韓流時代劇の真実 (TJMOOK) | |
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そりゃぁ、スンニャン、すぐには信じられませんよね。あんな崖から落ちたんですもん。
死んだと思ってもしょうがない。
でも、足の星型の3つのほくろ・・・と聞いたら、信じざるをえません。
必死に、マハの元に急ぎました。
寺に着いた時、既にビョンスたちは押し入ってて。マハ一人逃げ出したところだったんです。
駆けて行った先に、スンニャン。そして、後ろからはビョンス。
ビョンスは、タンギセ将軍から命令されて・・・と言うし、スンニャンは、必死になって手招きするし、マハはどっちに行けばよいのか分かりません。
でも、やっぱりタンギセ将軍と言う言葉を信用してしまって、ビョンスの方に行きかけた時、トクマンが叫びました。
「そっちは賊です。貴妃様の方に」
それで、マハはスンニャンの方に向きを変えたんだけど、そしたらビョンスが矢をーっ
矢はマハの背中に当たり、マハは倒れ込みました。
目の前で我が子が・・・とスンニャンは悲鳴を上げました。
毒矢だったんですが、幸い、命は取り留めました。
スンニャンの脳裏にマハを産んだ時、そして失った時の記憶が甦りました。
死んだと思っていたマハが生きていた。我が子だとは知らず、抱きしめて上げることは勿論、冷たく対して来た・・・。全てが後悔でした。
ところが、今回も高麗人の仕業だと噂が立ったんです。その場にスンニャンが居た事も証拠の一つとされてしまいました。
皇太后は、タファンに即刻報告しました。
周囲が皆スンニャンを犯人だと思う中、タファンは信じられませんでした。
自分では無いとスンニャンは、真犯人を大殿で明かして見せると言いました。
実は、スンニャンは、トクマンから指輪を受け取っていたんです。ビョンスが逃げる時、落として行ったモノでした。それは、ヨンファが皇后から盗んで来たモノでした。ヨンファの形見としてビョンスが持っていたんです。
その指輪を、大殿で皆に示しました。
すぐに皇后のモノだとタファンは、確認。
でも、皇后はスンニャンが盗んだ・・・と言い張ります。
「指輪を拾ったのは、トンマンです。」
トンマンは、刺客が落して行ったと証言。また、刺客がビョンスだったとも証言。
ビョンスの手からマハを救ったのが、スンニャンだった・・・と言いました。
それでも、皇后は、高麗人の仕業で、全てスンニャンの指示だと言いました。でもね、タファンには分かってました。
親の敵であるビョンスとスンニャンが手を組む筈が無いってことを。
その事実を知らない皇后は、墓穴を掘りましたね。
おまけに、ビョンスなんて知らないと言っていたのですが、ソ尚宮が、二人は会っていたと証言したのです。ソ尚宮は、マハに対する忠誠心が人一倍深いんで、マハの命を狙うため会ったと分かったら、もう皇后を庇う気にはなりませんでした。
もう、ぺガンも助ける事は出来ませんでした。
皇后は引っ立てられて行きました。
結局、皇后は廃位され、へき地に送られ、軟禁状態になったのです。
ってことは、メバク商団の頭領じゃなかったってことですよね?・・・あいやぁ、読み違えましたよ。やっぱり、コルタ?
そして、その場でスンニャンがとうとうマハはタナシルリの実子では無い事を明らかにしました。
タナシルリがマハを手に入れた後、放火して尼僧たちを殺した寺の尼僧のうち、まだ生きていて事情を知るモノがいたんです。
その証言で、全てが暴かれました。皇太后は倒れてしまいましたよ。
これで持ち駒を失ってしまったことになりますからね。そりゃぁ、ショックでしょうよ。
マハは、即、王宮から出される事になりました。
スンニャンは、泣きじゃくるマハに、強い口調で言うんです。
「そなたはタナシルリの実子ではない。」
では、実の父は?母は?・・・と聞かれ、スンニャンは必死で耐えました。
「しっかりするのだ。誰もどこのだれもお前を守ってはくれぬ。だから強くなるのだ。だれにも期待するな。生きるためだ。私の言葉を肝に銘じなさい。」
そう言って部屋を出たスンニャン。外で、泣きました。
ワン・ユは回復しつつありました。ヨンビスの世話のおかげです。
あと少しで高麗領というところで、タンギセ達に追い付かれるのです。
でもね、ヨンビスが命をかけて守ってくれました。
そして、ワン・ユの腕の中で息絶えたのです。結局、ワン・ユに想いを告げる事は出来ませんでした。
マハが王宮を出る日が来ました。
育ててくれた皇太后に最後の挨拶を・・・と行ったのに、皇太后は会う事もしませんでした。
タファンは、最後に優しい言葉をかけました。
「お前に罪は無い。全て私の所為だ。」
スンニャンは、表向きマハを見捨てた態度をとりましたが、裏ではちゃんと行く末上手く行くよう取り計らっていました。
ソ尚宮をつけてやり、体調が回復したら、高麗で暮らすよう指示しました。口では、目につかない遠くにやる・・・と言いながら、本当は父の国である高麗ならば、事情を知る者たちが助けてくれるだろと思ったんでしょうね。
その措置を知ったパン・シヌはほっとしました。
そして、それを仲間たちに報告。
ところが、その話をワン・ユが聞いちゃった。
とうとうワン・ユもマハが息子だと知っちゃった
王宮では、アユが皇太子となりました。
満足げなスンニャン。
でも、皇太后とぺガンたちは苦々しい表情です。
ぺガンは、何やら策がありそうです。スンニャンを倒すための・・・。