ヒーラー OST (KBS TVドラマ)(韓国盤) | |
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記者会見場には、勿論カメラがたくさんあって、いつ写り込むか分かりません。闇の便利屋ヒーラーにとっては危険過ぎます。
それを、ミンジャは指摘し、ジョンフに会見場に行くのを止めるよう言いました。
ヨンシンの周囲を刑事が張ってるということも気づいてますしね。刑事がどういう目的でヨンシンを張っているのか、その指示を出したのがユン班長だと言う事から、余計に危険が迫ってると思えるのです。
でも、ジョンフは拒否しました、依頼があったから・・・と。
「私を通さないで誰から依頼が?」
と、ミンジャ。
「俺自身に“傍にいろ”と。」
ミンジャ、黙るしかありませんでした。
そのユン班長は、ヨンシンの周囲の人物から当たっていました。
中には、勿論ジョンフの履歴書もあります。危ないよ~っ
キム議員の記者会見が始まりました。
台本通りに質問がなされ、キム議員は台本通りの答えをしました。
意を決してヨンシンが一歩前に踏み出し、尋ねました。
「チュ・ヨンヒさんをご存じですね。」
一瞬強張ったキム議員。でも、関係者は、次の質問記者にマイクを渡し、ヨンシンの質問を無視。
“靴でも投げて関心を引かなきゃいけない”
と、以前ムンホから教わったのを思い出したヨンシン。来ていたコートを脱ぎました。
下には、婚約式に出席すると見せかけるための真っ赤なドレスを着ていました。
美しい女性の記者と言う事で、一斉に他社のカメラもヨンシンを捉えました。
ヨンシンは、つかつかと前に進みました。そして、質問を続けたのです。
「ジェグク建設のファン社長の紹介ですよね?見返りに何を?」
「2011年にジェグク建設に下水道事業を認可しましたね。その直後にマンションを購入し、そこでチュ・ヨンヒさんと密会した。」
会見は大騒動に。
これを引き継いで、スタジオからムンホが性接待の事件を取り上げる放送をしたのです。
ヨンヒのインタビュー映像も流しました。
ムンシクも、ジュンビンと共にこの会見のTV中継を見ていました。
ムンシクが、自分が収める・・・と言いかけましたが、それを最後まで言わせず、何かをオ秘書に指示しました。
ウェブ新聞社がムンホオーナーになって初めて扱った事件報道。
権力になびかず、自分たちの力で取材し、自分たちで報道した・・・。
この達成感と、ムンホの指導力に社員一同が感動していました。
ヨンシンも同じです。嬉しそうにムンホと電話するヨンシンを、ジョンフは寂しそうに見ていました。
帰り道、ジョンフは刑事がついて来てるのを見て、上手くまきましてね。
ヨンシンをアジトの一つに案内したのです。まさか、正体ばらしちゃうの・・・と思ったけど、違いました。
多分、ムンホに対するちょっとした嫉妬?
そして、告白しました。意外にあっさりと。勿論、後輩パク・ボンスとして・・・。
「あの人は、まだ来てない?」
「俺じゃ、だめ?待っても来ない人より、傍に居る俺はどう?」
「先輩が望むなら、先輩好みの男になる。こうやってずっと先輩の傍で。」
それって、告白?うん。
本気?うん。
一瞬の間も無く、ヨンシンは断りました。
「今は無理よ。ここに席が無いの。」
胸を押さえながら言いました。
そうか・・・。
これで“パク・ボンス”としての告白は見事粉砕です。
“ヒーラー”としての余裕
ファン社長が自殺体で発見されました。
ジュンビンの指示は、これだったんですね。
コ・ソンチョル殺しも自白した遺書が残されてて、あまりにも証拠が揃い過ぎてるのを、ユン班長は怪しみましたが、結局、全ての罪をファン社長が被った状況で、事件は収束しました。
ヒーラーの容疑も晴れた事には成ります、表向きは。
でも、ユン班長は、疑いを捨ててはいません。
ジョンフの前に師匠ヨンジェが現れました。
ヨンジェは、荒れて少年院に入っていたジョンフを、引き取ってヒーラーに仕立てたのです。
少年院に入ってる間に、保護者である祖母も亡くなっていましたしね。
そして、ジョンフが成人した日。誕生日に、突然去って行ったのです。ジョンフを残して。
ジョンフが唯一信頼した人だったんでしょうね。なのに、やっぱり自分を捨てた・・・。
それが、傷となっていたようです。
ジョンフが例の写真の事で聞きたい事があるとミンジャから聞き、戻って来たみたいですね。
「父さんはなぜ自殺を?」
ヨンジェは、驚きました。ずっと隠して来た事でしたから。
でもね、世間は親切めかしてこういう残酷な事実をジョンフに付きつけていたのです。学校の先生が、別の先生に引き継ぎ事項の様に話してましたもんね。
母親にも聞けなかったようです。
これまで考えずに生きて来たジョンフだけど、ミョンヒベッドの傍に同じ写真を見つけ、ミョンヒの夫であるムンシクが自分に殺人の罪をなすりつけようとした事もあって、気になり始めたのです。
知ったら、生きて行く理由が見つかりそうで・・・とジョンフ。
「俺は生きる理由が無い。だから怖い。ある日、突然父さんのように“やってられない”とか“もうやめよう”と思いそうで怖いんだ。」
ヨンジェは言いました。
「お前の父親は記者だった。ある時、お金に目がくらみ人を殺したそうだ・・・。」
記録上はそうだ。俺は腑に落ちない・・・。信じて無い。
でも、ヨンジェの言葉はジョンフの耳には入りませんでした。
父親は殺人犯、自分は泥棒・・・。絶望的な気分です。
知りたく無かった、何故話したいつも俺の頼みを聞かないのに・・・と怒るジョンフ。
良く聞け・・・とヨンジェは冷静に言いました。
「お前には分からなくても、俺には分かる。お前の父さんは人を殺すような人間じゃない。だから、自分の手で調べてみろ。誰が父さんを殺したのか。」
ジョンフは、写真を写した人物ムンホの元に行きました。
そして、彼が持っていた“ヒーラー”という冊子と、録音テープを発見したのです。
その頃、ヨンシンはヒーラーに連絡を取ろうとしていました。
あなたに会いたい・・・と。