前回の記事は、こちらから。
狭い狭い世間です。あっという間に、ミニョンとスヒョンが再会しました。
まぁ、同じビルの同じ会社に勤めてるわけですから、いつかは出会う運命だったでしょうが・・・。
と言っても、スヒョンは、まったくミニョンの事を覚えてないので、初対面の挨拶をしてましたが・・・。ただ、胸が苦しくなって、落ち着かなくなるのがスヒョンにとっては不思議でならないんです。
スヒョンの記憶が不完全だと言う事は、彼女自身がテウに話した事から、ミニョンの耳にも入りました。
それが、ミニョンにとっては都合が良かったのかも。初対面の相手だけど、自分の好みや癖、アレルギーとかまで気を使ってくれるミニョンを、嬉しく頼もしく思ってるようですからね、スヒョンは。
看護師の友達に、そんな話をしたら、友達はまさかそれがミニョンだとは思わないので、
「あなたの事を好きなんじゃない?それとも、あなたが好きとか?」
・・・と、新しい恋が訪れたかと素直に喜んでます。
そして、その話は、ソナにも伝えました。ソナは、夫とスヒョンが再会するんじゃないかと、毎日不安に思ってますから、それは吉報でしたね。一気に嬉しそうになりましたからね。
それを、テウはイラつきながら見てます。
また、ミニョンとスヒョンが一緒のところに、よーく出くわすんだわ、テウは。
そして、ミニョンは妻がいるにもかかわらず、スヒョンに何かと親切にしたり、仕事上でもスヒョンと仕事をしたがったり・・・。
企画室の仕事を、第二企画室も手伝ってほしいとミニョンが言ったのです。
「スヒョンさんが良い。」
そう言うミニョン。テウは、不安な気持ちとイラつく気持ちとがあって、ついついスヒョンに厳しく当たってしまうのです。
でも、厳しく言った後、フォローしようと、スヒョンが好きだと言うお寿司を買って届けようとしたら、そこにはミニョンが居たりして・・・。
もやもやした気分のようですね、テウ。
スヒョンとすると、冷たく厳しいテウですが、優しい一面もあると知ったところ。なのに、やっぱり厳しい態度をとるテウ。どうしてもスヒョンは一線を引いてしまいますわな、上司だし。
それに、テウは女性と一緒のところをよ~く見かけてまして。それも、とってもナンパな雰囲気の時を。
だから、イマイチ信用してないみたいですし、勿論、自分に好意を抱き始めてるなんて、スヒョンは全く想像もしてません。
ミニョンは、スヒョンと再会する前に、妻のソナからスヒョンは結婚してアメリカに居ると聞かされてました。
だから、もう気持ちを整理しなくてはと思ったんでしょうね。ソナに、週末旅行に行こうと誘ったりしてましたもんね。ソナはとっても喜んでいたんです。
なのに、その直後、ミニョンは会社でスヒョンと出会ってしまいました。
ソナの嘘が早々にばれたと言うわけです。
当然、ソナへの態度は一変。またも、冷たくなってしまいました。
そして、ソナには、スヒョンと会ったことを話していません。邪魔をされずに、スヒョンと会いたいと思ってるからでしょうね。
ソナは、ミニョン母から夫の助けにならないのなら、離婚を・・・と言われてます。ミニョンと喧嘩が絶えないし、ミニョンの気持ちは元々彼女に無かったわけですから。
それに対して、3年前のスヒョンの件を持ちだして、ミニョンに話されたくなかったら・・・とソナは義母を脅しました。
でも、ミニョン母は、
「私に一番大事なのは、孫でも無いし、嫁でもない。息子だけ。事実がばれたとしても、私たちの縁は切れないけど、あなたはミニョンから完全に身放されるわね。」
・・・と、一蹴。
ソナ、絶望的な気分ですわ。それでもミニョンに縋りつく気持ちが私には分からないわぁ・・・
そんな時、ソナにスヒョンから電話がかかって来ました。夜中に・・・。
「思い出した」
その言葉で、慌てて駆けつけるソナ。
全部思い出したのかと思ったら、まだ断片的。
プロポーズされた、ぬいぐるみを貰った…等々。恋人がいたと言うのは事実なんだと思いだしたんですね。
同僚から
「何度も電話がかかってきてたし、一度、相手の母親が押し掛けて来てひっぱたいた。」
と聞いたし、ミニョンの言葉や行動で、何か同じ様な記憶があった・・・と頭をよぎる事が多くなっていたのです。
それで、恋人の事を家族や友達に聞いても、話してくれないから・・・。だから、ソナだったら話してくれると思って・・・とね。
ソナは、心を決めたような感じです。
「そうよ。恋人がいたわ。」
そう話し始め、
「聞かない方が、思いださない方が良い事もあるけど・・・。」
と、言いました。
展開早いです。