生だったんですよ。で、大将=インモクの義父でもあります。
そして、また、このパン屋にもう一人の人物も。それが、なんと、マジュン。
日本に留学してる筈だったのに、大学も休学して、行方が分からなくなっていたんです。その彼は、このパン屋での修行を望んでいたわけです。
で、ハラボジのお声掛かりのタックと、マジュン=ソ・テジョの二人が試験を受ける事に。マジュンは、父の師匠と言う事で、父とのつながりが分かっては何かと不便だろうと、偽名を使ってるんですね。
試験は、パンを出されて、それを作るための生地がどれなのか、5つの生地の中から選ぶというもの。
マジュン(ややこしいので、名前はマジュンに統一します)は、少しずつ口に入れて味を見たうえで、一つを選択。
タックは、全ての生地の匂いを嗅ぎ、5つ全てが同じ匂いがする・・・と。だから、全てが正解だと言ったのです。
で、パルボン先生が明かした正解は、マジュンが指摘したもの。
でも、タックの答えも間違いじゃない…と言いました。なぜなら、全て同じ材料で出来てる生地で、発酵の度合いが違うだけだからだ・・・とね。
結果、タックもマジュンと同じように、翌日からパン屋で働くことを認められました。
インモクも、従業員達も、納得出来ませんが、師匠の言葉には逆らえません。
タックが言いつけられたのは、小麦粉の大袋の運搬。ただひたすら、運搬するだけ。辛いだけの仕事なのに、タックは言いました。
「楽しい。今まで12年間母を探す事しか考えて生きてこなかったから、こんな風に汗を流して、母のことを忘れて生きる一日があっても良いなと思う。」
この言葉を聞いた時、わたしはじんわりと泣けましたね 聞いてるジングも、言葉を失ったようです。
彼は、タックの母が崖から転落するのを止められず、そのまま行方不明・・・いえ、彼はもう死んだと思ってるようですが、タックの人生を変えてしまったという自責の念に堪えかねていたのです。
だから、目の前でそんな境遇にもかかわらず、明るく笑うタックをみると、苦しかったようですね。ジングは、決して悪い人間じゃないんですよ、絶対に
ところで、マジュンは偽名を使ってでも、パルボン先生に教えを乞おうと思ったのに、12年の時間を超えて、タックとこんなところで会おうとは想像もしてなかったんですね。当然です。
タックが生きて来た状況も少しずつわかり、余計にイラつくみたいです。
でも、決してマジュンだとは名乗りません。
ある日、イルジュンがパルボン先生を訪ねて来ました。
会社の30周年記念パーティの招待状を持ってきたのです。その時、偶然、マジュンがそこに居るのを見ました。マジュンも、父に見つかったことを知りました。
でも、どちらも、他人のフリ。
マジュンは、とにかく、父に認められたい一心なんですね。そして、イルジュンも、そんな息子の心情をよーく理解してるようです。
イルジュンは、12年間、タックを忘れたことはありませんでした。そして、業を煮やして、自分の手で探す・・・と言いました。
ハン室長が、自分に言ってくれれば・・・と言ったのですが、イルジュン、彼をイマイチ信用してないのかも。
「そうすれば、探したか?」
と、疑いのこもった言い方でしたね。
彼がパルボン先生のところに来た時、タックもその場に居たんだよ~っ
ハン室長が、タックの居場所を突き止めて、ならず者達をパン屋に送りこんでたんです。
タックを出せ・・・と、暴れるヤクザたち。
そのいざこざの中で、タックは見ちゃいました。ジングの腕にある風車の刺青を
ジングは、泣いて謝りました。タックは、この日をどんなに待ち焦がれたか・・・と。
母の居場所を問い詰めるタック。でも、ジングは、生きているとは言えませんでした。
この時の、二人のシーンも、結構じ~ん・・・と来ましたよ、まぎぃは。
「明日からどう生きれば良いのか。」
タックも、ジングも同じ問いをしました。
パルボン先生は、タックに言いました。
「パンが焼けるまで待ちなさい。」
でもね、タックは、あれほど好きだったパンは、母の思い出、嫌な人たちの思い出が詰まってるから、今では嫌いだと言うんですよ。
それでも、焼き立てのパンをタックに勧めるパルボン先生。
タックは、母の思い出をかみしめながら、パンを食べました。
マジュンは、ハン室長と会ってました。
そして、きっぱりと言ったんです。
「タックに手を出さないでください。タックの邪魔をしないでください。これからは、俺がやります。」
パルボン先生が、よく言う“運命ならば、また出会う”という言葉、マジュンも感じてますね。
会いたく無かったタックに、こんなところで出会ったわけですから。
そして、もう一人、ユギョン=ユジンさんにも、すれ違いましたから
ここで一つ、突っ込みを。ユジンさんとシユンくん、チュウォンくんって、年齢差がありますよね。ユジンさんは1981年生まれ、シユンくんは1986年、チュウォンくんは1987年らしいし・・・。ちょっと同じフレームに入ると、ユジンさんは、お姉さんって感じがします。これからの恋愛モードは大丈夫かしら
結構展開が早いですね。
ところで、シユンくんの声は、あの少々かすれ気味なのが本来の声なのかしら
ちょっと意外に思ったので・・・。